どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『日本美術デザイン大辞展@三井記念美術館』なのだ

2012年08月17日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

千疋屋のセルフサービスのカフェでランチを食べたぼくらわ 同じ建物?にある三井記念美術館で 8月26日まで開催している<美術の遊びこころⅤ 三井版 日本美術デザイン大辞展>を見たのだ



三井記念美術館所蔵品を中心とするの作品 約90点を展示していて 辞典みたいに 『あ』~『わ』までの 用語と一緒に作品が展示していて その展示作品のなかで ぼくが気になった作品を ちょっとご紹介するのだ

『う』の 【雲竜】の作品で 狩野探幽が描いた<雲竜図 (附:探幽書状)>が1番良かったし この作品が見たくてこの展覧会に行ったのだ


怖くわ ないけど 迫力があって 凄かったのだ ちなみに この作品わ 探幽が 70歳のころに描いたものなのだ


『ね』の 【根付】の作品3点 <子犬根付・枇杷に鼠根付・猿に蟹根付>わ 小っちゃくて 可愛かったのだ

根付わ 印籠などが落ちないようにストッパーとして使用していたのだ 今でいえば 携帯ストラップのようなものだと思うのだ ぼくらわ 根付が大好きで お金持ちだったら 集めたいくらいなのだ 特に<枇杷と鼠根付>わ 安価なレプリカでもいいから 作ってほしいと思ったのだ


この展覧会わ あと1週間くらいで終わってしまうけど 古美術入門編で 美術館に行ったことのない方にわ 分かりやすい展覧会で お子様連れでも 楽しめる展覧会だと思うのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


三井記念美術館 <美術の遊びこころⅤ 三井版 日本美術デザイン大辞展> 8月26日(日)まで

http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html

作品リスト
http://www.mitsui-museum.jp/pdf/mokuroku120630.pdf




古美術の専門的な用語を、五十音順、『あ』~『わ』の順に解説していき、それに関連する作品、約90点が展示されていました。


気になった作品(※『用語』、作者、作品名の順)

2.『葦手絵』   田中親美   平家納経 法華経 分別功徳品 第十七 (模本)

美しい経典、大正時代に田中親美が実物を忠実に模本したもの。お経の書いてない上下の部分に描かれている桔梗に花の装飾や、経典の取っ手?(軸)などが素晴らしかった。


5.『色絵』   仁清   色絵鶏香合


小さくてかわいい香合。赤や緑の色が鮮やか。底に、「仁清」の幕印が捺されているそうです。


11.『雲竜』   雲竜文推黒合子

彫っている龍は、ユーモラスすぎて可笑しかった。たぶん、正面の顔を彫っているからだと思うが、かなりのインパクトだった。龍は、角はシカ、頭はラクダ、爪はタカ、実在する動物を組み合わせた想像上の動物。


13.『雲竜』   狩野探幽   雲竜図 (附:探幽書状)


黒い雲の中から現れた龍は、体の一部しか描かれていないので、より大きな体を想像させる。墨を打ち付けたかのような飛沫が、より迫力を強調させているようだ。


16.『大津絵』   大津絵 鬼の念仏

ヘタウマな絵?鬼が法衣を着て、念仏を唱えているみたい。どこは愛嬌があって、ユーモラスのある鬼でした。大津絵は、大津周辺で土産物として売られていた民芸的な絵。


17.『大津絵』   川鍋暁斎   浮世絵大津之連中図屏風

大津絵のパロディ。右隻の人物は丁寧に描かれているが、左隻に描かれているオニや、お坊さんなどは、大津絵のヘタウマでデフォルメに描かれていて、異なる描き方をしていた。


25.『雲母摺』   光悦謡本

白というか銀色の模様が美しい。雲母摺は、料紙装飾に用いられる摺刷技法のことで、版木に膠をつけ、紙を摺り、白雲母の微粉末を振りかけて定着されるそうです。


43.『青海波』   紅地青海波波丸模様厚板

能装束、紅色の素地に金の色で表した青海波の模様がビッシリ。青海波は、扇形状に図案化した波を上下左右に連続させた波模様。


46.『外隈』   円山応挙   富士図

富士山の周りに墨を描いて、富士山は素地のままで、白い富士山を表していた。


私の中では、惹かれる作品は少なかったのですが、狩野探幽の<雲竜図>が見れて良かったです。この展覧会は、古美術入門なので、普段美術館に行かない方や、古美術に興味のない方でも、分かりやすい展示でしたし、楽しめるのではないでしょうか?

あと、1週間ほどで終わってしまいますが、三井記念美術館は、ぐるっとパスでも入場出来るので、ご覧になってみてはいかがでしょうか?



この後わ 日本橋三越に移動して <輝ける皇妃 エリザベート展>を見たのだけれど そのことわ また 今度書くのだ



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