ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
心惹かれたものを紹介しています。
よかったらおつきあい下さい。

令和4年 大晦日

2022年12月31日 | 日記
「地球の歩き方」ウェブサイトの福岡特派員を担当することになって3年半。今秋は、ウェブページや投稿システムの大幅な改修が行われたほか、特派員の役割などについても見直しが図られ、居住地にかかわらず情報発信することができるようになりました。それに伴って現在は、"福岡特派員"ではなく、"地球の歩き方特派員"という名称に変更されています。
それはさておき、「地球の歩き方」編集部から、2023年のオリジナルカレンダーが届きました。世界各地のイラストが人の心を旅に誘う(いざなう)カレンダーです。


1月のカレンダーはモンゴルの大平原からスタート。3月のアラスカは、北米最高峰のデナリ(旧称マッキンリー)を擁し、グリズリーやムース、ドールシープなど数多くの野生動物が生息するデナリ国立公園でしょうか。「デナリ(Denali)」とは、アラスカ先住民の言葉で「偉大なもの」。標高はエベレストよりも低いものの、麓からの高さ(比高)は、エベレストの3700mに対し、デナリは5500mとずば抜けています。そんな威風堂々たる姿を、先住民は畏怖を込めて「デナリ」と呼んでいたのですね。


5月は、今年のサッカーW杯で準決勝に進出したモロッコ。カサブランカ、行ってみたいなぁ。
トンガも、3年前のラグビーW杯で活躍しましたね。


9月のスイスは、スイスアルプスをトンネルで貫通する登山列車、ユングフラウ鉄道です。ずいぶん昔になりますが、私たちもこの列車の車窓から、のどかな牧歌風景や雄大なスイスアルプスを眺めました。終着駅は、ヨーロッパでもっとも標高の高いユングフラウヨッホ駅(3454m)。隣接するスフィンクス展望台から望むヨーロッパ最大のアレッチ氷河、アルプス3名峰(アイガー・メンヒ・ユングフラウ)は、まさに息をのむほどの絶景でした。
11月はしんしんと雪が降り積もるフィンランド。"ティキー(Tykky)"と呼ばれる樹氷の造形美で知られるリーシトゥントゥリ国立公園でしょうか。サンタクロースを乗せたそりが夜空を飛んでいるところを見ると、クリスマスイブの情景かもしれません。


令和4年もいよいよ大詰めですね。
今年一年、つたないブログにお付き合いいただきありがとうございました。残していただいた足跡や温かいコメントが励みになりました。これからも、ある時はカメラ片手に、ある時はフライパン片手に、ルイガノ旅日記を続けていきますので、気が向いたときにお立ち寄りいただければ幸いです。
皆さまにとって、令和5年が明るく希望に満ちた一年となりますように。
よい年をお迎えください。
コメント (24)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブギウギ ワンダー☆レビュー~スタレビ福岡公演

2022年12月29日 | 絵画や音楽
クリスマスの夜に行われた、スターダスト☆レビューの全国ツアー "ブギウギ ワンダー☆レビュー" の福岡公演(@北九州ソレイユホール)に行ってきました。(写真はネットからお借りしました)
残念ながら、パーカッションのVoh林さんは、喉頭がんの治療に専念するため、半年をめどに休養されることになっており、ツアーはサポートメンバーを含めて5名で続けるそうです。


私にとっては、初体験のスタレビ・ライブ。エキサイティングで楽しいクリスマスになりました。


しかも、スタレビファンの友人が前から2列目の席を取ってくれたので、臨場感がすごかったですヽ(^o^)丿


リーダーの根本要さんは、休憩時間も喋りっぱなし。ひと時もマイクを話しませんでした(笑)
しかもこの間、スマホでの撮影は自由。スタレビって、ファンサービスも徹底していますね。


「木蘭の涙~acoustic~」スターダスト☆レビュー


療養中のVoh林さんも、パネルで出演されていました(笑)


実は要さん、前日の熊本公演から喉の調子が良くなかったそうです。でも、そんなことはおくびにも出さず、最後の最後までステージを盛り上げていました。
【年内最後のスタレビライブは、リーダーが喉の不調を抱えながらも無事に終了。偉大なピッチャーは不調なりに試合を作れるからチームのエースになり得る…まさにそんな気迫を感じた歌い納めだった】……キーボード添田啓二さんのコメントです。


