第6回「女の道」
★何故、どうして? という感性
斉彬(高橋英樹)の申し出に戸惑う於一(宮崎あおい)。
周囲は感激。於一を育ててきた菊本(佐々木すみ江)は「この上ない誉れ」。
しかし於一は今ひとつしっくり来ない。
家を出なければならない哀しみもあるが、何よりも「何故、気に入られたのか」がわからない。
於一には「何故」「どうして」という思考・感性がある。
納得できなければ前に進めない。
「おのれの道を他人まかせにせず、納得いくまで突きつめる」態度。
それを斉彬(高橋英樹)はそれを評価する。
納得した於一は「自分の一存」で養女に行くことを表明する。
「何故?」「どうして?」
これは人が生きていく上で大事なことだ。
例えば、親方からリンチまがいの行為を強要された時、「なぜ」「どうして」と自分に問い直し、納得が行かなければやらない。
それが人生を自分の考えで生きるということ。
道路の税金が25円。
でもなぜ25円なのか?
そう考えれば、決してこの問題を「他人まかせ」に出来ない。
この作品はそんな大事なことを教えてくれる。
そう言えば「エジソンの母」の賢人くんも「なぜ?」「どうして?」と問う。
於一と賢人の目の輝きは同じだと書いたことがあったが、ふたりはまさに同じ思考・感性をしているからだろう。
次回は菊本がなぜ自害したかが明らかになりそうだ。
★尚五郎(瑛太)の人生
尚五郎(瑛太)は泣いた。
ひとりの人間としての自分と社会の中の自分。
社会の中の自分としては受け入れなければならない。
尚五郎は頼りない男。
でも、忠剛(長塚京三)には忘れられたけどしっかり結婚の意思を伝えたし、囲碁でもついに於一に勝った。
彼は少しずつ進歩していく男。
彼の物語も楽しみだ。
小松帯刀になっていく尚五郎。
彼には於一にふさわしい『日本一の男』になろうとする意思がある。
歴史、運命の中で決して結ばれることのない恋だが、それが尚五郎を成長させていく原動力になる。
そのひたむきな人生はきっと感動的だ。
★弱さを見せた斉彬
薩摩は77万石の大大名。
そのトップは計り知れないプレッシャーとストレス。
於一を養女にした理由には、彼女に二心がなく心が安らかになれるから。母親に似ているから。
名君が見せた弱さ。
斉彬も於一に対しては自分自身を誠実に語る。
ふたりの間にどんなドラマが生まれるか?
※追記
於一の菊本に対する「そうじゃ」「よいではないか」は名セリフ。
独特のイントネーション。耳に残る。
★何故、どうして? という感性
斉彬(高橋英樹)の申し出に戸惑う於一(宮崎あおい)。
周囲は感激。於一を育ててきた菊本(佐々木すみ江)は「この上ない誉れ」。
しかし於一は今ひとつしっくり来ない。
家を出なければならない哀しみもあるが、何よりも「何故、気に入られたのか」がわからない。
於一には「何故」「どうして」という思考・感性がある。
納得できなければ前に進めない。
「おのれの道を他人まかせにせず、納得いくまで突きつめる」態度。
それを斉彬(高橋英樹)はそれを評価する。
納得した於一は「自分の一存」で養女に行くことを表明する。
「何故?」「どうして?」
これは人が生きていく上で大事なことだ。
例えば、親方からリンチまがいの行為を強要された時、「なぜ」「どうして」と自分に問い直し、納得が行かなければやらない。
それが人生を自分の考えで生きるということ。
道路の税金が25円。
でもなぜ25円なのか?
そう考えれば、決してこの問題を「他人まかせ」に出来ない。
この作品はそんな大事なことを教えてくれる。
そう言えば「エジソンの母」の賢人くんも「なぜ?」「どうして?」と問う。
於一と賢人の目の輝きは同じだと書いたことがあったが、ふたりはまさに同じ思考・感性をしているからだろう。
次回は菊本がなぜ自害したかが明らかになりそうだ。
★尚五郎(瑛太)の人生
尚五郎(瑛太)は泣いた。
ひとりの人間としての自分と社会の中の自分。
社会の中の自分としては受け入れなければならない。
尚五郎は頼りない男。
でも、忠剛(長塚京三)には忘れられたけどしっかり結婚の意思を伝えたし、囲碁でもついに於一に勝った。
彼は少しずつ進歩していく男。
彼の物語も楽しみだ。
小松帯刀になっていく尚五郎。
彼には於一にふさわしい『日本一の男』になろうとする意思がある。
歴史、運命の中で決して結ばれることのない恋だが、それが尚五郎を成長させていく原動力になる。
そのひたむきな人生はきっと感動的だ。
★弱さを見せた斉彬
薩摩は77万石の大大名。
そのトップは計り知れないプレッシャーとストレス。
於一を養女にした理由には、彼女に二心がなく心が安らかになれるから。母親に似ているから。
名君が見せた弱さ。
斉彬も於一に対しては自分自身を誠実に語る。
ふたりの間にどんなドラマが生まれるか?
※追記
於一の菊本に対する「そうじゃ」「よいではないか」は名セリフ。
独特のイントネーション。耳に残る。