どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『4回目の<大琳派展>』

2008年11月14日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログは、2008年に違うサイトに載せたものを再編集したものです。

<線の巨匠たち>を見た後は、トーハク(東京国立博物館)に移動して<大琳派展>『後期』を見ました。

東京国立博物館 <大琳派展 -継承と変奏-> 11月16日(日)まで

http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=559




前期、中期と見てきたので、もちろん、後期も見に行きました。

前期展示の感想。
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/bbb3656415f28e9c3de243e4f97acd9a

中期展示の感想。
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/47b8beb22f11cb597b5f37f04b0b9d22


後期の展示替えは、15点ほど・・・。

その中でも、いいなぁ。と思った作品。

1-76.俵屋宗達 兔(うさぎ)図

日本画家、川合玉堂の旧蔵。外側に薄墨を塗り、うさぎを浮き上がられています。


2-17.尾形光琳 孔雀立葵図屏風 重要文化財

2-28.尾形光琳筆 竹梅図屏風 重要文化財 

たぶん、この光琳の2点は、夏に開催した<対決展>で観たような・・・?


4-59.鈴木其一 夏秋渓流図屏風


右隻に夏の表現で、百合を描き、しかもセミまでいるんです。左隻に落ち葉を描き、秋を表現。右隻、左隻、お互い端から中央に渓流の水が、流れ落ちてくる。

ちょっと疑問?に思ったのが、右隻の葉を金で縁取っている。なぜ・・・?(デザイン?)


もちろん、風神雷神図4点揃い踏みもじっくり拝見しましたよ。

風神雷神図で、ちょっと疑問が浮かんできました。

俵屋宗達の風神雷神図


尾形光琳の風神雷神図


酒井抱一の風神雷神図


鈴木其一の風神雷神図襖

左隻


右隻


たしか、<京都の三十三間堂(蓮華王院)>に風神・雷神像がありますよね。俵屋宗達は、その両像を観て、<風神雷神図屏風>を描いたのかなぁ~?なんて思ったのですが・・・。

実際どうなのでしょうね?

↓三十三間堂のページ(風神・雷神像が観れますよ。)
http://www.sanjusangendo.jp/b_2.html


今回も素晴らしいものを観ることができました。

ありがとうございます。



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