『木蓮の涙』や『夢伝説』、『偶然の再会』、『今夜だけきっと』をはじめ、親しみのある名曲が盛りだくさん。優に3時間を超える感動の北九州ライブでした。Voh林さんが一日も早く回復され、来年はメンバー全員でのステージが復活しますよう祈っています。
コメント (10)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

週末は男子ごはん~豚の角煮とホットサンド🥪

2022年12月27日 | 男子ごはん
甥がプレゼントしてくれたピルスナーウルケル。180年の歴史を持ち今も伝統的な製法を守る、チェコを代表するビールです。
12年前の中欧旅行、直行便でプラハに着いて最初に飲んだのがこのウルケル。チェコ滞在間、その後も何度か飲む機会がありましたが、すごく美味しかったのを覚えています。


《豚の角煮》Nadia「究極ふわとろジューシーな豚角煮」
久しぶりに豚の角煮が食べたくなって、豚バラの塊肉を1㎏ほど買ってきました。
豚バラと長ねぎ、ニンニク、生姜を電気圧力鍋に入れ、ひたひたの水を加えて20分加圧。この間に煮込み用のタレを作っておきます。フライパンできび砂糖を熱し、少量の水を加えて少し焦げるまで炒め、醤油、みりん、酒、水を加えて煮たて、ふつふつとしてきたら火を止めます。レシピでは、下茹でが終わったバラ肉を切り分け、すぐにこのタレで煮込むのですが、今回は試しに、タレにひと晩漬け込んでみました。翌日、白く固まった脂を取り除いたら、3~4㎝の厚さに切り分け、落し蓋をしてタレと一緒にことこと煮込んだらでき上がりです。


たまには紹興酒もいいですね。少し温めて、そのままストレートで……。


《豚軟骨のやわらか煮》
こちらは豚軟骨。あばら骨周辺の軟骨で、コリコリとした食感が楽しめる部位です。この豚軟骨を、角煮と同じように20分加圧した後タレに漬け込み、1時間ほど煮込んだらでき上がり。
この日はボルドーの赤で……🍷


《えびと卵のホットサンド》kurashiru.com「エビとたまごのホットサンド」
今週も、ホットサンドメーカーが活躍しました。
まず、フライパンでえびを軽く炒めます。ボウルで溶き卵、えび、塩、胡椒を混ぜ合わせ、半熟より少し固めに火を通したらいったん別皿へ。食パンの片方に常温に戻したバター、もう一枚にはマヨネーズと粒マスタードをを塗り、レタス、ロースハム、スライスチーズ、取り置いた卵とえびを挟んでホットサンドメーカーにセット。5分焼いたらでき上がりです。


ホットサンドに卵とえび、レタス……定番のBLTにも負けないくらい相性ばっちりでした。


《ベーコンと卵とキャベツのホットサンド》Nadia「ベーコンエッグとキャベツのホットサンド」
もうひとつは、ベーコンと卵にキャベツのホットサンドです。
ベーコンに両面をこんがり焼いて、いったん別皿へ。同じフライパンで目玉焼き(両面焼き)を作ります。キャベツはスライサーで千切りに。食パン2枚にマヨネーズと粒マスタードを塗り、キャベツ→ベーコン→目玉焼き→ベーコンの順に載せてサンドします。焼き時間はこちらも5分。


《長いもとベーコンのペッパー焼き》主婦の友新実用BOOKS『酒の肴とおつまみ・おかず』
ほくほくの長いもとベーコンがよく合うペッパー焼き。
輪切りにした長いもとベーコンを炒め、長いもがこんがり焼けたら、鍋肌から醤油を垂らしブラックペッパーを振りかけてざっくり混ぜ合わせます。器に盛って青ねぎを散らし、好みでブラックペッパーを追加。黒胡椒をたっぷり振りかけると、一気におつまみ度がアップし、ビールが進みます。


ピルスナーウルケルは、クリーミーできめ細かい泡、ホップの香りと苦みが印象的。さすが、国民一人あたりのビール消費量が世界一のチェコ(オーストリアやドイツのほぼ2倍)で、一番人気の高いビールだけありますね。


