どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『高麗仏画-香りたつ装飾美-@根津美術館』なのだ

2017年03月16日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

ぼくらわ 根津美術館で 3月31日まで開催している<高麗仏画-香りたつ装飾美->を見に行ったのだ



今回わ えこうが感想を書くのだ

根津美術館 <高麗仏画-香りたつ装飾美-> 3月31日(金)まで

http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/past2017_n02.html

作品リスト
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/pdf/list_koryo_new.pdf




展示構成

写経事業の盛行-信仰のかたち

高麗仏画の50年-作品の研究と修復

阿弥陀如来-図像の表現と特色

地蔵菩薩-図様にみる継承と創造

装飾経-黄金へのこだわり

水月観音-高麗人が求めた慈愛のすがた

観音菩薩-高麗人の美意識の諸相

高麗(918年~1392年)とは、朝鮮半島全域を統一した最初の王朝だそうで、11世紀~14世紀の仏画、工芸品など38点を展示していました。


気になった作品

4.褐紙金字大方広仏蓮華経 巻第十二

茶色(褐色)の折り畳み式の巻物で、茶色の巻物は初めて見たような・・・?よく見る紺地のものと違い、味わいがある。

褐色の料紙は、橡(つるばみ)の実(ドングリ)を煎じて汁で染めあg他者だそうです。


14.阿弥陀三尊像

阿弥陀如来よりも、両脇の観音菩薩と勢至菩薩が、白く透明で美しいヴェールを纏っているのが印象的。衣の色も剥落してないみたいで、美しかった。

この作品は、展覧会のチラシの表紙になっていました。


22.阿弥陀三尊像

高麗の阿弥陀如来は、日本とは逆で、右から左に来迎するそうで、背景が暗いから、光を放ち向かってくる来迎図のように見えた。

三尊とも目が切れ長で、お顔が少しぽっちゃり気味?だが、指の仕草(ポーズ)が美しかった、

あと、やや平面的な印象。


25.地蔵菩薩

日本の地蔵菩薩と違い、展示していた4点とも頭に頭巾をかぶっていて、少しふくよかでした。

杓杖と、宝珠?(水晶)を持ち、衣の色は地味なのだが、金を使っている模様が美しかった。


32.水月観音

解説に一部には、こう書かれています。
『観音の浄土である補陀楽山(ふだらくさん)に観音を表す画像は、中国、日本も描かれています。とりわけ高麗では、海波が打ち寄せる岩窟のなか、かたわらに浄瓶を置き、ヴェールに身をまとった観音が半跏し、この観音を小さな童子が見上げて拝する水月観音(楊柳観音ともよばれる)が好まれました。』

血の通った赤みのある肌の水月観音、白いヴェール、衣の赤、六角形の連なる模様が美しかった。


今回、作品を載せてないので、展覧会のチラシの画像を載せます。(クリックすると大きな画像で見れます。)
 


日本仏画とまた違った美しさを持つ、高麗仏画が素晴らしかったです。

現存する高麗仏画は160点ほどしかないらしく、あまり見る機会がないと思うので、この機会にご覧になってみてはいかがでしょうか?

あと、2階の展示していた更紗も良かったです。


この後わ 美術館から5分くらいの場所にある<中華風家庭料理 ふーみん>でランチをしたんだけど そのことわ また 今度書くのだ