朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

ビュット・オ・カイユ

2009-09-16 | 外国の風物
この日はアルゼンチンから大西洋を南半球から斜めに横断して、スペイン・マドリードで乗り継いで、パリまで15時間くらいかけて到着した一日でした。時間も時差で5時間ぶん早くなっています。
 空腹なのかどうか、よく分からないけれど、おいしそうなものを見るとつい買い食いしてしまいました。

パンやサンドイッチの店です。「Paul」 日本にもあるそうです。



 店内で食べるか(シュール・プラス)か、お持ち帰り(アンポルテ)かで、2割くらい価格が違います。店内で食べるときは、席に着いてからウェイトレスに注文してくれと言われたのですが、混んでいたことと欲しい品物の名前が即座には読めない・覚えられないので、指差し注文で済む「お持ち帰り」にしました。



 半分食べたところで撮った写真です。ショッピングモールの外周部に出て、低い石の壁に腰掛けて食べました。店員や社員の喫煙者たちも、そのあたりに出てきてタバコを吸っていました。昔から喫煙者の多いさすがのフランスでも最近はオフィスでは禁煙なんでしょうか。


夕食は、さて、どこのレストランにしましょう。

 ホテルのある地域、ビュット・オ・カイユ、なにやら面白そうなので、この街を歩いて探すことにしました。ビュットというのは丘という意味なのでしょうか、至るところが坂道です。※

 何軒か外から眺め、また、入り口に掲示してあるカルテ(飲食種類と価格を記載したカード。「メニュー」というと定食(発音はムニュ)、あるいはコース料理の意味になります)を仔細に読みながら散策しました。



 このレストランのカルテを見ていたら、店内から店のオジサンが出てきました。 「こんばんは、どうですか入りませんか?」と。
 そこで、「何がこちらの得意料理ですか」と聞いたところ、「ギリシャとフレンチですよ」

 フランスのレストラン店員はほとんど呼び込みなどしないものだと思っていましたが(ウエイターの職務はテーブルサービスだけであり、呼び込みではないとの意識か)、まあ熱心に勧めるし、すでに数人の客も入っているので我々も入店しました。

 通例どうりに、前菜とメインを注文。(それが常識)(それでデザート選択はメインを食べてから注文)
 ギリシャ・サラダとブルゴーニュ風牛肉です。
 飲み物は、カラフで赤ワイン。水は、水道水をカラフに入れて無料で持ってきました。高級店では、ミネラルウォータを注文しますが、価格はビールと同じか銘柄によってはビールより高い。





 この一人で二皿の料理は、完全に分量がオーバーでした。半分食べて、ギブアップ。
 美味しかったのですが、時差ぼけの胃袋にはムリ。訳をいって引き上げてもらいました。
 ですが、それらの皿を下げたあと、店員がデザートを選ぶためのカルテを持ってきました。とりあえず、形式的に眺めていたら、「クレームビュルレ」があったので、つい注文してしまいました。



 カスタードプリンを、鉄の小鍋に入れてオーブンで焼いたようなもの。(作り方、ちがうかな?)

 満足、満足。

※ 「Butte aux Cailes」(意味は「うずらの丘」)
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