《鶏肉と卵のかきたまうどん》Nadia「鶏肉とふわふわ卵のかき玉うどん」
寒い日のランチにぴったりのかきたまうどんを作りました。
小さめに切った鶏もも肉に軽く塩・胡椒し、酒を振りかけてしばらく置きます。これを鍋で炒め、焼き色がついたら水、麺つゆ、鶏がらスープの素、みりんを加えて煮立て、沸騰したら火を弱めて水溶き片栗粉でとろみ付け。火を強めてふつふつしてきたら、溶いた卵を静かに細く流し入れます。これを茹でたてアツアツの麺にかけたらでき上がり。ほかほかに温まりますよ。


🍀

妻の友だちから今年も戴いた奥井海生堂の昆布と黒龍大吟醸。いずれも福井県を代表する美味しい組み合わせです。


さっそく、海生堂のゆず昆布と北海道紋別産のホタテを肴に、キーンと冷やした黒龍を味わいました。これは旨いですよね。


ラ・フランスと蜜たっぷりのリンゴ。お酒の後のフルーツもなかなか美味しいです。


少し前ですが、こちらも友人からのいただきもの。京都・俵屋吉富の柿羊羹とメープルマニアのメープルバタークッキーです。


🍀

年末の大掃除の時期ですね。ガーデンサークルやテーブルがもっときれいになればなぁと思って、ケルヒャーの高圧洗浄機をポチ。クリスマス前に届きました。


そこで、寒さも少し和らいだ今日、思い切って外回りの大掃除を……。

窓・網戸や玄関まわり、ガーデンサークルやテーブル・チェアなどの汚れを、洗剤と高圧水流で一気に洗い流しました。ケルヒャーのおかげで1年分の垢を落とし、さっぱりした気分で新年を迎えられそうです(^^ゞ
コメント (10)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ここだけのお金の使いかた』(中公文庫)

2022年12月24日 | 日記
妻の短編小説「二千万円の差額」が収録されたアンソロジー『ここだけのお金の使いかた』(中公文庫)が発売されました。
本と一緒に写したアートフラワーは友人が手作りしたもので、花びらや葉も一枚ずつ自分で染めて作ったのだそうです。


文庫の裏面には、次のようにアンソロジーの内容が紹介されています。
給料は安いし、貯金も少ない。ムダなお金は一円だって払えません! 誰しも余裕のない時代だからこそ、何にいくら使うかで人生はきっと変わるはず。ゲーム課金はいくらまで? 百万円の宝くじが当たったら夫に言う? どうすれば働かずに生きていける? 7名の人気作家が「お金」にまつわる悲喜こもごもを描く、書き下ろし短篇アンソロジー。

(左の切り絵のようなクリスマスツリーは、作家の柴田よしきさんが送ってくださったものです)

昨日の読売新聞に掲載された中央公論新社 12月の新刊・話題書の広告欄です。


身内の宣伝で恐縮ですが、よかったら読んでみてください。
コメント (8)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぐるっと瀬戸内 アートな旅~番外編②

2022年12月20日 | お出かけ
番外編①では、本場讃岐のうどんの名店を紹介しましたが、今回は備忘録を兼ねて、旅先ならではの食事をいくつか記録しておきたいと思います。(写真は、小豆島・エンジェルロードの展望台から見た日の出のシーンです)


【REGALO】(直島)
旅の初日は、直島の東海岸にあるホテルWRIGHT STYLEに併設された、島のレストラン TORATTORIA & GALLERY REGALOで。イタリアで修業を積んだシェフが作る料理が美味しく、ドリンクメニューも豊富。スタッフの方もフレンドリーかつ親切で、居心地よく楽しい時間を過ごせました。


まずは、香川県のクラフトビール「空海」と、瀬戸内はちみつレモンサイダーで乾杯。空海はさぬきビールが開発した、フルーティな香りただようホワイトビールです。


私は続いて、さぬきビールのケルシュを……。さっぱりと端麗な飲み口で、料理によく合うビールでした。


前菜は手前から左回りに、オリーブポークのテリーヌ・バジリコクリームソース、鯵のカルピオーネ、海老と野菜のマリネ。カルピオーネとは、魚をニンニク、タマネギ、ビネガー、スパイス、ハーブなどでマリネした料理で、イタリア風南蛮漬けのようなものだそうです。


