ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
心惹かれたものを紹介しています。
よかったらおつきあい下さい。

九州初上陸! 平成中村座小倉城公演「お練り」

2019年10月29日 | 北九州
2000年(平成12年)に浅草で初演を行った平成中村座は、その後もほぼ毎年、日本各地(東京、大阪、名古屋、松本)のみならず海外(アメリカ、ドイツ、ルーマニア、スペイン)でも公演を続けてきました。そして今回、ついに九州初上陸。11月1日(金)から26日(火)にかけて、平成中村座小倉城公演が行われます。開幕に先立って10月27日(日)、中村獅童、中村勘九郎、中村七之助、片岡亀蔵、坂東彌十郎さんらによるお練りが行われました。
この日は朝から清々しい青空が広がった北九州。平成中村座初の九州公演を祝うかのような秋晴れでした。


平成中村座は、故18代中村勘三郎が長年の思いを結実させて、江戸時代に人気を博した中村座を平成の時代に復活させたもの。今は息子の勘九郎さん、七之助さんがその遺志を継いでいます。
ここはお練りのスタート地点、小倉魚町ヒカリテラス。きっかり予定時刻に役者さんたちが登場すると、集まった人たちの熱気も最高潮に。


左から亀蔵さん、七之助さん、勘九郎さん、獅童さん。アングルの関係で彌十郎さんは写っていません。テレビで見るよりも、更に凛々しくきりっとした表情が印象的でした。


用意された人力車に乗り込んで、お練りの始まりです。勘九郎さんを先頭に弟の七之助さん、獅童さん、亀蔵さん、最後尾に彌十郎さんが続きました。




にこやかに手を振りながらお練りの隊列が出発しましたが、ちゃんと進んでいけるかどうか心配になるほどの群衆でした。翌日のニュースによると、約2万人の人が小倉市街に集まっていたそうです。


そんな心配をよそに、これまた予定された時刻ぴったりに「ご挨拶」の会場である井筒屋前船場広場に到着。どよめくような歓声のなか、観客が一斉にカメラやスマホを向けていました。


お練りの5名に中村橋之助さん、中村虎之助さん、中村鶴松さん、中村歌女之丞さんが加わって、総勢9名がステージに登壇。皆さんが手を振っているのは、会場だけではなく周辺のビルの窓やベランダから見ている人がいたから。ビルの観客に最初に気付いたのは、眼光鋭い獅童さんでした。


登壇した役者さんの紹介。


北橋北九州市長から、平成中村座の小倉城公演を心待ちにしていたと歓迎の挨拶がありました。左は司会のNECアナウンサー。


今回の「ご挨拶」には出席しておられませんでしたが、北九州公演には地元若松区出身の歌舞伎役者中村かなめさんが出演します。歌舞伎俳優の養成所である国立劇場の研修生からスタートしたかなめさんは、十数年の下積み時代を経て5年前に一人前の歌舞伎役者の証と言われる「名題」になられたそうです。今回の公演では、昼の部『二 お祭り』と夜の部『小笠原騒動』に出演されますので、北九州市民としては注目したいポイントのひとつですね。


和やかに花束贈呈が行われた後は、いよいよ役者の皆さんによる「ご挨拶」です。トップは勘九郎さん。「平成中村座、九州初上陸ばい!」と九州弁も交えて、今回の公演にかける意気込みを語られました。


続いて、獅童さんから威勢の良いご挨拶。


彌十郎さんは今回公演では最年長。柔和な表情のとおり、優しい語り口でした。


七之助さんは、絶好の好天に恵まれたにもかかわらず「本日はお足もとの悪いなか」と切り出して観客の笑いを誘っていました。
2年前の西日本新聞の取材で、「福岡でやりたいことはいっぱいある。『平成中村座』も実はここでやりたい」と語っていた七之助さん。2年越しの夢がようやく実現したわけですが、一番喜んでいるのは間違いなく北九州市民だと思います。


記念撮影で「ご挨拶」もお開きに。今をときめく役者さんたちを間近に見ることができ、生の声を聴けた貴重な機会でした。


こちらは急ピッチで準備が進む勝山公園の特設劇場(10月27日時点)。平成中村座は、江戸時代の芝居小屋に見物に来ているかのような、時空を超えた体験空間がコンセプト。このため大阪や名古屋公演では、江戸情緒を感じられるよう天守閣を望む場所に劇場が設営されました。今回の開催が北九州に決まったのも、小倉城の存在が大きかったのでしょう。折しも、小倉城天守閣再建60周年記念事業と博多座20周年記念特別公演とが重なって、平成中村座九州初公演が小倉で実現したのだそうです。


