DK大衆食の旅3

路麺好きがそんな感じで巡る大衆食の旅。

松屋@箱根ヶ崎

2017年07月05日 | まちちゅう・ラ・餃
山田屋でこの町の歴史を伺って、



その裏手に見かけたこちらもちょいと寄りたくなった。



妙に洒落込んだり騒ぎ立てたりしない。
実直にめしを食う空間いいいい



並々と張られた汁。胡椒が実によく合う。



そして平打ちの不揃いやや太麺。うまい。
こちらもまたおばあちゃんの手打ち麺であった。

うどんとラーメンの差こそあれ、同じ小麦粉を用いて自ら麺を打つ。
武蔵野の台地が広がるこの地の、長きに渡る自然との共存、人々の生活が手打ち麺の向こう側に見えてくる。

あれから一ヶ月。
夏至から数えて11日の半夏生。ちょうど麦打の季節となった。

もちろん、現在ではそんな風景などないのだろうけど、遠く離れた場所に住む自分に、ふとそんなコトを思わせたのである。