どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『ウィリアム・モリス 美しい暮らし -ステンドグラス・壁紙・テキスタイル@府中市美術館』なのだ

2013年11月09日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

国分寺の<まぜまぜ ムタヒロ>でランチを食べたぼくらわ 一駅先の武蔵小金井駅に移動して 府中駅行き(一本木経由)のバスに乗って 府中市美術館に移動したのだ

そして 府中市美術館で 12月1日まで開催している<ウィリアム・モリス 美しい暮らし -ステンドグラス・壁紙・テキスタイル>を見たのだ



ぼくが気になった作品を ちょっとご紹介するのだ

モリスがデザインした 内装用ファブリックの<いちご泥棒>なのだ


イチゴを咥えて逃げるツグミと 花に寄り添うツグミの繰り返しのデザインが可愛いのだ これわ インディコ染めをした後に 抜染して 版木でいろんな色を付けたそうなのだ


モリスがデザインした 内装用ファブリックの<ロウデン川>なのだ


解説にわ 『ペルシャ絨毯のような』ってことが書いてあったけど ぼくらにわ デザインや色合いから 仏教的な感じに見えたのだ


モリスのデザインした壁紙の<格子垣>わ 異なるバージョンもあったのだ




同じデザインだけど 色が違うだけで 全く違った印象になるのだ


モリスなどがデザインした美しい壁紙などを見れるし 18点ある ステンドグラスわ フィルムでの再現だけど 裏からバックライトを当てているから 実際に見てるみたいにキレイだったのだ

美術に興味のない人でも キレイでいいなぁ~ って思える作品が多いと思うし オススメの展覧会だと思うのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


府中市美術館 <ウィリアム・モリス 美しい暮らし -ステンドグラス・壁紙・テキスタイル> 12月1日(日)まで

http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/morris/index.html




展示構成

中世に見る夢、ステンドグラス

暮らしの中に自然を

織物が生んだ形、文様

自然の形と文様の融合

インディコ染めとの格闘

「美しい本」を求めて

ともに働く喜び、生活の中の美

ステンドグラスの写真フィルム、壁紙、家具など、約90点の作品を展示しており、モリス以外の作品もありました。


気になった作品

3.ガーデン・チューリップ 壁紙 デザイン:ウィリアム・モリス

チューリップの茎がS字状に続くデザインと、細かな唐草模様。


8.大天使ラファエル、ミカエル、ガブリエル デザイン:ウィリアム・モリス (セント・メアリー教会)

中央の大天使ガブリエルには赤い翼を、左のラファエル、右のガブリエルには、緑の翼を配し、それぞれ背景には唐草模様となっていて美しい。翼の色が異なるので、中央には青、左右は赤の背景の配色になっていた。

ステンドグラスは、バックライトフィルムで再現しての展示で、1~1.5mくらい?の大きさでした。


19.アブサロムの窓 北側廊窓 デザイン:エドワード・バーン=ジョーンズ (セント・ジョン・ジ・エヴァンジェリスト教会)

左と中央は、旧約聖書に登場する預言者サムエルと、ダヴィデ王、息子アブサロム、右はキリストの弟子テモテ。植物の線と白の背景に映える人物描写(色彩)が美しい。


26.ひなぎく 壁紙 デザイン:ウィリアム・モリス


今回の展覧会の壁紙は、この<ひなげし>の色違いの壁紙が使われていた。

※会場入口の展覧会のパネルを撮ったので、参考として、載せます。(クリックすると拡大します。)



43.ロウデン川 内装用ファブリック デザイン:ウィリアム・モリス


解説には、こう書かれいます。
『ロウデン川はテムズ川の支流で、川の名前をつけた染色のシリーズのひとつ。ペルシャ絨毯のような文様的なデザイン、エキゾチックな色彩にも応用している。』


44.ひまわり 壁紙 デザイン:ウィリアム・モリス

ひまわりが、暗めの赤で表しているからか、ひまわりというより、毒気のある花に思えてしまう。でも、その怪しい感じが美しい。


48.ぶどう 壁紙 デザイン:ウィリアム・モリス

ぶどうの蔓を交互に円を紡いでいくようなデザインで、のちに、アール・ヌーヴォーなどに影響を与えたと思われる文様だった。


49.るりはこべ 壁紙 デザイン:ウィリアム・モリス


青く小さい花が、タイトルにもなっている『るりはこべ』で、丸まる蔓の中に咲く花は、アネモネとも言われているそうです。<NO.48 ぶどう>もそうだが、アール・ヌーヴォーを予見するようなデザインとなっている。


56.コンプトン 壁紙 デザイン:ジョン・ヘンリー・ダール

解説には、こう書かれています。
『長らくモリス最後のデザインと言われていたが、現在ではモリス一番弟子ダールのデザインと考えられる。いずれにせよ、自然と文様が融合したモリスのデザインの特徴が凝縮されている。特定の植物というよりも、それまでのモリスの壁紙やテキスタイルにたびたび登場下お気に入りの草花が緩やかに全体に散りばめられた、楽しいデザインである。タイトルには、依頼主の家の名前「コンプトン・ホール」に由来する。』


57.いちご泥棒 内装用ファブリック デザイン:ウィリアム・モリス


解説には、こう書かれています。
『別荘ケルムスコット・マナーで育てていたイチゴをついばみにきたツグミをヒントに得てデザインしたと言われる。24枚もの版木を使った高価な商品だが、モリスのデザインの中でも特に人気のあるものだった。抜染に木版刷りで他の色を重ねることに成功した最初のデザイン。』


77.卓上ランプ デザイン:ウィリアム・アーサー・スミス・ベンソン

照明に照らされた、花の形をしたランプシェードの8角形の影がキレイでしたし、アール・ヌーヴォーのような曲線を致したデザインとなってた。


78.ランプ デザイン:ウィリアム・アーサー・スミス・ベンソン

植物の花や蔓を模した吊るしランプで、スズランのようなガラスのランプシェードの色がキレイ。


87.ゴールデン・リリー 壁紙 デザイン:ジョン・ヘンリー・ダール


デザインは、モリスを受け継いでいるが、色彩は色が増えてより華やかになっている印象を受ける。


モリスが実現しようとした「美しい暮らし」を体感出来る展覧会だったと思いますし、なにより見ていて美しい、こんな作品の中で生活したいと思える展覧会でした。

府中市美術館では、ワークショップというか、展覧会ごとに様々な試みをやっていて、今回は、見終わった後に、モリスのいちご泥棒のツグミのスタンプを押して作ることが出来たり、インドの版木なども置いてあって、自分でデザインを作ったりも出来て楽しいと思いますよ。

10日、16日、30日には、午後2時と3時に無料のスライドレクチャーもありますし、そのタイミングに合わせて、ご覧になってみてはいかがでしょうか?


この後わ バスを電車を乗り継いで また 国分寺に戻り <中華そば ムタヒロ>に行って 夕食を食べたんだけど そのことわ また 今度書くのだ
 



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