頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

父島旅行記その5(島の夜は更ける)

2006-03-28 | 『父島旅行記』

で、6時にシートピアに戻り、夕食。ここはとにかく飯が旨いので評判だとのことで、Yちゃんオススメだった(というよりYちゃんアドバイスに全て従っていた)結論は

飯、うまかったぞお

尾長鯛の刺身とか、かじきのソテーとか盛りだくさん。全てたいらげた。完食してしかも宿で一番先に食い終わるのが俺たちだったのは、やはり戦時中の粗食生活が身にしみているのだろう。部屋ではなく食堂で食べることを言い忘れてた。いつも思うんだが、お代わりするときに、「どのくらいにしますか?」と聞かれるが困る。「ええっと、前回と同じくらいで」マッチ「じゃあ大盛りで!」

テーブルの隣の席にうら若き乙女二人。話してみると、大学4年生で、もうすぐ卒業とのこと。髪の毛がさらさらじゃなくていつもバサバサでなかなかかわいかった。明日以降どうするのか聞いてみたら、

 

なんも決まってない

 

と豪快な発言。

この瞬間から、この二人を

いきあたりばったりガールズ

と勝手に銘々。島内でしょっちゅう遭遇するので、見かけると「あ、いきあたりばったりガールズだ!」と言うと、たぶん笑ってくれてた。(ひきつっていたという証言もあるが、キュートな俺の笑顔にひきつる理由のかけらも見つけられない)

しかし、こいつらあなどりがたし!なぜなら、父島はもう4回目で、毎年来ているんだってさ。だから、前もってプランなど立てなくてもいいのだ。それまでの3回は4人で来ていたそうな。今時の女子大生が25時間も船に揺られてやって来るとは、ちょっとびっくりこきまろ。おじさん、見直したわ。

鬼が

「このハゲが話しかけて怖かったでしょう?かわいい子見かけるとすぐ声かけるのよお。ごめんねえ」

と失礼発言ぶっこきアゲイン

歌ってやったぜ!

   んのーちいさなーできごころがー♪

ひとつ屋根の下数日だけ暮らす者として、いらぬ誤解を招いてはならぬと、ちぃにいちゃんは言ったさ。

船内では男子大学生と話したっつうの。お前がその場にいなかっただけだっつうの。おやじともおばちゃんとも話したっつうの。と言い訳のオンパレード。話しかけるとは限らず、かけられることもあるし。しかしなんで旅先にまで来てこの体たらくなのだ?まあいい先に進もう。というよりほとんど旅と関係ない話ばかりだった。このいき&ばったりには毎朝・毎夕食同席することになる。それ以外のお客とは全く口をきかなかった。

夕餉の後はYちゃんと飲みに行く約束。するとTちゃんも参戦して、またよもやま話。離党じゃなくて離島というのはたいてい飛ばされて来るものかと思っていたが、希望して来たというのにはサプライズドゥだった。Yちゃんと鬼の3人で車で回っているときはYちゃんはちょっとおとなし目だったが、Tちゃんが一緒だとプチ炸裂して面白かった。でかい猫をかぶっていたのだな。Tちゃんはやや無口。寡黙な男っていうのはああいう人をいうのか?見習わないといけんとちょっとだけ思った。Yちゃんいわくは、鬼と俺を見ていると面白いらしい。俺がボケ担当で鬼がツッコミ担当だと言ってた。また、鬼が現実派だとも。その点に関しては大いに観察・検証・破壊の余地がないこともないが、Yちゃんがボケ、Tちゃんがツッコミを担当しているのを見ると、同じ穴のムッジーナだな。(ヤンキースにムッシーナってピッチャーいたけど、まだいるのかな?変な投げ方してたな)

あれ?他に何の話したのかほとんど覚えてないぞお!酔っ払ったのかあ?

だ・め・な・ひ・と

とは誰も言ってはくれなかったが。

そうそう、その店から帰ろうとしたら、シートピアのマッチ棒といき&ばったりが同じ店にいた。狭い世界だ。 マッチのことをほんのちょっとだけ羨ましく思ったなんてことはない。

島の夜は早い。スーパーなどのお店も7時前には閉まってるし、夜は飲食店の一部が開いてるだけだ。

しかし、翌日の朝食が7時なので、早めに就寝。 鬼は電気消した2秒後には寝ていた。うらやましいぞ。

明日は念願のホエールウオッチングだ!

 

特に大洋ホエールズのファンではなかったが、

まさかとは思うが平松とか屋敷とか田代とかシピンとかがまさか見られるんじゃないよな?

見たくないよ。だって、

仙人は大の広島カープファンだから。

 

 

今日の教訓

広島カープファンだからと言って鯉が海にいるはずないことをきちんと認識しよう


コメント    この記事についてブログを書く
« 父島旅行記その4(島めぐり) | トップ | 都立水商! »

コメントを投稿