わたしは仕事に疲れた。死のう。そう思い、北へと向かった。田舎の民宿でひっそりと死のう。そして薬をたっぷり呑んだはずなのに、死んではいなかった。わたしと、客が全く来ない民宿のお兄さん(田村さん) わたしが田舎で暮らしながら、取り戻す再生の物語…
久しぶりの瀬尾まいこ。笑える箇所がそこかしこにあり、しかも結構考えさせる笑いが多い。基本的には田村さんとわたしの考えのずれによるものなんだけれど、都会に暮らした者の「汚れた?」考えと田舎に暮らす者の「正論?」とのずれが何ともただ笑わせるだけじゃなくて、ハッとさせられることが多い。
癒しの物語に笑いと哲学を絶妙にブレンドした飲み物のようだ。
こういう言い方はどうなのかなとも思わなくもないけれど、死にたいと思ってる人は騙されたと思って読んでみるといいんじゃないかなと思う。いや、死にたいと思っている人は騙されたと思いたくないか。
では、また。
「天国はまだ遠く」瀬尾まいこ 新潮社 2004年(初出小説新潮2004年4月号)
久しぶりの瀬尾まいこ。笑える箇所がそこかしこにあり、しかも結構考えさせる笑いが多い。基本的には田村さんとわたしの考えのずれによるものなんだけれど、都会に暮らした者の「汚れた?」考えと田舎に暮らす者の「正論?」とのずれが何ともただ笑わせるだけじゃなくて、ハッとさせられることが多い。
癒しの物語に笑いと哲学を絶妙にブレンドした飲み物のようだ。
こういう言い方はどうなのかなとも思わなくもないけれど、死にたいと思ってる人は騙されたと思って読んでみるといいんじゃないかなと思う。いや、死にたいと思っている人は騙されたと思いたくないか。
では、また。
「天国はまだ遠く」瀬尾まいこ 新潮社 2004年(初出小説新潮2004年4月号)
この方の『図書館の神様』もすごく良かったです。
「図書館の神様」は読んだかなと思って自分のブログ内で検索したら読んでいました。
瀬尾さんには強烈なギャグ小説を書いて貰いたいですね。