どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『タイル・アートの巨匠 ウィリアム・ド・モーガン@パナソニック電工 汐留ミュージアム』なのだ

2009年12月12日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 2009年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

<一会>でランチをしたぼくらわ 新橋に移動して パナソニック電工 汐留ミュージアムで開催中の<タイル・アートの巨匠 ウィリアム・ド・モーガン>を見たのだ



ぼくが気になったのわ 最後の方に展示してあった タイルを何枚も使って タイルで絵を描いてある作品 <イスラム風のアーチ>や <鳥とスイカズラ>などが良かったのだ 

あと ラスター彩の壺や 皿も良かったのだ あの独特の光沢がキレイで好きなのだ


この<タイル・アートの巨匠 ウィリアム・ド・モーガン>で たくさんのタイルを見ることが出来て良かったのだ 彼のタイルなどのデザインわ 面白くて 見ていて欲しくなったのだ

この展覧会わ もうちょっとで終わってしまうけど また ウィリアム・ド・モーガンの展覧会 もしくわ 彼の作品が展示されそうな アーツ・アンド・クラフツの展覧会わ 見に行こうと思うのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


パナソニック電工 汐留ミュージアム <艶と色彩 -タイル・アートの巨匠- ウィリアム・ド・モーガン> 12月20日(日)まで

※HPは、ないようです。




ウィリアム・ド・モーガンの説明

『アーツ・アンド・クラフツ運動において最も重要な芸術家のひとり、ロイヤル・アカデミースクールで学び、当時の装飾美術界をリードしたウィリアム・モリスと親交をもった。ウィリアム・ド・モーガンは、ステンドグラスの制作を始め、1872年には陶器やタイルを制作する工房を開設、陶器装飾の分野で一気に才能を発揮し、数多くの傑作を残した。』と解説に書かれていました。

他にも、陶器用の新しい釉薬を開発したり、ラスター彩の再現にも成功そうです。


展示構成

第1章 モリスとの出会い、影響

第2章 技法と素材

第3章 デザインの源泉と主題

第4章 室内装飾のタイル

今回は、約150点ものタイルや、壺、皿などが展示していて、そのほとんどが、『ド・モーガン財団』の所蔵でした。タイルは、同じデザインでも、色の違ったものが数種類展示していたり、少しだけデザインを変えたものなどがありました。

※「色違いの理由は、色付け師の裁量によるそうです。」


気になった作品(番号が続けている作品は、色違いのものか、少しデザインが変えてあるもの。)

1.タイル<ベットフォード・パーク・ヒナギク>

3つの青いヒナギクが咲いているシンメトリーなデザイン。


6.7.9.10.タイル<カーネーション>

この4点は、花の色が違っていたり、左右を反転したデザインのタイル。


15.16.タイル<K.L.ローズ>

この2点とも、ほぼ同じデザインで花の芯や、葉の色を変えている。16の方が全体的に色がまとまっていてキレイに感じる。


29.レリーフ・タイル<一輪のバラ>

花の色がちょっと変な色だが、背景の緑の色がいい。


37.タイル<風変わりな鳥>

38.タイル<風変わりなカモ>

この<風変わりな>と付いている動物は、写実的なものではなく、空想の世界にいるような生き物で、ほとんどの動物がド・モーガンの創作によるものだそうです。この2点は、赤で彩色されたタイル。


46.ラスター彩花器<グロテスク様式のけもの>

5種類?の変な(グロテスク)けもののいる花器。白っぽい素地に赤茶色の彩色で表現している。


49.ラスター彩皿<シカとトカゲ>

シカは、日本古来のデザインのようで、ジャポニズムの影響?のような気がする。トカゲは、木を登っている面白いデザイン。


52.ラスター彩皿<クジャク>

金色(黄土色?)の釉薬で彩色されたクジャク。クジャク過度な装飾をしていないのがいい。


54.ラスター彩皿<アイベックスとシカ>

イスラム文様のシカとアイベックスがいる皿。光沢のあるイスラムの草の文様がいい。


63.タイル<花模様>

シンメトリーで連続のある文様はイスラム装飾を連想される?


86.皿<クマと野ウサギ>

よーく見ると、クマと野ウサギの目が立体感があり、飛び出ている。この表現は面白い。


87.ラスター彩皿<シカ>

つがいのシカがサバンナを駆け回っている図?シカは赤胴色で表わされていて、背景の草木は金色や黄土色で表現。


96.タイル<風変わりな鳥>

飛べそうな羽根をもっているドードのような鳥。


102.錫釉皿<風変わりなクジャク>

個性的なクジャクのデザインがカワイイ。人間みたいに見える。


109.平皿<二本のマストを立てた船>

タイトルになっている船よりも、海にいる魚の古典的な?デザインが面白い。


114.タイル<カーネーションと葉>

裏にウィリアム・ド・モーガンの窯印を見えるように展示。他に、『124.タイル<葉と花>』、『130.タイル<ターコイズの扇>(一部)』も同じように展示していました。


133.タイル・パネル<鳥とスイカズラ>

137.タイル・パネル<ドラゴン>

2枚のタイルを合わせて西洋のドラゴンが描かれている。ドラゴンは、怖い、格好いいものというイメージがあるが、このドラゴンは愛嬌のある感じのドラゴン。


139.タイル・パネル<フローラル・オジー>

16枚のタイルを使用。


143.タイル・パネル<イスラム風のアーチ>


このウィリアム・ド・モーガンのタイル、レプリカでいいので欲しいと思いました。

会期末ではなく、開催したころに見に行けば良かったと後悔も・・・。彼の作品が好きになったので、展示しそうな展覧会(アーツ&クラフツ)には、見に行こうと思っています。


この後わ 歩いて 銀座を縦断して 銀座一丁目にある ポーラ ミュージアム アネックスで開催中の<Brilliant Noel -輝きのガラス->を見たのだけれど そのことわ また 今度書くのだ



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