星空ゆうゆう散歩 2014年度 第5回に行って来ました。
8月はお休みだったので、2か月ぶりですね。
すっかり、秋らしくなってタイムリーな彼岸花が咲いていました。
いつもの、猫たちも元気に迎えてくれました。
枡形山から見た雲もやっぱり秋の雲です。
空気が澄んできて、結構遠くまでくっきりと見えています(左からスカイツリー、砧清掃工場の迷彩煙突、オレンジの三軒茶屋キャロットタワー、後ろが六本木ヒルズ、東京タワー、用賀のビジネススクエアといったところでしょうか~東京の田舎もんなので、ミーハーな施設はあまり分かりません)。
さて、今回の御年84歳の河原郁夫さん「星空ゆうゆう散歩」のテーマですが、「天の川と星の数」です。
天の川が恒星の集団だと初めて望遠鏡で確認したのが有名なガリレオですね。
直径10万光年、2千億個の恒星の集団です。
(Photo credit: Serge BrunierおよびFrederic Tapissier)
銀河中心方向の向こう側は可視光では見えないため、銀河系の全体像は最近までよくわからなかったそうですが、電波望遠鏡の発達で、全体像が明らかになってきたそうです。単純な渦巻銀河ではなく棒渦巻銀河なんですね。
(銀河系全体の想像図 Wikipedia より)
Eテレのサイエンスゼロで最近この天の川(銀河系)の最新情報についてやってましたね。約1億4千万年ごとに繰り返す地球の大規模な(平均-3.5℃)寒冷化の原因が銀河系の構造にあるという話です。
現在地球は銀河系のスパイラルアーム(腕)の外側に位置しているが、回転する間に過去1億4千万年周期でスパイラルアームの中に入っていた時期があるという。このときスパイラルアームの中で頻繁に起きている超新星(韓国のゴリ押しポップグループではない)爆発による宇宙線の影響で大気中の雲ができやすくなって日光が遮断され寒冷化を招いたという仮説です。
この仮説は、スパイラルアームの中の星は、そこにとどまっているわけではなく、出たり入ったりを繰り返しながらスパイラルアームを形作っているということが前提になっています。この構造が、銀河系を構成する星の回転速度が中心近くでも外周でもほぼ同じ速度(秒速240km)で動いている観測結果(巻き込みのジレンマ※)の説明になるようです。
※太陽近傍の回転周期は観測により3億年ほどと知られており、銀河の年齢が約100億年であるため、これまでに何十回転もしているはずであり、内側と外側の回転のズレによって銀河の腕は非常に固く巻き込まれてしまっているはずである。しかし実際にはそうはなっていない、この困難を巻き込みのジレンマと呼ぶ。
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