小倉城公演は大変な人気で、すでにチケットはほぼ完売状態ですので、これから購入というのは難しいかもしれません(少ないですが、まだ当日券がある公演もあるとのこと)。とは言え、歌舞伎の公演が北九州で行われるということ自体が楽しみですし、勝山公園には平成中村座最大規模のテナントが出店して、江戸情緒が感じられるエンターテイメント空間が出現するそうですので、そうした雰囲気を味わいに出かけてみるのも面白そうですね。

【平成中村座小倉城公演】
 〇期間:11月1日(金)~11月26日(火)
 〇場所:小倉城内勝山公園特設劇場
 〇演目:昼の部(11:00開幕)一 神霊矢口渡、二 お祭り、三 恋飛脚大和往来
     夜の部(15:45開幕)小笠原騒動
 〇平成中村座小倉城公演特設HP:https://www.nakamuraza-kokurajo.com/

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日本海ショートクルーズ ~ 寄港地編(金沢)

2019年10月22日 | お出かけ
前回記事から間が開いてしまいましたが、再び日本海ショートクルーズに戻ります。舞鶴に続いてネオロマンチカが寄港したのは加賀百万石の都、金沢。午前6時半に金沢港に接岸し、出航は13時半(最終乗船時間は13時)の予定です。私たちにとっては20数年ぶりの金沢。散策が楽しみです(^^♪


船を降りると、ミス加賀友禅をはじめ加賀友禅大使の皆さんが私たちを出迎えてくれました。
港からJR金沢駅までは、舞鶴と同じようにシャトルバスが運行されています。


金沢駅兼六園口に建つ鼓門(つづみもん)は、能楽に使われる鼓がデザインされたもの。緩やかな曲線を描く屋根が優美な印象を与えています。
金沢は古くから暮らしに能楽が溶け込み、文化として根付いています。金沢の人々に愛される能、そして能楽に用いられる鼓をイメージした門構えで、観光客をお出迎えしたいという気持ちがこめられているのだそうです。


らせん状に組み上げられた2本の柱。高さ13.7mと、実に堂々とした造りです。鼓門の後ろに見えているガラスの天井は「もてなしドーム」。


もてなしドームを外から見たところ。雨や雪の多い金沢で「駅を降りた人に傘を差し出す、もてなしの心」というドームのコンセプトがその名の由来だそうです。3019枚のガラス張りの天井は、明るくて雨に濡れる心配のない広場を作り出しています。
金沢に立ち寄ったら、まずはここから金沢観光をスタートするのもいいですね。

金沢駅から金沢城公園や兼六園、香林坊やひがし茶屋街などへは様々なバスが運行されているので、観光には大変便利です。バスを待つ行列ができていましたが、ドームのおかげで雨の日も濡れる心配はなさそうでした。

「橋場町」でバスを降り、風情のある石造りの浅野川大橋を渡って、まず最初に「ひがし茶屋街」に向かいました。
この辺りには、金沢三文豪と称される泉鏡花や徳田秋聲の記念館があり、浅野川沿いの通りは、それぞれ「鏡花のみち」、「秋聲のみち」と名付けられています(金沢三文豪のもう一人は室生犀星)。


「ひがし茶屋街」は、1820年(文政3年)、12代藩主前田斉広(なりなが)の時代に町割を改め、お茶屋を集めたのが始まり。「にし茶屋街」、「主計町茶屋街」と併せて金沢三茶屋街と呼ばれ、今も茶屋と芸妓が息づく風情ある歴史の町です。


「志摩」は、国の重要文化財に指定される茶屋。町割りが改められた1820年に創立された格式の高いお茶屋建築で、当時の面影をそのまま残しています。


中を見学させてもらいました。2階の客間(前座敷)。




客間の正面にある控えの間(お座敷太鼓が置かれている間)が、芸妓さんによる演舞の場となります。


同じく、ひがし茶屋街にある金箔を扱う「箔一」に立ち寄りました。


金沢では「箔打ち」の技術が連綿と受け継がれ、今では日本の金箔生産量の98%以上を占めるのだそうです。


花の貝合わせ。


緻密な職人技なくしてはできない完成度の高さです。


ひがし茶屋街散策の最後は甘味処 和味へ。きんつば中田屋の2階が和風のカフェになっています。


落ち着いた雰囲気の店内。昭和9年創業の中田屋は、和菓子の街金沢で歴史を紡ぐきんつば専門店です。


大納言小豆に薄く生地を塗り、じっくりと焼いていきます。


ひとつひとつ丁寧に手作りされていました。


その2階が甘味処の和味。ひがし茶屋街に面した格子窓がしっとりとした雰囲気を醸し出しています。


2階で、焼きあげたばかりのきんつばをいただくことができます。中田屋では通常「北海道大納言小豆」を使っていますが、店内で供される焼きたてのきんつばには、稀少な「能登大納言小豆」が使用されているそうです。


