朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

四国旅行7(38番札所金剛福寺、足摺岬)

2015-05-14 | 国内各地の風物
中村から田舎道を1時間少し走り、足摺岬に行きました。岬には、四国霊場38番札所 足摺山金剛福寺があります。



いまでこそ快適な自動車道路ができていますが、弘法大師の頃、こんな岩山で険しい岬の突端によくお寺を作ったものです。



なぜか、境内には大きな奇岩が多数奉納されています。



お遍路さんが続々と参詣におとずれて賑やかでした。団体のお遍路さんは大型バスで移動していくので、かなり簡便ですね。



やはりこの地の名物は、くじらと鰹。



岬の突端に向かう公園に「中浜万次郎」(ジョン万)の銅像がデンと構えていて太平洋を睨んでいました。



土佐の偉人たちの銅像一覧表が看板になっています。さすがに偉人の国ですね。



白い灯台が海の安全を守っています。現代では、光源の信頼性が向上し故障することはほとんどなくなりました。定期点検で事前に故障を防ぎますし、予備の光源や電源も備えているでしょう。陸地にあれば維持作業用の自動車道路が開通しています。

いまから50年位前までは「灯台守」という仕事があって、灯台に近くに家族で住みこんで故障修理に備えていました。そんな業務の悲哀と喜びをあらわした歌が流行しました。「喜びも悲しみも幾歳月」や「灯台守」です。

灯台のそばを通り抜けて、



椿の林を抜けて海岸まで急な階段を降りていきました。



これが白山洞門。花崗岩でできた岬の突端の岩石を海の波が侵食してできた洞門です。

こうした自然の珍しい地形は「白山神社」として信仰されていました。

この後、中村に戻り四万十川のそばのペンションに泊まって、四万十で採れる魚、ゴリなどを楽しみました。


コメント
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