ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』

2010-05-04 17:58:04 | 新作映画
(原題:The Hangover)

----ニャんとも、ふざけたタイトルだニャあ。
「だよね。
でも、これでも昨年度の全米興行収入ランキング第6位。
しかもゴールデン・グローブ賞のミュージカル・コメディ部門で
作品賞を受賞しているんだ」

----どんなところが受けたの?
「そうだね。
一つは、そのミステリアスな語り口かな。
この映画は、そのタイトルどおり、
“消えた花ムコ”の謎が物語を牽引していくんだ。
冒頭、結婚式場で花ムコを待つ新妻。
そこへフィル(ブラッドリー・クーパー)から電話が入る。
『もうダメだ。間に合いそうにない』」

----そのフィルが花ムコってわけ?
「いや、それがそうじゃないんだ。
新郎はそのフィルの悪友ダグ(ジャスティン・バーサ)。
フィルは、そのタグをはじめ、
同じく悪友のステュ(エド・ヘルムズ)、
そして花嫁の弟アラン(ザック・ガリフィアナキス)の4人で、
ラスベガスにバチェラー・パーティーに向かった…。
と、これも追い追い語られるという構成」

----ニャんだっけ。
そのバチュラー~ニャんとかっての?。
「簡単に言えば、結婚前夜祭。
独身最後の夜のバカ騒ぎだね。
そういえばトム・ハンクス主演の映画に
『独身SaYoNaRa! バチェラー・パーティー』 というのもあったな。
さて、話を続けるね。
高級ホテルのスイートでしこたま酒を浴び、バカ騒ぎする男たち。
だが朝目覚めると、ダグの姿は消え、
代わりにいたのは一頭の虎と謎の赤ん坊…。
彼らには昨日の記憶が全くない!
一体、昨晩彼らに何が起きたのか?
花婿は消えたまま結婚式は刻一刻と迫る」

----ニャ、ニャんだそれ?
赤ちゃんはともかく虎には相当な無理がある。
「確かに。
ぼくもこのあたりまではあんまりノレなかったんだけど、
部屋に残された証拠品を基に、
彼ら残された3人が
謎を求めて“動き”始めてからは俄然オモシロくなる。
外に出れば、ホテルマンは彼らの車としてパトカーを持ってくるし、
の歯科医ステュに至っては前歯が一本なくなり、
しかも、ストリッパーと結婚式まで挙げた(らしい)。
このストリッパーを演じているのが
一時期、ぼくがいれあげていたヘザー・グラハム
そうそう、この役は最初はリンジー・ローハンにオファー。
ところが脚本のバカバカしさに出演を断ったとか…」

----ふうん。大ヒットしただけに、
彼女、きっと後悔してるよ。
でも、その気持ちも分からないでもいないニャあ。
確かにこの話、ありえなさすぎる。
いくら酔っぱらっても部屋に虎はニャいのでは?
「ところが、そこも巧く理由をつけてある。
この映画のオモシロさ。
それは、普通には絶対にあり得ないようなことを、
シチュエーションとして提示し、
それでいて、登場人物の捜査(?)により
全て観る者に納得させるところにある」

----ニャるほど。
確かにこれはミステリーの楽しみだニャ。
「そう。この映画は世にも珍しいミステリー・(クライシス)・コメディ
で、
真実が一枚一枚ヴェールをはがされるように明らかになり、
ワケの分からない事態、その謎が回収されていく楽しさ。
そういえば、
途中、マイク・タイソンが本人の役で出演していたなあ」

----これぞ、ほんとの酔狂だね。

         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「最初は日本公開は未定だったらしいのニャ」悲しい

※2500を超える署名で急遽公開だ度


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4 コメント

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Unknown (Ageha)
2010-05-10 18:58:15
もう劇場公開は決まったんでしょうか?ホントなら3月頃いきなりDVD出るはずだったのが署名運動で6月公開になったのは聞いたんですが…
かなり前に見たんで忘れそうです。(笑)

泥酔している間になにがあったのか
そんなに覚えてないもんですか?
その記憶のなさが引き起こすドタバタ友情もんなんですが

…そもそもバチュラパーティーそのものが納得いかん(それ言っちゃおしまいですが…)
返信する
■Agehaさん (えい)
2010-05-15 11:57:11
この映画は7月3日公開が決まりました。
DVDスルーじゃなくてよかったです。
「泥酔」、これがひとつのポイントですね。
ぼくも、酔っぱらった程度でまさか…
とは思いましたが、
あっ、これ以上、言っちゃうとまずいです(汗)。

バチェラー・パーティーは憧れます。
男ですから(笑)。
返信する
ミステリー (にゃむばなな)
2010-07-16 17:01:13
下ネタコメディなのに、きちんとミステリーとしても成立しているのがこの映画の面白いところですよね。
結局屋上にいましたというオチも、巧いことコメディで目くらましされていたような感じを受けましたよ。
返信する
■にゃむばななさん (えい)
2010-07-16 19:16:34
こんにちは。
この映画、好き嫌いが分かれているみたいですね。
ぼくは、笑いのツボがピッタリ。
あまり期待していなかったことも幸いしたのかもしれませんね。

そうそう、あのラストも巧いなあ。、
返信する

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