暑い一日だったので、氷あずきと小豆のスムージーを注文。こちらにも能登大納言小豆が使われています。


ふっくらとした小豆と抹茶がベストマッチ。汗がすっと引いていきました。


再びバスに乗って、金沢市民の台所 近江町市場へ。市民からは親しみを込めて「おみちょ」と呼ばれています。


約2.8haの敷地に200軒近い店舗がひしめき合う近江町市場。石川県産の加賀野菜や、日本海の新鮮な海産物の店が目につきます。


近江町市場には入口が何か所もあり、いくつもの通りがあるので初めてだとわかりにくいかもしれません。時間のゆとりをもって散策したいですね。


この時期に旬だった岩ガキも多く出回っていました。


金沢観光を終えて私たちが船に戻ると、ほどなくネオロマンチカは次の寄港地、釜山に向けて出航しました。釜山でも上陸しましたが、あまり時間もなく観光名所などにも立ち寄らなかったので、釜山の寄港地レポはありません。断続的になってしまったにもかかわらず、日本海ショートクルーズの記事にお付き合いいただきありがとうございました (^-^)ゞ

さて、ラグビーワールドカップ決勝トーナメントがスタートし、準決勝に進む4チーム(イングランドvsニュージーランド、ウェールズvs南アフリカ)が決定しました。残念ながら、日本代表は強豪南アフリカに力及ばず敗退。しかし今大会の戦いぶりは、日本だけではなく世界中に称賛と驚嘆を巻き起こしました。桜の戦士(Brave Blossoms)の健闘に感謝するとともに、4年後は更に力強い姿を見せてくれるよう期待しています。
一方、ウェールズはフランスの攻撃に苦しみながらも、土壇場で試合をひっくり返しました。ウェールズvs日本代表の対戦は実現しませんでしたが、ウェールズ代表が次の準決勝、決勝でも底力を発揮して、念願のW杯初優勝を勝ち取れるよう願っています。
"Go Go Wales!!"

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《お知らせ》
「地球の歩き方」福岡特派員ブログに、『秋のバラフェア開幕中! @響灘緑地グリーンパーク』をアップしました。併せてご覧いただければ幸いです。


和味 東山茶屋街店甘味処 / 北鉄金沢駅七ツ屋駅金沢駅
昼総合点★★★★ 4.0

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Go Go Wales! ラグビーW杯 ウェールズVSフィジー戦 @大分スタジアム

2019年10月11日 | お出かけ
ラグビーワールドカップ日本大会、決勝トーナメント出場を賭けて白熱した試合が続いていますね。日本代表はもちろん、北九州市でキャンプを行ったウェールズ代表の戦いぶりが気にかかる毎日です (^-^)ゞ
そんななかウェールズを直に応援したくて、10月9日(水)に行われた対フィジー戦を観に行ってきました。宿は別府にとり、シャトルバスで大分スタジアム(大分市)へ…………"GO GO WALES!!"


シャトルバスを降りてスタジアムに向かいます。約20分ほど歩く間、多くの市の職員やボランティアの方々が道案内や見守りに参加、にこやかな笑顔でワールドカップ気分を盛り上げてくれました。


ハイタッチ手袋(?)や写真撮影用のフレームなど、様々な歓迎グッズが用意されており、日本人だけではなく海外の方にもとっても好評でした。


スタジアムが見えてきました~♪


別府でもたくさん見かけましたが、ウェールズ応援の赤いシャツのグループがとっても多い印象。お仲間だと思うと心強く、親しみが湧きます(笑)
でも応援について、ウェールズやフィジーの区別はありません。日本からも世界からもたくさんの人が集まって、ここで出会えることがうれしい! どちらも頑張ってほしいというのが本音です。


開場まで待つこと30分。ゲートを通過すると早速ビールの売り子さんが声を掛けてくれたので、速攻でゲット。個人的見解ですが、この日、大分スタジアムでの最初の一杯は私だったと思います(笑)

(ブログアップの了承を得て掲載しています)

