どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『ドラッカー・コレクション 珠玉の水墨画 「マネジメントの父」が愛した日本の美@千葉市美術館』なのだ

2015年06月22日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

<パントリーコヨーテ>でランチをしたぼくらわ すぐ近くの千葉市美術館に移動して 6月28日まで開催している<ドラッカー・コレクション 珠玉の水墨画 「マネジメントの父」が愛した日本の美>を見たのだ



今回の感想わ えこうに任せるのだ

千葉市美術館 <ドラッカー・コレクション 珠玉の水墨画 「マネジメントの父」が愛した日本の美> 6月28日(日)まで

http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2015/0519/0519.html

作品リスト
http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2015/0519/0519_list.pdf




展示構成

序章 日本美術との出会い

1章 1960年代、初期の収集

2章 室町水墨画

3章 水墨の花鳥 動物画の魅力

4章 聖なる者のイメージ

5章 禅画 江戸のカウンターカルチャー

6章 文人画の威力

終章 書斎に吹く風 クレアモントのドラッカー

展覧会名の通り、鎌倉時代~江戸時代までの水墨画、約110点を展示しており、すべて掛軸でした。


気になった作品

1.式部輝忠 渓流飛鴨図(扇面)


最初のコレクションの1つ、金泥が塗られた背景に、1羽の鴨が飛んでいる。切り立つ崖、波は荒々しいが、鴨は優雅に飛んでいるように見える。


5.尾形光琳 柳鷺図



6.尾形光琳 蔦図(団扇)

もとは、団扇であったものが、屏風に貼られて伝わり、掛軸に仕立てたもの。真ん中に余白を取り、両端の対角線上に蔦の葉を描き、その間を1本の蔓が橋渡しをしているデザイン。

蔦の葉のたらし込みのグラデーションや、団扇にした際のしわの線が、葉脈のように見えて面白い。


28.鉄舟徳済 蘭石図


29.玉畹梵芳/自賛 蘭石図

NO.28と、NO.29は同じ題材で隣に展示しているので、見比べが出来ます。

NO.29は、風になびいているような、自由闊達な線が良い。表現が適切ではないかもしれないが、線が生きているように思えました。この画家は、臨済宗夢想派の高僧だそうです。一方、NO.28は、直線的な印象。


34.雪村周継 叭々鳥図

叭々鳥(ははちょう)とは、中国南方の鳥で、ムクドリの仲間、くちばしの上に冠羽や羽の白い模様が特徴的だそうです。

画面上下に2羽描いているが、下にいる方は、木の止まり、トンボを掴まえている。一方上にいる方は、宙返りして、下にいる仲間を見ているよう?鳥の宙返りしている絵って見たことはないと思うし、面白い。


40.狩野探幽 波に兎


空を見ながら、波の上を飛ぶように走るウサギが描かれている。波もウサギも軽やか。


39.海北友松 翎毛禽獣図(※画像は、<兎図>・<猿図>)
 

もとは、屏風に貼る(押す)「押絵」の右隻だったものを1点ずつ6点に分け、掛軸にしたもので、左から<松に小猛図>・<兎図>・<鷹図>・<牛図>・<馬図>・<猿図>の6幅。

載せた画像の左側のウサギは、目がちょっと変な感じがしますが、それは、後世、墨を補われているからだそうです。サルは、モコモコとした毛の質感のように見せていて良かったですし、微笑んでいて、遊んでいるように思えました。

ウマは、現代の馬のようにシャープではなく、でっちりした感じでしたし、他の掛軸も良かったです。


41.伊藤若冲 梅月鶴亀図


解説の一部には、こう書かれています。
『月梅図を中心に鶴亀を配し、正月の床掛け用など吉祥の作画であろう。鶴は女性、亀は男性と見立てる艶やかな見立てもある。』

三幅対で、左幅の亀の甲羅は細かな筋目描き、右幅は、卵のような楕円の体をした鶴が描かれいる。


72.東嶺円慈 達磨図

下手?というか、味のある達磨図で、インパクト大だった。


74.仙義梵 鍾馗図

鍾馗様が鬼を一刀両断して、真っ二つに切っている。鍾馗様、切られた鬼、ともにかなりゆるく描かれ可愛らしい。


あと、鶴亭/佚山賛の<富士図>も良かった。


千葉の会場は、もうすぐ終わってしまいますが、ドラッカーさんのコレクションの展覧会は、日本で約30年振りだそうですよ。千葉市美術館は、作品をゆったり鑑賞出来るので、ご覧になってみてはいかがでしょうか?


巡回情報

長野県信濃美術館 7月11日(土)~8月23日(日)

山口県立美術館 10月30日(金)~12月6日(日)


そして 7階の一部分で展示していた<千葉市美術館開館20周年記念 歴代館長が選ぶ 所蔵名品展>『第2部』も見たのだ


↓『第1部』を見た感想を載せるのだ
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/88247c1619570ccb5afe967e45715ae8


さっき えこうが書いたので 今回わ ぼくが書くのだ

千葉市美術館 <千葉市美術館開館20周年記念 歴代館長が選ぶ 所蔵名品展 『第2部』> 6月28日(日)まで

http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2015/0410/0410.html

作品リスト
http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2015/0410/0410_list.pdf




浮世絵と 現代美術 約25点くらい展示していたのだ


気になった作品をご紹介するのだ

重要美術品の作品で 喜多川歌麿が描いた肉筆画<納涼美人図>なのだ


えこうが ずっと前の美術館紹介の本に載っていて ずっと前から見たかった作品なのだ

襟元から 美しい素肌が見え 少し見える 襦袢の赤が艶やか 黒の着物?(浴衣)の透け感も相まって 色香が漂っているのだ

すべてにおいて 色っぽく見えるし 膝を立てているのもいいのだ・・・


鳥文斉栄之<朝顔美人図>の隣に 一輪の朝顔が 宙を漂うようにというか 落ちる途中のように見える 須田悦弘の青紫の<朝顔>が展示しているのだ

よーく見ると 花も葉も 虫食いの小さな穴があって 展示ケースの中に展示しているけど 匂いがしそうな 本物のような彫刻だったのだ


1番最後にわ 須田悦弘<雑草>もあったのだ 今回わ かなりわかりやすく展示していたのだ


他にも 鏑木清方の<薫風>や 歌川広重の<東海道五拾三次之内 庄野 白雨>も良かったのだ


念願だった 喜多川歌麿が描いた肉筆画<納涼美人図>を見ることが出来て それだけで満足だったけど 須田さんの2つの作品も見れたので 良かったのだ


この後わ 千葉駅に移動して 西口から すぐ近くにある<鶏そば 七星(ななせ)>でディナー(夕食)を食べたんだけど そのことわ また 今度書くのだ



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