----これって6人もの女優が共演している映画だよね。
なにかで原稿書かなくちゃいけないときに、
短い中には収めにくいって言ってなかった?
「うん。だって1936年に始まり、1964年、1969年、1977年、2000年、2009年と、
あまりにも多くの時代が登場。
その中で3世代の女性たちの生きざまが語られるんだから。
まとめるのが大変。
でも、実際に観てみるとこれが意外に単純。
会ったこともない相手との結婚に悩む凛(蒼井優)。
その娘・薫(竹内結子)、翠(田中麗奈 )、慧(仲間由紀恵)や
孫・奏(鈴木京香)、佳(広末涼子)が
それぞれ恋や結婚、出産にめぐり会うお話。
で、それぞれのエピソードが古色蒼然としていて、
これまでどこかで観たことがあるようなものばかり。
これはあえて、長々と紹介するほどではないやね」
----そ、それって言いすぎなのでは…。
これから観る人の意欲をそいじゃうよ。
「いやいや。
それはあくまで物語の部分であって、
見どころはもっと別にある。
おそらくこの映画最大の売りは、
さっきフォーンも話した<現代日本を代表する女優たちの共演>。
でもね、ある意味、映画そのものが
女優たちの共演にも増して贅沢なんだ。
冒頭に語られる昭和11年のエピソードはモノクロ。
しかもその写し方が、ローアングルでフィックスと、
あきらかに小津安二郎を意識している」
----でもその小津へのオマージュって、
みんなよくやりたがるよ。
「確かに。
でも、ぼくがもっと驚いたのは
昭和40年代のパート。
ここのエピソードに登場する竹内結子は日活青春映画の女優風。
一方、田中麗奈は東宝サラリーマン喜劇風。
この二つのエピソードは、それこそその時代の映画のカラーテイスト。
プレスによると、これらは
テクニカラー娯楽映画のような色調や
文芸芸術作品のような照明設計で表現したらしい。
しかも衣装、美術、ヘアメイク、言葉遣いまで
その時代に合わせた作り込みをしているんだ。
いまは名画座が少なくなったから、
若い人たちの中には、この時代の映画は、
おそらくCSなどでしか観たことがないという人も多いと思うけど、
当時の映画の記憶がある人には、
もうこれはたまらないプレゼント。
ちょっと時代があと、昭和50年代の仲間由紀恵のパートも、
東宝70年代青春映画といった趣のカラー」
----へぇ~っ。監督は誰ニャの?
「『ガチ★ボーイ』の小泉徳広。
彼はROBOT所属らしいけど、
この分野では、しばらくはROBOTの時代が続きそうだな」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「演技もその時代っぽいのニャ」
※このプレスは保存版だ度
母の日には、こちらのお花屋さんもよろしく。
噂のtwitterを始めてみました。
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なにかで原稿書かなくちゃいけないときに、
短い中には収めにくいって言ってなかった?
「うん。だって1936年に始まり、1964年、1969年、1977年、2000年、2009年と、
あまりにも多くの時代が登場。
その中で3世代の女性たちの生きざまが語られるんだから。
まとめるのが大変。
でも、実際に観てみるとこれが意外に単純。
会ったこともない相手との結婚に悩む凛(蒼井優)。
その娘・薫(竹内結子)、翠(田中麗奈 )、慧(仲間由紀恵)や
孫・奏(鈴木京香)、佳(広末涼子)が
それぞれ恋や結婚、出産にめぐり会うお話。
で、それぞれのエピソードが古色蒼然としていて、
これまでどこかで観たことがあるようなものばかり。
これはあえて、長々と紹介するほどではないやね」
----そ、それって言いすぎなのでは…。
これから観る人の意欲をそいじゃうよ。
「いやいや。
それはあくまで物語の部分であって、
見どころはもっと別にある。
おそらくこの映画最大の売りは、
さっきフォーンも話した<現代日本を代表する女優たちの共演>。
でもね、ある意味、映画そのものが
女優たちの共演にも増して贅沢なんだ。
冒頭に語られる昭和11年のエピソードはモノクロ。
しかもその写し方が、ローアングルでフィックスと、
あきらかに小津安二郎を意識している」
----でもその小津へのオマージュって、
みんなよくやりたがるよ。
「確かに。
でも、ぼくがもっと驚いたのは
昭和40年代のパート。
ここのエピソードに登場する竹内結子は日活青春映画の女優風。
一方、田中麗奈は東宝サラリーマン喜劇風。
この二つのエピソードは、それこそその時代の映画のカラーテイスト。
プレスによると、これらは
テクニカラー娯楽映画のような色調や
文芸芸術作品のような照明設計で表現したらしい。
しかも衣装、美術、ヘアメイク、言葉遣いまで
その時代に合わせた作り込みをしているんだ。
いまは名画座が少なくなったから、
若い人たちの中には、この時代の映画は、
おそらくCSなどでしか観たことがないという人も多いと思うけど、
当時の映画の記憶がある人には、
もうこれはたまらないプレゼント。
ちょっと時代があと、昭和50年代の仲間由紀恵のパートも、
東宝70年代青春映画といった趣のカラー」
----へぇ~っ。監督は誰ニャの?
