Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

顔が真っ青になるような大失態とは

2021年05月28日 | 日記

 前回のブログで、「顔を真っ青になるような大失態をしでかした。」と書いた。それはどんな事であったか。・・・

 赤城山のハイキングを終え、高崎市の「天神の湯」で一風呂浴びた後我が家に戻った。喉の渇きを癒したかった私は、一人で近所の居酒屋レスラン「天狗」へ出掛けた。

 料理と生ビールで胃袋を満足させた私は、会計をしようとポシェットから財布を取り出そうとした。ところが無い。私の財布が無いのです。背負って来たザックの中にも、辺りを見渡しても全く見当たらないのです。

 財布の中には現金の他にキャッシュカードやクレジットカード、保険証等々入っており、悪い奴にでも拾われたら大変な事になってしまう。

 イヤその前に、このお店の会計ができない。妻へ電話してお店まで来てもらい、会計は済ます事ができた。しかし問題は財布の行方です。お店へ来た道筋をなぞったが勿論見つからない。近くの交番へ寄って「財布の落し物がありませんでしたか?」と尋ねてみたが、「届け出はありませんね。」というつれない返事だった。

 我家へ戻り車の中や室内を隈なく調べるが、財布の残片すら見当たらない。「何処で最後に財布を使ったか冷静に考えてみたら」と妻に言われ、今日の記憶をリプレイしてみる。

 そうだ最後に財布を使ったのは、「天神の湯から外へ出る時に、靴箱のキーボックスから100円硬貨を取り出し財布へ入れたんだ。」と思い出した。だったらその時に財布をポシェットに入れ忘れた可能性が大になる。

 祈るような気持ちで天神の湯へ電話を入れた。「財布の落し物ありますよ。」と先刻応対をしてくれたフロントの女性従業員が応えてくれた。中身を確認してもらうと、やはり私の財布に間違いなかった。

 「ア~助かった」と安堵はしてみたものの、中身が全て無事かどうかはまだ分からない。「明日早々取りに行きますんで、よろしくお願いします。」とフロントの女性に頼んだが、その夜は不安と後悔で眠れぬ夜を過ごした。

 翌朝さっそく昨日戻った関越道をぶっ飛ばして天神へ湯に向かった。フロントには夜勤明けのオジサン従業員が居たので、「昨日財布を忘れた者ですが」と運転免許証を見せながら尋ねた。

 「アアこれですね。」と、オジサンがロッカーの中から私の財布を返してくれた。中身を確認すると全く異常は無い。固辞するオジサン従業員に上里サービスエリアで買った菓子折りを押し付け、ありがとうございましたとお礼を言ってフロントを後にした。

 今回は運よく戻ってきたけれど、齢を取るにつれてこんな失敗事がこれからドンドン増えていくんだろうなと不安な気持ちが募ってきた。財布にチェーンでもをつけようか。それとも出掛ける前に、「財布良し、携帯良し、車のキー良し」の指指し確認を習慣づけようか。

 冗談抜きに本気で対策を考えねば、今度はもっとどえりゃ~失敗をやらかしそうだ。温泉の駐車場から車で出る時、「天神の湯」と書かれた大看板が、天神様のように神々しく輝いて見えた。

高崎市の日帰り温泉「天神の湯」

コメント
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