キックオフ3時間前のスタジアム。数時間後には世界最高峰のラグビーを観られると思うと、感激もひとしおです。


この日最初に行われたホストシティパフォーマンスは大分南高校の書道部の皆さん。


文化部のインターハイと言われる全国総合文化祭に、大分県代表として5年連続出場した実績を持つ書道部だそうです。


続いては、ゆふいん源流太鼓のパフォーマンス。その迫力に、ウェールズ応援の親子もノリノリでした(^^♪


大分スタジアムは超満員。熱気が溢れていました。


キックオフ1時間ちょっと前になると、まずウェールズの一部の選手が練習を開始。


基本のパス練習。


フィジー代表も、少し遅れて練習を始めました。濃紺のユニフォームがシャープで手強そう。ウェールズ代表、苦戦しなきゃいいけどなぁ…………。


タックルからパス回し。


キックオフ10分前、ようやく試合前の練習を終了。もっと早く体を休めた方がいいのではと、ずいぶん気を揉みました (^-^)ゞ


ウェールズ代表31人が揃って、円陣を組んで最終ミーティング、そして気合入れ。


ウェールズ応援団が記念撮影。レッドドラゴンコスチュームが気合の入り具合を物語っていますね。


可愛い旗手に先導されて両チームが入場。ウェールズ代表は、先頭のアラン・ウィン・ジョーンズ主将以外は、勢いよくランでフィールド入りしました。
おっ、フィジー代表は軽やかな白いシャツにチェンジしましたね。


フィジー代表による戦い前の儀式、ジンビ。選手たちの気迫が伝わってくるようです。


両国の国歌斉唱後は、いよいよキックオフです。


試合開始直後から、フィジー代表が持ち前のスピード、パワーを活かしてウェールズ陣地の奥深くに攻め込みました。


スクラムから右に展開し、一番外側でパスを受けたジョシュア・トゥイソバがウェールズのタックルを躱しつつ突進。


早くも試合開始4分後、フィジー代表が力強く華麗な、最初のトライを決めました。


更に開始後9分、フィジー代表キニ・ムリムリバルが2トライ目(いずれもコンバージョンキックは失敗)。0-10とリードを広げました。
思わぬ展開に意気消沈しながらも、ビールで気合を入れなおし。右横と後ろの席がフィジーの応援だったので、負けていられません(笑)


その後、ウェールズ代表ジョシュ・アダムスが、ダン・ビガーのキックパスを競り勝ってキャッチし、最初のトライ。ビガーがコンバージョンゴールをきれいに決めて、一矢報いましたヽ(^o^)丿


ウェールズ代表ジョシュ・アダムスがこの日2本目のトライ成功。タッチライン際からの難しいコンバージョンゴールも見事に決まって、14-10と逆転に成功して前半を終了しました。


後半戦に入って、フィジー代表のペナルティトライが認定され、再び14-17と逆転されますが、その後ウェールズもペナルティゴールを決めて17-17の同点と、緊迫したゲーム展開が続きました。

この間に起きたショッキングな事故。フィジーのハイパントをキャッチしようとしたウェールズのリアム・ウィリアムズとダン・ビガーが味方同士で激突。審判が即座に試合を止めるほどの危険な状況で、担架やカートがフィールドに運びこまれるなどスタンドは騒然としました。ビガー選手は一時はピクリとも動くことができなかったのですが、最終的には立ち上がって自力で退場。ほっと胸を撫で下ろした瞬間でした。


後半61分、相手ゴール前の混戦から左に展開し、ジョシュ・アダムスがハットトリックとなるこの日3トライ目をゲット。コンバージョンキックは、惜しくもポールに当たって外側にこぼれて失敗。でもこれで再逆転、22-17です。


フィジー代表のラインアウト。どちらも高いジャンプですね~


フィジーのトライかと思われたプレーですが、その前に反則があったらしくトライは認められず、22-17のままでした。


後半69分には、先ほどダン・ビガーと衝突したリアム・ウィリアムズが走りこんでトライ。


トライの瞬間。これでボーナス点獲得となる4トライ目です。退場したダン・ビガーと交代したリース・パッチェルがコンバージョンゴールも決めて、29-17と引き離しました。


その後もお互いの陣地に攻め込みながらも、トライには至らず試合は動きませんでした。


それにしても、ラグビーは怪我が多いスポーツ。両チームとも選手がフィールドに倒れこんで、応急手当てを受けるシーンが何度もありました。とりわけウェールズにとっては、この試合で退場・交代したダン・ビガーやジョナサン・デイヴィス、ジョシュ・アダムスの負傷は大きな痛手だと思います。


