ルイガノ旅日記

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旧藏内邸 ~ 端午の節句 ”五月人形や武者絵展”

2018年05月03日 | 北九州
GW前半の最終日、福岡県築上町にある旧藏内邸に行ってきました。旧藏内邸は、明治から昭和にかけて炭鉱や鉱山を経営した藏内次郎作、保房、次郎兵衛の藏内家三代の本家住宅で、今は築上町が管理し、一般に公開されています。この写真は、正門から玄関棟を眺めたところ。


正門を抜けると、左手に建つ大きな石灯籠。


威風堂々の玄関棟は、複雑な屋根の造形が印象的。


歳月を経た銅板葺きの屋根は、神社のような佇まいです。


景観をいろんなアングルから楽しめるように、応接間、煎茶室、大広間が配置される座観式庭園。庭の中心となる池には、周囲の農業用水路から敷地内の地下水路を巡らせて水を引き込んでいます。


池のほとりには、菖蒲が咲いていました。


旧藏内邸では、4月26日から5月22日まで『端午の節句 ”五月人形や武者絵展”』が行われています。座敷と土間を合わせて15坪の広い玄関間で、さっそく甲冑姿の武者が出迎えてくれました。


中央に大きな武者絵と、その両側に五月人形の五段飾り。


邸宅のいたるところに、甲冑や兜、五月人形や鯉のぼりが飾られていました。


昨年春から、桃の節句にあわせて個人所蔵の雛人形3,000体(西岡コレクション)を展示する『旧藏内邸 ひなづくし』が行われていますが、五月人形は今回が初めてです。


今回飾られているのも、すべて一個人が収集したもの。驚いたことに、これらも雛人形と同じく西岡コレクションで、雛人形は奥様、五月人形はご主人の趣味なんだそうです。


床の間に鎮座する大きくて立派な兜。


兜ひとつとっても、形や色、材質は様々です。




作品名は表示されていませんでしたが、雰囲気的には武蔵坊弁慶のように見えますね (^-^)ゞ


こちらは陶器でできた武者人形。


鯉のぼりの上には兜。さげもんも、やはり端午の節句に因んだものばかりでした。


表情がユニークな桃太郎とその仲間たち。


同じ桃太郎でも、こちらはちょっと神経質そう・・・・・(笑)


桃から生まれた桃太郎。


金太郎もいろいろ。


金太郎、朗らかバージョン。4枚上の桃太郎の表情と似ていますね。


18畳二間続きの大広間(広縁)から望む庭園。正面は煎茶室。


大広間で座観式の庭園を眺めながら、お菓子と煎茶でほっとひと息。甘くて美味しい煎茶もさることながら、旧藏内邸でのいろんなイベント、周囲の史跡や観光のポイントなどをスタッフの方から教えていただくのも楽しみのひとつです。


旧藏内邸を訪ねるのも4回目になりました。春の『ひなづくし』、初夏の『五月人形展』ともに見事なコレクションでした。これだけの数の人形を収集するのも、保管するのも大変だと思いますが、これからも是非続けてほしい催しです。『端午の節句 ”五月人形や武者絵展”』は5月22日までですが、旧藏内邸では、この後も次のようなイベントが計画されています。
 ○初夏の音楽会:5月27日(日)15:00(座席は事前予約)
 ○ホタルの夕べ:6月2日(土)20:30まで開館
 ○七夕の夕べ:7月7日(土)20:30まで開館

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コメント (4)
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