京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

山吹が咲く頃

2020-07-07 08:08:10 | 俳句
山吹が咲く頃
            金澤 ひろあき
  山吹が咲く頃、例年でしたら、松尾大社の神輿が巡行されます。それがコロナ禍で中止になりました。
  満開の山吹 お祭りは中止の中   ひろあき
 天気が良いので、桂川沿いに松尾大社から嵐山までを歩いてみました。学校が休みになっているので、川原の広場では子供達がマスク姿で走っています。サッカーやキャッチボールをしている子供もいます。
 小さな子供を連れたお母さんが、シートを広げてお弁当を持ってきています。町の中に行けないぶん、自然の近くに行く人が多くなっているようです。川沿いに公園や遊歩道は、けっこうな人出です。
 といっても2メートル以上は離れていますので、ソーシャルディスタンスは十分です。
 嵐山の手前に公園があり、その中に池があり、葦が植えられています。去年の枯れ葦が残っているのですが、今コロナで苦しんでいる私たちの心情を映しているようで、しみじみとします。
 池の近くにはベンチがあり、50代と思われる男女が話をしています。二人とも派遣の人のようで、コロナ禍による休業で職場を変えられるかもしれない。いや、あなあは大丈夫でしょうなどという話をしています。
  川ぞいの風がつめたいコロナ禍の話 ひろあき
 ひとしきり話をした後、二人は松尾大社のほうへ去って行きました。
 公園を出るとテニスコートが見えてきます。マスクをしてのテニスはしんどいでしょう。でも何組かが楽しんでいます。
 嵐山には日帰り温泉があるのですが、休業です。そのかわり渡月橋のところで、牡丹の花が迎えてくれました。
  休業の嵐山 主役は牡丹      ひろあき