ぼくらわ 国立新美術館で 10月10日まで開催中の<アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち>を見たのだ
ぼくが気になった作品なのだ
ティツィアーノ・ヴェチェッリオの<受胎告知>なのだ
4メートルくらいの大きさで 晩年の作品だそうで 聖堂から持ってきちゃったそうなのだ
天使が マリアにイエスを身ごもったことを伝える 受胎告知の場面なのだ ぼくらわ 稲光のような光の中から 聖霊の象徴の白い鳩が現れるのがカッコいいと思ったのだ
この作品わ 素晴らしくて ずっと見ていたのだ
パリス・ボルドーネの<眠るヴィーナスとキューピッド>なのだ
森の中で横たわるヴィーナスと 赤い布を取ろうとする いたずら?なキューピッドが描かれているのだ
解説によると 「当時、こうした豊満な裸身をさらす愛の女神ヴィーナスは、多産や繁栄、健康の守り神として、結婚の記念に描かれることがありました。」と書かれていたのだ
ティツィアーノ・ヴェチェッリオと工房の<ヴィーナス>も良かったのだ
4メートルの大作 ティツィアーノ・ヴェチェッリオの<受胎告知>だけでも この展覧会に行く価値わ あると思うし 載せた画像より 実際の作品わ 数倍美しいし 圧巻だったのだ
他にも ヴェネツィアの色彩豊かな作品があって 見応えありだと思うのだ
ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ
国立新美術館 <アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち> 10月10日(月・祝)まで
http://www.nact.jp/exhibition_special/2016/venice2016/
公式サイト
http://www.tbs.co.jp/venice2016/
作品リスト
http://www.tbs.co.jp/venice2016/works/workslist.pdf
展示構成
Ⅰ.ルネサンスの黎明-15世紀の画家たち
Ⅱ.黄金時代の幕開け-ティツィアーノとその周辺
Ⅲ.三人の巨匠たち-ティントレット、ヴェロネーゼ、バッサーノ
Ⅳ.ヴェネツィアの肖像画
Ⅴ.ルネサンスの終焉-巨匠たちの後継者
15世紀から17世紀までのヴェネツィア絵画、約60点を展示しており、2カ所に映像コーナーもありました。
気になった作品
1.ジョヴァンニ・ベッリーニ 聖母子(赤い智天使の聖母)
3.カルロ・クリヴェッリ 福者ヤコポ・デッラ・マルカ
4.カルロ・クリヴェッリ 聖セバスティアヌス
アスコリのアヌンツィアータ聖堂の多翼祭壇画の一部だそうです。
聖セバスティアヌスの光輪(ニンブス)は、円盤型なのに対し、福者ヤコポ・デッラ・マルカは、放射状の光輪で、なぜ違うのか・・・殉教者と福者の違いなのか?それともなにか決まり事あるのか・・・。
あと、聖セバスティアヌスの足の指の表現に痛みを表しているような感じがした。
5.アントニオ・デ・サリバ(別名アントネッロ・デ・サリバ) 受胎告知の聖母
受胎告知の場面だが、大天使ガブリエルの姿はなく、正面を向き書物を読む聖母マリアのみ。解説によると、「絵の前に立つ観者が大天使の役割を果たすのです。」と書いてありました。このような受胎告知は初めて見ました。
10.フランチェスコ・モローネ 聖母子
少し粗さを感じるが、均整のとれた聖母子像。幼子イエスのことを思い、心ここに非ずといった感じの聖母マリアの表情がいい。
19.ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 聖母子(アルベルティ―二の聖母)
no.20の<受胎告知>と同時期に描かれたもの。聖母とイエス、互いに見つめあう姿がいい。
解説には、こう書かれていました。
『イエスを乗せた右腕は、当時、死を暗示するポーズと考えられてました。聖母マリアの悲しげな表情とともに、十字架上で死を向えるイエスの悲劇的な運命を予見しています。』
32.パオロ・ヴェロネーゼ(本名 パオロ・カリアーリ) 悔悛する聖ヒエロムニス
聖書をラテン語に翻訳したのが神学者の聖ヒエロムニスだそうです。
右胸を打ち終え、胸元は赤みを帯びていて、十字架を見つめる瞳は、やや充血ぎみ。足元にいるライオンの目も充血しているかのように、やや目が赤かった。
39.フランチェスコ・モンテメッザーノ ヴィーナスに薔薇の冠をかぶせる二人のアモル
ヴィーナスの顔が仏様のように思えた・・・。
40.レアンドロ・バッサーノ(本名 レアンドロ・ダル・ポンテ) ルクレティアの自殺
顔と首が赤みがかって、無念さが表れている。あと、衣装の豪華さに注目です。
41.ドメニコ・ティントレット(本名 ドメニコ・ロブスティ) キリストの復活
周りの人々が寝ている時に、中央の墓の上に浮かび神々しい光を放ち復活したキリスト。
44.パドヴァニーノ(本名 アレッサンドロ・ヴァロターリ) オルフェウスとエウリュディケ
解説の一部にはこう書かれています。
『ギリシア神話に基づく本作は、詩人オルフェウスが亡き妻エウリュディケを冥界から地上に取り戻そうとする場面です。地上に戻るまで振り向いてはならぬと冥界の王プルートーとの約束を破り、ふたたび妻を失うオルフェウス。』
二人とも肌に艶があり美しい。暗くてわかりづらいが、画面左下には、顔が2つしか描かれていないけど、冥界の番犬ケルベロスも描かれている。
47.カリアーニ(本名 ジョヴァンニ・ブージ) 男の肖像
60点ほどと展示数は多くないですが、ティツィアーノをはじめ、ティントレット、ヴォロネーゼなどの作品を見る機会って、そんなにないので、ご覧になってみてはいかがでしょうか?
どるちの方でも書いてますが、ティツィアーノの<受胎告知>は必見ですよ。
巡回情報
国立国際美術館 10月22日(土)~2017年1月15日(日) ※12月28日(水)~1月4日(水)まで休館
この後わ 国立新美術館から すぐ近くにある<ラ スフォリーナ>でランチをしたんだけど そのことわ また 今度書くのだ