○ベルリオーズ 序曲「海賊」
○シベリウス ヴァイオリン協奏曲
○ホルスト 「惑星」
南紫音(Vn)、大友直人/群馬交響楽団
今日も、シベリウスに感激しました。
南さんのヴァイオリンは、派手さとかロマン濃厚といったものと違う、一環した芯の通った演奏と思いました。
1楽章、独奏ヴァイオリンの出だしは控えめですが、しかし確信に満ちていて印象に残りました。また、第2主題の後半、独奏ヴィオラとかけひきをするあたりから、第3主題にうつるまで間がとても惹きつけられました。
2楽章はとても穏やか、そして3楽章は一転、一気呵成に走り抜けるような圧倒的な演奏でした。
1997年、群響345回定期で、漆原朝子さんのヴァイオリンで聴いたことがあり、情感のこもった演奏に感銘したものですが、今回の演奏は、漆原さんの演奏とは違う魅力を感じました。
惑星も素晴らしかったです。昨日は触れませんでしたが、木星が格好良かったです。
今日は、オーケストラを上から見下ろす席だったので、特にパーカッションに注目して聴き(観)ました。一人は鉄琴、木琴そして鐘の担当、もう一人はどら、タンブリンの担当と複数の楽器を担当するのは楽しいのか、大変なのか。
(すみだトリフォニーホール)
帰りの列車はE7系でした。
○Cafeパーティwith群響メンバー
☆日時:平成26年4月20日(日)15時から
☆場所:Cafeあすなろ 2階
☆出演:野田祐介(Cl)、棚田敦子、筒井志帆(Vn)、池田美代子(Va)、F.プザルグ(Vc)、山本貢大(打楽器)
☆料金:2,000円(ドリンク・ケーキ付き)
事前予約が必要です。予約、問合せは群響さんへ
○群響有志と児童・生徒による演奏会
☆日時:平成26年5月10日(土)14時30分から
☆場所:前橋テルサ2階ホール
☆出演:児童・生徒、群響メンバー多数
☆曲目
モーツァルト アイネ・クライネ・ナハトムジーク
ハイドリッヒ バースディ変奏曲
チャイコフスキー 弦楽セレナード
☆料金:無料(整理券持参、先着500名)
○ベルリオーズ 序曲「海賊」
○シベリウス ヴァイオリン協奏曲
○ホルスト 「惑星」
南紫音(Vn)、大友直人/群馬交響楽団
シベリウスの3楽章が凄かったです。集中力を切らすことなく一気に駆け抜ける感じで、聴く側も気を抜けませんでした。1、2楽章もとても素晴らしかったのですが、3楽章に圧倒されて記憶が吹っ飛んでしまいました。
惑星も素晴らしかったです。特に火星の闘争的な迫力、海王星の神秘的な響きが印象的でした。
(群馬音楽センター)
○バルトーク 二つの肖像 フリッチャイ/RIAS交響楽団 1951年9月11日(RIAS)→1952年6月7日(DG)
○バルトーク 舞踊組曲 フリッチャイ/RIAS交響楽団 1953年6月10日(RIAS)→1953年6月9、12日(DG)
○バルトーク PC No.3 アンダ(Pf)、フリッチャイ/RIAS交響楽団 1953年9月9日?→1953年9月7日(RIAS)
○バルトーク ディベルティメント フリッチャイ/RIAS交響楽団 1952年2月10日?→1953年4月11、13日(DG)
1952年5月、フリッチャイは、RIAS交響楽団と演奏旅行に出かけ、5月24、25日、パリ音楽祭に参加、パリ・テビューを果たしました。
5月24日は、ブラッヒャー、ショスターコービッチ、プロコフィエフ、ヒンデミットと近代作曲家の曲、25日はオール・バルトーク・プログラムで臨みました。
このSACDは、5月25日の演目順に既存の録音を並べ、疑似再現したものです。この2日間の録音も残っているため、その録音の発売かと色めきたちましたが、後に再現(reconstitution of the concert)と判明しました。
音はとてもクリア、迫りくる迫力でとても素晴らしいリマスターです。
しかしながら、録音データには、かなり疑義があります。(まだそれほど聴きこんだわけではありませんが)
肖像と舞踊組曲は、日付からするとRIASの放送録音ですが、聴いてみるとDGのスタジオ録音のようです。ピアノ協奏曲は、おそらく日付の誤りで、9日でなく7日のRIASの放送録音(Auditeで発売されているもの)と思われます。
ディベルティメントの日付には、ティタニア・パラストで演奏していますが、ライブとは思えず、Auditeから発売されている翌日のライヴ録音とも当然違い、翌年のDGのスタジオ録音と思われます。
(ちなみにジャケットの写真は、1961年、パリで撮影されたものです。)