料理が運ばれてからは、チリ産のスパークリングワインに変更しました。


焼きたてホカホカの自家製パン。


牡蠣とハマグリが載った瀬戸内パスタ、キノコのトマトソース。大きな牡蠣は食べ応えたっぷり。


白ワインはシャトー・デュ・コワンのシャルドネでした。


直島の塩を使った「直島 塩サイダー」


オリーブ和牛の赤ワイン煮。オリーブ和牛は、讃岐牛に小豆島特産のオリーブを与えて育てた香川県のブランド牛です。


ここで赤ワインを……。


イタリア産のピエモンテ・バルベラ。


再びさぬきビール、今度は濃厚な味わいのスーパーアルトを。これでこの店に置いてあった香川県のクラフトビールは全種類試したことになります。ヴァイツェン好きの私としては、①空海、②スーパーアルト、③ケルシュの順でしょうか。


テーブルに並んだ空ボトル(スタッフさんが並べてくれました~笑)


デザートは、かぼちゃのプリンやイチジクのタルトなど……。


【鍛治屋町 みや崎】(高松)
高松での初日は、中心街にある「鍛治屋町 みや崎」へ。瀬戸内海で獲れた旬の魚介や、香川県をはじめ四国の地酒を提供する店です。カウンターの奥には店主が造る様々な果実酒や、地元作家の器などが並んでいました。


ビールとウーロン茶で乾杯を。
サッポロラガービールの赤い星は北海道開拓使のシンボル、北極星。「赤星」の名で親しまれる伝統のラガービールです。(星はサッポロビールのトレードマークですが、一般的には金色で、このラガービールだけ赤い星が描かれています)


この日は、「手打十段 うどんバカ一代」の釜バターうどんを食べてあまり時間が経っていなかったので、一番軽めのコースを注文。


戻り鰹には高知の酒、西岡酒造の久礼を合わせました。


旬の甘えびに脂がのったブリ。


瀬戸内の鯛の煮つけ。


この後は、地元香川の地酒をいくつか……。どしっとした味わいの丸尾酒造、凱陣。


小ふぐの天ぷら。


綾菊酒造の国重は、すっきりした飲み口でした。好きなタイプです。


土鍋で炊いたきのこご飯と味噌汁、香の物で締めくくり。


デザートはシャーベットとカヌレ。手前の小さな玉のようなものは、「おいり」という香川県に伝わる伝統的な和菓子で、口に入れると軽くふわっと溶けていきました。


【ホテル・ドーミーイン】(高松)
高松2日目は、朝からうどん三昧が続いて空腹感もなかったので、コンビニでビールを買ってきて部屋で一杯。サッポロの「至福のコク」とエビスの「プレミアムメルツェン」、どちらも初めて飲むビールでしたがなかなか美味しかったです。


その後私だけ、ホテルの夜鳴きそばを食べに行きました (^-^)ゞ これって全国のドーミーイン共通のサービスなのですが、こんな日は特にありがたいですね。


【銀四郎】(小豆島)
オリーブの島と言われる小豆島でオリーブの栽培が始まったのは1907年のこと。長いようで、まだ100年を少し超える程度です。これに対し、素麵づくりが伝わったのは慶長3年(1598)と言われますから、優に400年を超える歴史があります。瀬戸内の気候風土が素麺づくりに適していたということに加え、塩やごま油が豊富で容易に手に入る環境だったということも重要な要素だったのでしょう。
私たちは、フェリーが発着する土庄港のすぐ傍にある「銀四郎」で生そうめんを初体験しました。


これがその生そうめん。麺にはもちっとした弾力があって、嚙むごとにぷちっぷちっと弾けるような歯ざわりが感じられました。風味も素晴らしく、のど越しもよかったです。


旬のオリーブの新漬けは、この時期ならではのサービス。


オリーブそうめんは、麺に小豆島産オリーブを練りこみ、オリーブオイルを塗って手延べしています。


もちもちでつるつる。ほんのりとしたオリーブの風味がたまりません。


半生そうめん(生そうめんは日保ちしませんが、半生そうめんなら大丈夫なのだそうです)と、オリーブそうめんをわが家のお土産に。家に帰ってから、あっという間に完食してしまいました(^^ゞ


直島からスタートして、高松とその周辺、小豆島、倉敷・岡山と続いた瀬戸内旅日記も、番外編を加えてようやく完結です。お付き合いくださってありがとうございました。
コメント (6)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする