どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『千葉市美術館開館20周年記念 歴代館長が選ぶ 所蔵名品展 <第1部>@千葉市美術館』なのだ

2015年05月23日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

<パントリーコヨーテ>でランチをしたぼくらわ 千葉市美術館に移動して 5月10日まで開催していた<千葉市美術館開館20周年記念 歴代館長が選ぶ 所蔵名品展>『第1部』を見たのだ(※今わ 第2部が開催中なのだ)



ぼくが気になった作品をご紹介するのだ

鈴木其一<芒野図屏風>なのだ


くすんだ?銀箔の上に 墨でススキの穂の部分をたくさん描き 上部から 左右にゆらりと雲がかかっているのだ

ススキが濃く描かれているのわ 雲の周りののみで 雲の中のススキわ 銀泥?で描いて より色を薄く見えるようにしていたのだ


田中一村が描いた<椿図屏風>なのだ

<田中一村展>でも展示してなかったような・・・?なのだ 二曲一双の屏風で 右隻わ 画面いっぱいに 赤や 紅白マダラのが咲いている椿の木を描いており 一方で左隻わ 何にも描かれておらず 金地のままだったのだ

椿の葉が暗い緑色だったのでより椿の花が華やかに映えているのだ あと 片方の屏風を全く描いてない作品て 初めて見た感も?なのだ


宮島達男の作品<地の天>なのだ(※第2部も展示中なのだ)

暗い展示室 大きな丸い囲いの中に 緑色に光る1~9の数字が時間差でランダムにカウントしている作品なのだ 遠目から見ると 光る数字たちが煌めく星々のように見え 大きな丸い窓から 宇宙を覗いているような感じて ずっと作品を見ていると 落ち付くような気がするしキレイな作品だったのだ


第1部わ 終わってしまったけど 素晴らしい作品を見れて 200円って すっごくお得だったのだ

千葉市美術館って 現代美術ってイメージがなかったけど いっぱい展示していたのわ ちょっと意外って思ったのだ



ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想載せるのだ

千葉市美術館 <千葉市美術館開館20周年記念 歴代館長が選ぶ 所蔵名品展 『第1部』> 終了しました

http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2015/0410/0410.html

作品リスト
http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2015/0410/0410_list.pdf




展示構成

近世~近代の日本絵画と版画
 近世~近代の日本画
 近世~近代の版画と版本

千葉市を中心とした房総ゆかりの作品

現代美術

展覧会のタイトルにもなっている通り、歴代の館長が選んだ作品162点の中から、約100点を展示していました。


気になった作品

17.円山応挙 富士三保図屏風

六曲一双の屏風、墨のみで描かれてる。富士山ははっきり見えるが、全体的にぼやけた印象なので、冬の朝とか?少し靄が出ているような情景のように思えた。富士の描かれている右隻は描き込みが多いが、一方で左隻は、そんなに描きこまれていなかった。


20.森祖仙 樹下双鹿図屏風


二曲一隻の屏風、一扇ごとに1頭ずつ描き、おそらく番(つがい)のよう。左には、首をくねり正面を向くメスを、右には、周囲を気にし、立派な角のあるオスを描く。シカたちは、写実的で、柔らかそうな毛の質感だった。


21.森祖仙 月下猿図

祖仙と言えば、サルというイメージがあり、やっぱり素晴らしい。月夜に幹に掴まるサルが描かれ、サルの表情を見ると眠そうな感じで面白い。No.20の作品と同じく、触ってみたいような毛の質感で、輪郭線がないからか、モコモコしているように見えた。


34.中村芳中 白梅図


<中村芳中展>でも見た作品。すべての枝が上に向かって伸び、生命の力を感じる。太くくねった幹は、たらし込みがあり、色合いの妙がいい。簡略化された光琳梅も可愛らしかった。


50.鳥居清倍 二代目市川団十郎の虎退治


大津絵ほどではないが、かなりゆるい浮世絵で、見ていて面白い。


53-2.鈴木晴信 三十六歌仙 紀友則


画面上部には、紀友則の和歌が書いてあり、雪の中を親子で歩いている。 雪の部分はたぶん、和紙の地の部分を使い、空摺りで雪のふくらみなどを表現している。母が子を気にかけ、振り返る姿が良い。


56-2.鳥居清長 美南見十二候 九月


7階にあった映像で解説があったが、この作品は、赤、青、黄色、黒の4色のみを使用していて、色を混ぜたり、色の濃度を変えて色を出しているそうです。


66-2、葛飾北斎 凱風快晴



69-1.歌川広重 東海道五拾三次之内 蒲原 夜ノ雪


闇夜に深々と降る雪の中を歩く旅人。暗い闇なので、雪の白が際立つ。


72.歌川国芳 相馬の古内裏



73.月岡芳年 松竹梅湯島掛願

縦の2枚続き、画面下の方に火事が起きており、町火消しなどが描かれている。2枚続けて大きく描かれている竹ハシゴを登る町娘が着物をなびかせ、誰かを探しているみたい。だが、心配して探しているようには見えない。


76.樋口五葉 浴場の女

盆?に水(湯)を入れ、裸の女性がしゃがみ体を洗おうとしている姿が描かれ、なぜか輪郭線が美しいと思いました。


77.橋口五葉 髪梳ける女


風呂上りか、寝る前か、何か考え事をしながら、髪をとかす姿が描かれ、ずっと見たくなる魅力があり、こちらの作品も線がキレイ。


78.伊藤深水 対鏡

少しくすんだ赤の着物が目を引く、横顔が美しい作品で、背景のグレーの部分は、馬連の後を残す『ざら摺り』を施している。展示していた作品は、やってなかったが、前に見た時は、赤い着物の部分にも『ざら摺り』があったような・・・?


99.横尾芳月 線香花火

二曲一隻の屏風。2人の女性が室内で夕涼みをしており、1人は線香花火をしている。正統派の美人だが、女性の肌も白く、甲斐庄楠音のような雰囲気もある。


やっぱり千葉市美術館は、日本画、浮世絵に素晴らしいコレクションを持っていると思いました。図録を読んでみたのですが、見たいと思った作品も多く、第1部の前期も見に行くべきだったと後悔しました・・・。

今は、第2部で展示品も少なくなって、<ドラッカーコレクション>との展示ですが、6月に気になる作品が展示するので、そのころに見に行きたいと思っています。


↓後日 <ドラッカーコレクション>と 『第2部』も見に行ったのだ
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/a04173fa5a923d1d9aa27390d8cf873d


この後わ 稲毛駅で途中下車をして<カレーレストラン シバ>でディナーを食べたんだけど そのことわ また 今度書くのだ



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