京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

どこでもドア

2021-04-16 07:49:55 | 俳句
どこでもドア
          金澤ひろあき
どこでもドアコロナのない国行ってみたい
通勤電車の中のくしゃみがこわい
六十代でひきこもりかよコロナめ
21世紀明るいはずじゃなかったのか
新聞のコロナの数を見るのが日課

ひそひそ話

2021-04-15 09:07:51 | 俳句
ひそひそ話
          金澤ひろあき
ひそひそ話コロナに聞かれているかもな
オリンピック無理外国の新聞に書かれちゃった
視線合わせない電車の中のくしゃみ
ゴールデンウィーク庭の草花相手かな
二千円札とアベノマスクはどこ行ったんだろ

一冊の震災句集

2021-04-13 08:26:12 | 俳句
一冊の震災句集
          金澤ひろあき
 未来に残したいなという句集を読んでいます。『十年目の今、東日本大震災句集 わたしの一句』(宮城県俳句協会編)です。東日本大震災から今年で十年。その後の人生も含め、十代から九十代までの多くの人の想いがこめられています。南海トラフの危険も言われる今、原発事故の対応もまだできていない今、「今の問題」としても読み返しています。
  花冷えて沖はいまだに津波をはらむ    ひろあき

燕の夫婦

2021-04-12 07:51:39 | 俳句
燕の夫婦
          金澤ひろあき
 コロナの流行がおさまらず、二年目になりました。
 でも、山は若葉に染まり、花水木が色づき、ツツジも咲きだし、軒先には燕の夫婦が訪れています。自然は何事もないような営みを繰返しています。その様子を見て、重苦しさを一瞬忘れる事ができました。とりあえず、明日の暮らしをしっかりしないと。心の中でそんな声がします。
  コロナ二年目燕の夫婦巣を作る ひろあき