ひろば 研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

今となっては懐かしい 福岡市営地下鉄空港線を走る103系1500番台

2021年03月15日 00時00分00秒 | 写真

 このブログを御覧の方は御存知のことと思いますが、私は、2004年度から2012年度まで西南学院大学法学部の集中講義「税法」を担当していました。そのため、(年によって少々異なりますが)8月下旬から9月上旬までの間の10日間ほど、福岡市に滞在していました。また、2007年度、2009年度および2011年度には福岡大学法学部の集中講義「財政法」を担当したため、8月上旬にも福岡市に滞在しました。

 集中講義の期間、私は渡辺通のホテルに滞在していました。そのため、集中講義がある日には西鉄福岡(天神)駅の前を通り、または天神地下街を歩いて地下鉄天神駅へ向かい、そこから西新駅まで福岡市営地下鉄空港線に乗っていました。この路線はJR筑肥線と相互乗入れをしているため、福岡市交通局の1000系および2000系の他、JR九州の103系1500番台や303系も走っていました。現在は305系が走る一方、103系1500番台は空港線に入りません。そこで、今となっては懐かしい場面ともなった、空港線での103系1500番台の写真(2011年8月31日撮影)を掲載しておきます。

 まずは天神駅です。九州に住んだ経験のない方には、福岡市の天神と記しても馴染みがないかもしれませんが、天神は福岡市最大の繁華街で、福岡市役所や西鉄の本社、西日本新聞の本社があり、岩田屋、福岡三越、大丸福岡天神店など、数多くの商業施設があります(かつては福岡県庁やNHK福岡放送局もありました)。私も、大分大学時代から何度となく遊びに行ったりしていました。

 朝、天神駅で電車を待っていたら、103系1500番台が到着しました。この電車は、姪浜駅から筑肥線に入り、筑前前原駅、筑前深江駅、唐津駅を経由して西唐津駅へ向かいます。ちなみに、西唐津駅は筑肥線ではなく、唐津線の駅です。

 空港線は早くからワンマン運転を実施しており、またATOによる自動運転も行われているのですが、103系1500番台はATO装置を搭載しておらず、空港線内でも車掌が乗務していました。社内での案内放送は車掌の肉声によるものでしたので、おそらくは自動放送装置も付けられていなかったのでしょう。

 西新駅に到着しました。ここで降りて、次の藤崎駅に向けて出発しようとする電車を撮影しました。

 JR九州の鹿児島本線、日豊本線など、電化路線の大部分は交流電化がなされていますが、筑肥線(と唐津線の唐津駅から西唐津駅まで)は、この地下鉄空港線に乗り入れるために直流電化です。また、103系1500番台、303系および305系にはトイレ付きの車両がありますから、長らく、トイレ付きの車両が走る地下鉄路線は空港線のみでした。現在は東京メトロ千代田線に小田急ロマンスカー60000形が乗り入れますし、有楽町線および副都心線に西武鉄道40000系のSライナーが乗り入れるので、トイレ付き車両は空港線の専売特許ではなくなりました。とは言え、本数が多いのは空港線でしょう。


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