京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

こんな消え方

2016-12-06 08:13:04 | 日記
 こんな消え方(自由律)
         金澤 ひろあき
冬銀河にかくれんぼしたあなた 後から僕も行くよ
縁のない話でしたととけてゆく雪  
こんな消え方がいいかもしれない 雪
定年後の居場所さがしをもう少し
死んだらあの星になると言っていた友

冬空の星を見ていると、この光は数万年前のものがようやく到達したものもあると言う。
 大きな時と空間の中にいる自分たちの存在の微少さを受け入れる気持ちになる。
 そういうことを考える時は、自由律がいいのかもしれない。 
最後の句は実話。