「『ガチ★ボーイ』の小泉徳広。
彼はROBOT所属らしいけど、
この分野では、しばらくはROBOTの時代が続きそうだな」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「演技もその時代っぽいのニャ」
※このプレスは保存版だ度
母の日には、こちらのお花屋さんもよろしく。
噂のtwitterを始めてみました。
「ラムの大通り」のツイッター
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☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
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>田中麗奈は東宝サラリーマン喜劇風
そうそう、このあたりがわたしすごく好きでしたね~。
映像のカラーが今じゃないんですよね。
小道具とか、細かいところで楽しんじゃいました。
実は繋がってるストーリーだというのも良かったですよね★
ぼくは映画はリアルよりも
ここにはない世界へいざなってくれる方が好きです。
ということもあり、色自体が作り込まれた
あの時代の映画は大好き。
とても懐かしかったです。
仰るとおり、これからしばらくはROBOTの時代が続きそうですね。
コメントのみで失礼します。
URLも不正ですと言われて入れられないです(涙)
映像のこだわりが良かったですね!
色の感じや撮り方も良かったのですが、
襖の引き手の周りの汚れとか、細かいこだわりが感じられました。
こういうことまでやられちゃうと、
それへの対抗軸は、
本当の意味での作家性かな。
なるほど、ここしばらく
コメントはいただけているのに、
TBが見当たらないと、思っていたら、
そういうことでしたか。
他の方からも文字化けの報告などもきていて、
goo何かあったのかなあ。
襖の引き絵tの周りの汚れですか…。
いやあ、それは気づかなかったです。
侮れないですね。ROBOT!
あくまでもなんとなくですが、今振り返ったら
こんなにも色合いが違うんだなって。
ファッションやメイクはもちろん某化粧品会社がバッチリアドバイス&サポートしてるでしょうし。
企画ものバリバリなんですが、随分と贅沢な映画でした。話1つ1つはあまり掘り下げる事は出来なかったようですが三世代の話で1つのまとまりにはなってたと思います。
初めて広末涼子ナイスと思った(わわわわわ)
確かにそっくり。
シチュエーションまで同じだったのには驚きました。
まあそれはさて置き、なかなか面白いコンセプトの作品だとは思ったのですけど、ちょっと中途半端だったような。
日本映画史を再現するビジュアルも、小津のオマージュならスタンダードを使って欲しかったところです。
黒で繋げるから別に違和感も無いでしょうに。
いま振り返ると、
どのエピソードもさらりと描かれ、
深いツッコミがないのですが、
映像のバリエーションで楽しく観ることができました。
広末涼子って、やはり平成の匂いが強いですね。
ぼくは、仲間由紀恵の雰囲気が懐かしかったです
シチュエーションも、そっくり。
後で観た関係者はあわてたんじゃないかな。
でも、そんなに話題にならないということは、
公開規模の違いですかね。
そうそう、ぼくもスタンダードじゃなかったのはがっかり。
となると、スコープ、ビスタ、という
それも踏襲してほしかった気が…。