ひろば 研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

「意外」なのか「やはり」なのか? GDP1次速報で年率1.6%減少

2014年11月17日 12時42分56秒 | 社会・経済

 今日、内閣府から2014年7~9月期の国内総生産(GDP)の1次速報が発表されました。

 街角の様子などから、おそらくゼロかマイナスではないかと予想していたのですが、4~6月期よりも0.4%の減少となりました。年率に換算するとマイナス1.6%です。2四半期連続のマイナスという結果です。

 朝日新聞社のサイトの記事では「予想外の」と書かれていましたが、むしろ「想定内の」というところではないでしょうか。具体的な名前などはあげませんが、アベノミクスは失敗するという論調を見かけました(たしか、雑誌「世界」でも特集を組んでいたはずです)。

 少し細かく見ていくと、次のようになっているとのことです。なお、増減は全て前期比です。

 個人消費:プラス0.4%

 公共投資:プラス2.2%

 輸出:プラス1.3%

 住宅投資:マイナス6.7%

 企業の設備投資:マイナス0.2%

 なお、4~6月期の実質成長率も修正されています(マイナス7.1%→マイナス7.3%)。

 これにより、2015年10月に予定されていた消費税・地方消費税の税率引き上げも1年半延期される可能性が高くなった、ということでしょう。


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