どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『藤島武二・岡田三郎助展 女性美の競演 JAPANESE BEAUTY@そごう美術館』なのだ

2011年09月02日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 2011年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

<ロシア料理 スンガリー 新宿西口店>でランチを食べたぼくらわ 湘南新宿ラインに乗って 横浜に移動して そごう美術館9月4日まで開催している<藤島武二・岡田三郎助展 女性美の競演 JAPANESE BEAUTY>を見たのだ


無料で貰える作品リストがなかったので 会場にあった図録で調べてみたけど 巡回先(三重、広島)での展示も合わせて 藤島武二の絵画が49点 水彩・素描9点 その他資料が21点あって 岡田三郎助の絵画が60点 水彩・素描25点 その他資料・コレクションが33点となっていたのだ


その展示の中で ぼくが気になった作品を ちょっとご紹介するのだ

1番良かったのわ 岡田三郎助が描いた<あやめの衣>なのだ


前々から見たかった作品なのだ 正直 キレイすぎで言葉がないけど ずっと見ていると いい香りがしてきそうだし こっちにふり向いてくれそうな気がするのだ

しかも隣りにわ 着ていた(描かれた)着物の<納戸縮緬地八橋に杜若模様小袖>も展示していたのだ


藤島武二<婦人と朝顔>も良かったのだ


婦人と朝顔の美の競演なのだ 女性と背景の朝顔が共に美しくて 描かれていた女性わ 朝顔の女神(妖精)なのでわ?って思ったくらいなのだ


岡田三郎助が描いた<花野>もいいのだ

上半身裸の女性が 野に横たわっているけど この美しい女性わ 野に咲く1輪の花のように思えるのだ


最後わ 岡田三郎助が描いた<髪を梳く>なのだ

腰くらいまである長い髪を前に持ってきて 髪を梳く女性が描かれいるのだ この女性わ 上半身裸で白く透き通るような美しい肌で ウットリなのだ


ぼくらわ 元々岡田三郎助の作品が大好きなので この展覧会わ 凄く満足したし 色々見れて良かったのだ 横浜での展示わ もうすぐ終わってしまうけど この後 三重県と 広島県に巡回するので お近くの方わ ぜひご覧くださいなのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


そごう美術館 <藤島武二・岡田三郎助展 女性美の競演 JAPANESE BEAUTY> 9月4日(日)まで

http://www2.sogo-gogo.com/common/museum/archives/11/0728_fujishima_okada/index.html




展示構成

第1章 初期の作品

第2章 中期の作品

第3章 円熟期の作品

作品リストがなかったので、会場に置いてあった図録で調べたのですが、巡回先(三重、広島)での展示も合わせて、藤島武二の絵画が49点、水彩・素描9点、その他資料が21点、岡田三郎助の絵画が60点、水彩・素描25点、その他資料・コレクションが33点となっていました。

<女性美の競演>となっていますが、風景画も展示していましたよ。


気になった作品

F-5 藤島武二 婦人と朝顔


解説には、『この頃の藤島は明治浪漫主義絵画に傾倒した時期にあり、ラファエル前派やアール・ヌーヴォーからの影響のもと満開の朝顔の背景に朝日を浴びる女性を描き、「朝」という概念を象徴的に表そうとしている。』と書かれていました。

描かれている女性と背景の朝顔が共に美しさを競っているように思えた。


F-13 藤島武二 黒衣の婦人

外国の女性の肖像画。<黒扇>と同じモデルなのでは?って思ってしまった。(※<黒扇>は、ブリヂストン美術館所蔵。)


F-23 藤島武二 うつつ


※以前、東京国立近代美術館で撮ったもの。展覧会は撮影禁止です。


F-25 藤島武二 匂い


※こちらも、以前、東京国立近代美術館で撮ったもの。展覧会は撮影禁止です。


F-30 藤島武二 マンドリンを弾く女


このマンドリンを弾く女性は、浸っているような表情が良かった。


F-34 藤島武二 女性の横顔


横向きのルネサンス風の肖像画。女性は赤の鮮やかや中国服?を着ている。このモデルは『竹久夢二がお葉と名付けた女性』と解説に書いてありました。



O-16 岡田三郎助 婦人像

落ち着いた茶系?の着物を着て、横向きに座る女性が描かれている。視線を下にそらし、少しけだるそうな表情が美しく思える。


O-20 岡田三郎助 髪を梳く

上半身裸で、腰から足にかけて襦袢?(布?)で隠し、髪を梳く女性が描かれている。白く透き通るかのような美しい肌をしていてキレイでした。
隣りに下絵も展示してあって見比べると、本作の方は、腰を床に下ろして、足も伸ばすように描かれ、襦袢(布?)に横の動きを表現しているみたいだったが、下絵では正座している風に描かれていた。


O-21 岡田三郎助 若き娘の顔

少し幼さを残す娘が描かれていた。歳は10代半ばほどのおようだが、品がある。


O-24 岡田三郎助 黒き帯


タイトルの<黒き帯>が映えるように、外にある白いベンチに座り、白い着物(浴衣?)を着ている女性が描かれいる。ベンチの肘掛けに体重をかけているので、体のラインがS字型になり、より美しく見える構図となっている。


O-28 岡田三郎助 花野

雑誌かなにかで見たことがあって、気になっていた作品。野に横たわる上半身が露わになった美しい女性が描かれている。この女性は、タイトルの『花』を表しているのではないか?と思ってしまう。


O-30 岡田三郎助 支那絹の前


前にも見たことがある作品で、今回は隣りに着ている着物と手にしている着物が展示していた。着ていた着物は、<紅縮緬地松竹梅に匂袋模様小袖>、手に持っていたのは、<紫縮緬地薔薇に檜扇模様振袖>


O-40 岡田三郎助 あやめの衣


解説には、『後ろ姿ながら、近代洋画が達成した「美人画」の最高峰というべき作品である。』と書かれていました。記憶が定かでないので、間違っているかもしれないが、この作品は洋紙に描いている?

隣りには、着ていた着物<納戸縮緬地八橋に杜若模様小袖>も展示していた。絵画はポーラ美術館の所蔵、着物は、松坂屋コレクションの所蔵、同じところが所蔵だったなら、もっと同時に見る機会があったのに・・・。


O-54 岡田三郎助 水辺の裸婦

外光の明るい外で描かれた裸婦なので、光を浴びている裸婦の肌が美しい。


OM-3 岡田三郎助 ポスター「窓」

三越呉服店のポスター。モダン若い女性が高い建物の窓から三越を見下ろしている姿が描かれている。この頃に三越を見下ろす高い建物があったのか?疑問に思う。


岡田三郎助の作品が元々好きなったので、この展覧会は行って正解でした。岡田は、着物姿の女性をたくさん描いていたので、まさしく<JAPANESE BEAUTY>といった感じで、藤島武二は、<黒扇>ぐらいしか知らなかったのですが、<婦人と朝顔>を見れて良かったですし、ルネサンス風の肖像画も描いていたなんて知らなかったので勉強になりました。

そごう美術館での展示は、もうすぐ終了ですが、三重県・広島県に巡回ですし、美しい女性たちの競演なので、ぜひご覧ください。


巡回情報

三重県立美術館 9月10日(土)~10月23日(日)

ひろしま美術館 10月29日(土)~12月11日(日)



今回も素晴らしい作品を見ることが出来まし、美味しいものを食べることが出来ました。

ありがとうございます。



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