最後はウェールズボールのスクラムから、外に蹴りだしてノーサイド。がっくり膝をつくフィジーの選手が印象に残りました。敗れはしたものの、フィジー代表、素晴らしいパフォーマンスだったと思います。


試合終了後、お互いの健闘を称えあうウェールズとフィジーの選手たち。


ウェールズ代表がスタジアムの観客に対してお辞儀を………。


フィジー代表も、観客席の真ん前でお辞儀、そして歓声に応えてくれています。


スタンドでも、ウェールズファンとフィジーファンとがノーサイドヽ(^o^)丿


フィジー選手の子供がフィールドを走る可愛らしい姿にスタンドから歓声が…………。


ウェールズ国旗を掲げているのはウェールズ代表? それともスタッフの方でしょうか。


持てる力を存分に発揮して、何度も見せ場を作ってくれたフィジー代表。フィジーが攻め込むとき、スタジアムには地鳴りのようなどよめきや歓声が沸きおこりました。ウェールズ代表も、相手にボールを支配される場面が多かったとはいえ、堅固な防御力と一瞬の隙を突いた突破力でゲームを制し、見事決勝トーナメントへ。手に汗握る緊迫したゲームでした。

非常に強い台風19号が、明日にも静岡から関東に接近、上陸する可能性が高まっています。暴風や大雨による被害が大きくなりませんように…………。

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日本海ショートクルーズ ~ 寄港地編(天橋立)

2019年10月07日 | お出かけ
日本全国、ラグビーワールドカップで盛り上がっていますね。私も、ウェールズ代表の公開練習を観てからというもの、そちらの方が気になってしばらくコスタクルーズの話題から離れてしまいました。今日は、再びクルーズの話題(寄港地レポ)に戻ります(^^♪

博多港を夕方出港して翌日の昼ごろ、ネオロマンチカは舞鶴湾に進入しました。


接岸後まもなく、寄港地観光のため船を降りることができます。日本国内ですが、上陸する際はパスポート原本を携帯しなければなりません。


舞鶴港のクルーズセンターでは、周辺の観光案内やレンタサイクル、釣りなど各種ツアーを受け付けていました。
それらのツアーやコスタが準備するオプショナルツアーに参加せず、自分たちで観光する人のために、埠頭~西舞鶴駅(JR及び京都丹後鉄道)間のシャトルバスを舞鶴市が運行しています(片道一人200円)。私たちも、自力で天橋立に行ってみる計画だったのでこのシャトルを利用しました。


西舞鶴駅からは京都丹後鉄道に乗って天橋立に向かいます。京都丹後鉄道には、大人気のレストラン列車「丹後くろまつ号」(金・土・日・祝日運行)とカフェ列車「丹後あかまつ号」(月・木・金・土・日・祝日運行)と言う特別列車があるのですが、私たちが舞鶴に寄港したのは水曜日。残念なことに、どちらも運行していませんでした


それでも、海沿いの景色を眺めながらの列車の旅は気持ちが良いもの。この写真は、由良川の河口近くにある由良川橋梁。まるで海の上を走っているような不思議な感覚に浸りました(^^♪


京都丹後鉄道宮舞線、天橋立駅に到着しました。駅のホームに停まっていたラッピング列車のイラストは、大江山の鬼退治の様子を描いたものだそうです。大江山とは丹後半島の付け根にある連山で、そこに住み着いて悪逆非道の限りを尽くした酒呑童子(大江山の鬼)が源頼光に退治されたと伝えられています。


すっきりした印象の天橋立駅。山荘のような趣がありました。駅からは徒歩で、天橋立を一望するビューランドのリフト・モノレール乗り場へ。


リフトとモノレールは同一料金で、山頂までの時間もほとんど変わりません。私たちは、開放感のあるリフトを選択。半分ほど上がったところからは天橋立が見えてきます。いい眺めでした。


ビューランドから望む天橋立。普通に見るこの眺めは、龍が降臨する姿に譬えられます。


ここでのお勧めは、天橋立を上下さかさまに見る股のぞき。海と空が逆になって、龍が天に舞い上がるように見えることから、「飛龍観」と呼ばれる眺めです。
もちろん私もやってきましたよ、股のぞき~♪


