沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

年金と国民健康保険

2024-03-18 | 生活

退職すると、誰もがお世話になるのが、年金と国民健康保険

在職中は、報酬に応じて、国民・厚生年金の保険料や健康保険料が、給与から天引きされていた。

 

退職後、年金はいくら貰えるのか、強制加入する国民健康保険にはいくら払うのか

こうした情報は少なく、退職前にはわからない。

 

数少ない年金の中から、税金(所得税、住民税)、社会保険料(介護保険料、国民健康保険料)が天引きされる。

固定資産税、マンションの管理費・修繕積立金、光熱水費、娯楽通信費、食費、被服費、医療費など、衣食住や健康維持に消えていく。

 

  1. 65歳を過ぎ、年金満額受給になったが、これまで支払った保険料と貰える年金はどちらが多いのか。
  2. 年老いて療費が増えてくるが、支払う国民健康保険料は妥当なのか
 
事例を紹介したい。
 

年金

マイナポータルでねんきんネットに連携しておくと、年金記録を確認に簡単できる。
これまでの保険料納付総額(総合計)が記載されている。これを公表するのは差し控えるが、A円としておこう。
A円は数十年間、ボーナスを含め天引きされていた実額で、結構な金額だ。
その金額と同額を、雇用者(事業者)が年金に積み立てているので、私の年金総額はA円の2倍である。
 
65歳を過ぎて、満額支給される1年間の年金総額をBとする。
この金額は、源泉徴収票が発行されるので明確である。転職で2箇所からもらう場合はその合計金額。
 
ここで、支払総額2Aを毎年の受給額Bで除するとどうなるか、計算してみた。
2A ÷ B = 15.8年
 
65歳から15.8年後というと81歳。男性の平均寿命だ
若者4人で高齢者一人を支えるとか言われると、支払った保険料の4倍の年金をもらっていると誤解するが、それは全く異なる。
81歳まで、自分と会社が支払った金額を受け取っているに過ぎない。
 
長生きすれば年金の恩恵を受けるが、4人に支えてもらうのは60年後の140歳まで長生きした場合だ
 
 
国民健康保険
先月から、国民健康保険に加入することになった。職場の健康保険組合に留まることが出来なくなると、強制加入することになる。
 
国民健康保険は、市町村が特別会計で運営しており、保険料は、(前年の所得ー基礎控除43万円)*9%弱の所得割と、均等割の合算である。
2ヶ月分の納入通知書から、夫婦で年間約21万円と推計される。
 
一方、昨年の夫婦で医療費の自己負担額は9万円である。
3割負担なので、医療費総額は30万円。
残りの21万円を健康保険組合が負担していた。
 
今年の医療費も同額と仮定すると、国民健康保険組合の負担は約21万円で、納付する国民健康保険料と偶然同じだ

3割負担といいながら、保険料を加えると10割負担で、自費診療しているようなものだ。
 
もっとも、大きな手術では100万円の医療費がかかるが、その9割近くを負担してくれる高額療養費制度があるので、保険制度はありがたい。
 
年金も国民健康保険も、特別会計で、自己完結で健全に運営してほしい。
特に年金を預かる組織は、機関投資家として預かった保険料をしっかり運用して、若い人の負担にならないよう頑張ってほしい。


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