「前回」の続き。
特に引っ張ろうというつもりはないので、いつものように筆の向くままに。
大学時代にさんざつるんで遊び、たまにはくそ真面目なことも語りあったりした。
しかし、N美の歴代彼氏を全て知っており、俺の方も全て知られている。そして本人には言えないこともお互いに言ったりして。
教会の懺悔とは違うが、自分のいい面よりむしろダメな面をさらけだせる相手がどこかにいるというのは
お金を出しても買えない貴重なことだ。
大学を卒業するとさすがにそうしょっしゅう会えなくなる。
卒業して約1年後くらいに、ここでは絶対に書けない俺の人生最大の痛恨事が起こった。それまでもそれ以降も極めて低レベルの人生を送っている俺ではあっても。そのときに迷惑・損害をこうむった人たちのあまりの多さ・損失の大きさを思うと今でも眩暈がする。
そしてこれについては関係者以外で知っているのはそのN美だけ。他の誰にも話せなかったから。
しかし、そうこうしてる内に俺の人生も普通の方たちに少しだけ近づいてはいった。そしてN美との交友もまた復活していった。
一つ面白かったのは、
N美企画のカラオケ飲み会がなぜか麹町であった。しかし他に誰が来るのか教えてくれない。俺が遅刻しないわけがなく、もちろん遅刻していったら、
なーーーんか雰囲気が変。
初めて会った男性はなんか俺をにらんでる。
そういう場の雰囲気を猛スピードで察知するのは得意技なので、自分が何者かどういう立場かを極めてあいまいにして、場の雰囲気に乗っかっておいた。
で、
なんか歌った。
すると、
そのニラミ君が
「あーーー こんなに歌が上手い人には勝てません。彼女はあなたに譲ります」
ん?
il||li _| ̄|○ il||li
わかった。おまえ、俺がN美の彼氏だと勘違いしたんだな。
後で話を聞いたら、ニラミ君はN美に言い寄っていたんだが、N美がそれをなかなか振り切れない。彼氏がいるって言ったら、「じゃあ会わせて」となって → カラオケ
しかし、彼氏はその場にもいたわけで、なぜその本物が彼氏だと言わなかったのか。
さらには、なぜニラミは俺のビジュアルを見て、負けました!と思わなかったのか。という疑問が残ったが、まあいい。面白かったから。
それからまた時は流れ、
俺自身が異常なほど忙しい約1年を迎えることになった。どのくらいかと言えば、飲み会に行けない、親友の結婚式すら行けないってぐらい。
朝から晩まで外にいて、
で帰宅すると、「○○君から電話アリ。電話して欲しいとのこと」のメモ。
直前までボロアパートに一人暮らししていたんだが、そのときはたまたま実家にいた。そして親の雰囲気がなんとなく変だった。
なにかと思ってかけると、
「もう知ってるよな?」
「あ?何を?たぶん知らないぞ。ずっと出てたから」
「そっか・・・実はN美の乗っていた飛行機が落ちた」
「え?え?」
「実は知り合いの操縦する小型機が落ちたんだ。もうニュースでもやってる」
「・・・・・・」
「これから現場まで行くんだけど、おまえも来れるか?」
「ああ」
「これからだと深夜になるので、俺の車一台で行こう。待ち合わせはあそこで。Mちゃんも一緒に来る」
「わかった。今からすぐに出る」
電話をかけて来たのはN美の彼氏。俺とも長い付き合い。
電話で動揺もしないで淡々と俺に説明していた。
電話を切ると、親が
「実は、今日ずっとラジオでもニュースでやっていて、N美さんの名前も出ていて、もしかしたらって思ったんだけど・・・まさか・・・」
「どうもそのまさからしい」
「・・・・・・」
「現場がどこだかさっぱり分からないんだけど、これから行ってくるから。で、ホテルも確保してくれてるそうだから、誰かから連絡あったらそこに電話してくれるように言っておいてくれ」
10年以上前の話。メールもなければ携帯もない。
今回話しを全て終える予定だったんだが、まだまだ先が長いのでここで一旦区切らせてもらう。
続きが読みたかったら、下のランキングをクリックしてくれ!などと野暮なことは言わない(苦笑)
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特に引っ張ろうというつもりはないので、いつものように筆の向くままに。
大学時代にさんざつるんで遊び、たまにはくそ真面目なことも語りあったりした。
しかし、N美の歴代彼氏を全て知っており、俺の方も全て知られている。そして本人には言えないこともお互いに言ったりして。
教会の懺悔とは違うが、自分のいい面よりむしろダメな面をさらけだせる相手がどこかにいるというのは
お金を出しても買えない貴重なことだ。
大学を卒業するとさすがにそうしょっしゅう会えなくなる。
卒業して約1年後くらいに、ここでは絶対に書けない俺の人生最大の痛恨事が起こった。それまでもそれ以降も極めて低レベルの人生を送っている俺ではあっても。そのときに迷惑・損害をこうむった人たちのあまりの多さ・損失の大きさを思うと今でも眩暈がする。
そしてこれについては関係者以外で知っているのはそのN美だけ。他の誰にも話せなかったから。
しかし、そうこうしてる内に俺の人生も普通の方たちに少しだけ近づいてはいった。そしてN美との交友もまた復活していった。
一つ面白かったのは、
N美企画のカラオケ飲み会がなぜか麹町であった。しかし他に誰が来るのか教えてくれない。俺が遅刻しないわけがなく、もちろん遅刻していったら、
なーーーんか雰囲気が変。
初めて会った男性はなんか俺をにらんでる。
そういう場の雰囲気を猛スピードで察知するのは得意技なので、自分が何者かどういう立場かを極めてあいまいにして、場の雰囲気に乗っかっておいた。
で、
なんか歌った。
すると、
そのニラミ君が
「あーーー こんなに歌が上手い人には勝てません。彼女はあなたに譲ります」
ん?
