朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

2010-06-13 | 京都の文化(夏)
蛍が飛ぶ頃になりました。(2010年6月10日撮影)

 よく歩く散歩道でもある北白川疎水分線には蛍が生息しています。住民の保護活動で、自然が少しずつ回復してきているのでしょう。



 銀閣寺道から今出川通りに沿って、京大グランドに至るあたり、桜の木々が茂って暗い場所があります。

 蒸し暑い夜8時頃、二三の蛍がふわーと光って水辺から湧き上がってきました。

 今のデジタルカメラは、露出、シャッター速度、焦点合わせなど自動化されています。それらを手動に切り替えたつもりでも、全く写真にならない(真っ暗とか、手振れでボケボケになるとか)と「カメラ」が勝手に判断すると、ボタンを何度押してもシャッターが落ちません。



 星座を撮影したりする方法はあるはずですが、事前に詳しくマニュアルを調べていかなかったし、現場は暗いのでダイヤルの記号も良く見えません。しょうがなく、テキトーに操作して、無理に写しました。

 例えば、夜景モードにして遠くの街灯のターゲットにして「シャッターボタンを半押し」し、自動で焦点と露出をセットしてから、水面を狙うなど。20枚くらい闇雲に撮ってみました。こんな「無駄」なことを平気にできるのは、デジタルのいいところです、後で消せばいいだけだから。



 これは、かなり長時間(10秒とか)露光したものです。



 1時間くらい見物しました。二度だけ、十匹ぐらいが集団で水面から立ち登ってきて、光の竜巻のように舞うきれいな光景を見ることができました。

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2 コメント

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スカーフの柄にしては? (Gorilla)
2010-06-14 14:39:48
何だか努力賞を差し上げたいようなホタルの飛跡が映し出されていて、説明を受けないと何の写真かわからないところがいいですね。ピンボケの効果が、ホタルと景色のコラボレーションとでもいうような不思議な模様を作り出していて、この画像をもう少し明るくすると、きれいなスカーフの柄になるのではないかと思いました。 
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へたな鉄砲、 (geneve)
2010-06-15 15:57:29
拍手ありがとうございます。ともかく、沢山、無理にでも写せば、蛍が飛びさえすれば何か写ります。いよいよ梅雨入り。身体的には雨、湿度は不快ではありますが、これも日本の風土の原点ですから。雨を楽しみましょう。
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