朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

鹿児島

2012-09-09 | 国内各地の風物
鹿児島に夕刻到着しました。城山観光ホテルに宿泊します。桜島と市内を見下ろす絶好の場所にありますから。



部屋に荷物をおいてさっそく、城山展望台へ。



桜島の上半分には雲がかかっていますが、やはりこの景色が鹿児島でしょう。

西郷隆盛も最後の時間をこの城山で過ごして覚悟の戦死をしました。

江戸時代の最後から明治維新にかけて、薩摩藩の島津公三代の活躍も興味ある日本の歴史です。この城山の周辺にはそんな記念碑が多く残されています。

山を遊歩道に沿って下っていくと、「天文館」という繁華街があります。



島津公は当時日本よりも圧倒的に進んでいた外国の科学技術を取り入れることに、江戸幕府よりも大いに先進的でした。徳川の定めた国禁を犯して若い藩士たちを欧州に留学させたのです。

その内の一つが天文学。帰国した藩士たちが活動したのが天文館という天体観測や暦の研究施設でした。その後、この一帯は商業施設や飲食業が発展したのです。

この日の夕食もホテルでは取らないので、このあたりでよさそうな店を探しました。小ぶりの店で落ち着いた雰囲気の薩摩料理店、といっても外観からしか想像できませんが。



とある一軒に入店。さすがに焼酎の酒類が豊富でした。黒板と紙のメニューを見ながら、そして大将のおすすめを聞いて幾つか注文。



突き出し。なんとかという小魚と大根の煮物、ナスの煮こごり(だったと思う)、美味い。



刺身を見繕いで。刺身醤油には二種類がきました。地元のはかなり甘い、右は関東風でつまりキッコーマン。



きびなごの塩焼き。この魚はやはり鹿児島でしょう。



さつまあげ。ほかほかとソフトで実にうまい。

このへんで、打ち止めのつもりでしたが、大将と話をしていて、「へちま」を鹿児島では食べると聞いて、つい追加。



黒豚とへちまの味噌炒めです。ヘチマは、繊維も癖もなくて若いかぼちゃといった感覚で汁気が多かった。これも、おすすめです。

薩摩焼酎を頂いて、地元の料理を十分に堪能しました。
 (薩摩酒肴屋 蘇麻(そま)HANARE)

コメント
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