il||li _| ̄|○ il||li
わかった。おまえ、俺がN美の彼氏だと勘違いしたんだな。
後で話を聞いたら、ニラミ君はN美に言い寄っていたんだが、N美がそれをなかなか振り切れない。彼氏がいるって言ったら、「じゃあ会わせて」となって → カラオケ
しかし、彼氏はその場にもいたわけで、なぜその本物が彼氏だと言わなかったのか。
さらには、なぜニラミは俺のビジュアルを見て、負けました!と思わなかったのか。という疑問が残ったが、まあいい。面白かったから。
それからまた時は流れ、
俺自身が異常なほど忙しい約1年を迎えることになった。どのくらいかと言えば、飲み会に行けない、親友の結婚式すら行けないってぐらい。
朝から晩まで外にいて、
で帰宅すると、「○○君から電話アリ。電話して欲しいとのこと」のメモ。
直前までボロアパートに一人暮らししていたんだが、そのときはたまたま実家にいた。そして親の雰囲気がなんとなく変だった。
なにかと思ってかけると、
「もう知ってるよな?」
「あ?何を?たぶん知らないぞ。ずっと出てたから」
「そっか・・・実はN美の乗っていた飛行機が落ちた」
「え?え?」
「実は知り合いの操縦する小型機が落ちたんだ。もうニュースでもやってる」
「・・・・・・」
「これから現場まで行くんだけど、おまえも来れるか?」
「ああ」
「これからだと深夜になるので、俺の車一台で行こう。待ち合わせはあそこで。Mちゃんも一緒に来る」
「わかった。今からすぐに出る」
電話をかけて来たのはN美の彼氏。俺とも長い付き合い。
電話で動揺もしないで淡々と俺に説明していた。
電話を切ると、親が
「実は、今日ずっとラジオでもニュースでやっていて、N美さんの名前も出ていて、もしかしたらって思ったんだけど・・・まさか・・・」
「どうもそのまさからしい」
「・・・・・・」
「現場がどこだかさっぱり分からないんだけど、これから行ってくるから。で、ホテルも確保してくれてるそうだから、誰かから連絡あったらそこに電話してくれるように言っておいてくれ」
10年以上前の話。メールもなければ携帯もない。
今回話しを全て終える予定だったんだが、まだまだ先が長いのでここで一旦区切らせてもらう。
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お仕事の箸休めてきな感じでふるたんのところきてしまったら、、、!
なんと衝撃的な終わり方
ちと目頭あつくなりかけで終わられてしまったけど、、、
きらりんも仲の良かった男の子が過労で倒れて、、、ってのがあります。
会社でのお引越しの際机を片付けていたら彼の写真が出てきたの
ケータイを何回機種変してもメモリが消せない。。。
続きまってます。
もうココロが痛いよ。
でも、続きがUPされれば、必ず読む。
たった10年かそこいらですよね
随分昔のような気がします
こんなことって、あるんですよねぇ
ケータイない時代、
ちゃんと連絡取れてたはずなのに
「あの頃どうやって連絡とってたんだろう」って思いますねー。
きらりんにもそんなことがあったんだ。
たいていの場合原稿が先にあって、
それが長いから3つに分けるなんてことをしてるんだけど、
今回は全く先のを書かないでおくという異例の方式を取ったので、
結果として連載になってしまった。
★かえるさん、
とことん落ち込むのもまたよし。
そこから浮かび上がるもよし。
ま、泣きたいときは俺の胸に飛び込んで来い!(笑)
★ユウマさん、
今身の回りにあって当然な物も、
なかった時代を思い出すと、「なんでなくてやってけたんだ?」
と思うこと多いですね。
PC、車、飛行機、クーラー、ガールフレンド(笑)
★まちゃこさん、
あと一回続きます。よろしくお付き合いのほどを。
私事で言えば、
家の留守電にメッセージを録音して、それを聞くための暗証番号を相手に教えておく
なんて方式を取ったことを思い出しました。
あとは、やはり伝書鳩ですよね~