その時撮った写真がこちら。手前の植え込みで天橋立の一部が隠れてしまい、しかもピンぼけ。天に上る龍というより、田んぼの中のオタマジャクシみたいです (^-^)ゞ


気を取り直して、次は天橋立をサイクリング。茶屋通りにある橋立大丸というお土産物屋さんで、自転車を借りることに………。


松林の中を通る一本道は、起伏や凹凸が少なく自転車でも走りやすかったです。


天橋立海水浴場。全体が砂嘴(さし)でできた天橋立でも、もっとも大きな砂浜です。


真夏の暑い日でしたが、松林の中は思いのほか涼しくて、快適なサイクリングができました。

片道、ゆっくり走っておよそ20分。私たちは自転車で往復しましたが、行きは松林の中をサイクリング、帰りは船で海から天橋立を眺めるという、船と自転車セットになったものもありますよ。

レンタサイクルを返却して、帰りの電車まで付近を散策しました。
これは、天橋立と陸地とを結ぶ廻旋橋。奥側の橋脚を中心に橋が90度回転して、船が通行できるよう間隙を作ります。


日本三文殊のひとつで、切戸の文殊堂として知られる智恩寺。この山門は「黄金閣」とも呼ばれ、宮津市の文化財に指定されているそうです。この日は「文殊堂出船祭」と言うお祭りに当たっていたので、山門前に露店が並んでいました。


智恩寺の境内と多宝塔。


浴衣姿で文殊堂を参拝する人がちらほら見られました。


智恩寺のおみくじは一風変わった扇形。


他の人に習って、境内の松の枝に掛けてきました


茶屋通りのお茶屋さんで暫し休憩。


冷たい氷でホッと一息ついて、天橋立散策も終わり。再び京都丹後鉄道に乗って舞鶴に戻ります。


船に帰り着く頃にはとっぷり日も暮れて、心なしかネオロマンチカもしっとりとした風情。クルーズの先輩が「船に戻ると『ただいま』と言いたくなる」と仰っていたのがわかるような気がしました。


東北の松島、安芸の宮島と並んで日本三景の一つに数えられる天橋立。一度も行ったことがなかったので、今回の日本海ショートクルーズが良い機会になりました。

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不思議な葉っぱ

2019年10月03日 | 日記
グリーンパークで見かけた不思議な葉っぱ。空中にゆらゆらと浮かんで、くるりくるりと回っていました。いったい何なんでしょう???


こちらは熱帯生態園のオオゴマダラ。自然界では奄美群島以南に生息する日本最大級の蝶で、大きいものは羽を広げると15センチにもなるそうです。


ひらりはらりと優雅に舞っていたオオゴマダラが突然、妻のスマホに舞い降りると次第にその数が増えて、やがてスマホを覆うほどに………。
熱帯生態園のオオゴマダラは人を怖がらないので、帽子や衣服にとまることは比較的よくあるのですが、こんなに集まってきたのは初めてです。


稲刈りを終えた田んぼに、稲穂ロールがいくつも並んでいました。深まる秋を感じさせる風景です。


その近くの田んぼでは、刈りとった藁を長い棒に掛けて乾燥させる「稲架掛け(はさがけ)」が行われていました。私が生まれ育った山口県では見慣れた風景ですが、コンバインが稲刈りの主流となった今では、あまり見かけなくなりましたね。


刈りとった稲の乾燥方法は土地ごとに特徴があるようで、青森県では写真のように大小の三角錐やかまくら状に組み上げるものが多かったように思います。




こちらも青森の秋の田園風景。大きな稲穂ロールから伸びる長い影が印象的でした。

上の3枚の写真は2007年10月に撮影したもの。ルイガノ君が健在で、あちこちポタリングしていた頃が懐かしいです (^-^)ゞ

ラグビーワールドカップ熱が冷めやらず、ネットで購入したラグビーW杯ピンバッチ。これから決勝トーナメント終了まで、これを着用して日本代表と、北九州市をキャンプ地とし公開練習など様々な交流イベントで北九州を盛り上げてくれたウェールズ代表を応援します🏉


力のこもったゲームが続くラグビーワールドカップも、昨日で全チームが2試合を消化し、リーグ戦は今日から後半戦。いよいよ佳境に入ってきました。前半のハイライトは、なんと言っても日本代表のアイルランドに対する歴史的勝利でしょう。ウェールズ代表も、後半戦苦しみながらもオーストラリアを破って2連勝。日本、ウェールズとも各プール1位で折り返しました。日本代表が目指す「史上初の8強入り」、ウェールズ代表の悲願であるワールドカップ初優勝が、一歩ずつ現実に近づいていますねヽ(^o^)丿

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