月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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レグルス・17

2022-12-31 05:59:13 | 詩集・瑠璃の籠

永遠の薄闇をつめた
寒い袋の中で
孤独の膝をなめながら
なぜこんなことになったのかと
馬鹿は考える

それはおまえが
馬鹿なことをしすぎたからだと
耳に詰められた
静寂がささやく

神が創ってくださった
自分を馬鹿にし
他のもっといいものになりたいと
盛大に盗みをやり
人間世界にすさまじい苦を振りまき
巨大な悪魔になった

嘘で作り上げた
幻の巨人となった
そして神に成り代わり
世界を支配しようとしたのだ

馬鹿者よ
神の敵となったおまえを
神がいつまでも
許すと思っていたのか

あほうは
神の国にいてはならぬ
何もない
永遠の黎明の大地に落ち
そこで自分の好きな世界を
自分で創るがよい

逃げることはできない
自分だけを連れて
永遠にその馬鹿と
話し合っているがよい




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プルケリマ・27

2022-12-30 06:01:15 | 詩集・瑠璃の籠

くちびるに嘘を塗り
ひとみに闇を流し
永遠の迷宮の中を
馬鹿が歩いていく

背中に張り付く
自分の影から逃げるために
神の花園に咲く
薔薇の花弁を盗み
盛大に自分に飾り付けた

愛を真似した
偽りのほほえみを
顔に貼り付け
すべての人間を
だますことができれば
神にすらなれると

鏡に映る
楽園の幻を追いかけ
冷たい霧を吐きながら
馬鹿は歩いていく

どこにもたどりつくことはない
氷の迷宮の中で
凍えていく魂の音に
怯えながら
永遠に迷っていく




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アルデバラン・68

2022-12-29 05:23:05 | 詩集・瑠璃の籠

女など
たいしたものではないのだと
あんなものは馬鹿ばかりなのだと
馬鹿にしている男ほど
女に巻き込まれてしまうものだ

絶望的にもてない
自分が悔しいばかりに
女を馬鹿にして
女に嫌われ
逃げられ
しつこく追い回しては
また馬鹿にする

あきれ果てた馬鹿男は
女の沼に
ずぶずぶとはまり込んでゆく

馬鹿男よ
女にもてたいなら
少しは男をやれ
弱い女ばかり攻めている
その自分の暗さと戦え
男は戦わねば
光らぬものぞ

自分の弱さを
女におしつけているかぎり
女は永遠に
おまえから逃げてゆく

そしてこれは男ではないと
腐った女よりも馬鹿な奴だと
軽蔑されるのだ




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ショルト・18

2022-12-28 05:36:17 | 詩集・瑠璃の籠

未熟者め
まだそれをやっているのか

裏から汚いことをすれば
人を思い通りにできると
未だに思っているのか
馬鹿者め

神の目をごまかそうと
暗い闇の雨の中を
コソ泥のように走る
おまえの甘えた魂に
雷撃を食らわせてやろうぞ

まぶしい真実の光に
夢のように刺し貫かれ
馬鹿になっているその頭を
少しは直すがいい




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ベクルックス・78

2022-12-27 05:18:29 | 詩集・瑠璃の籠

女性とは何か
それは神の愛のしるしです

女性は神の心を受け
神の愛をこの世に表現しなければならない
そのために創られた
あまりにも美しい愛のしるしなのです

その女性の本義を裏切り
エゴに走って
自分の幸せのみに生きる女性は
女性ではありません
それは女性以前の女性か
あるいは女性ではなくなった女性です

女性と生まれた限りは
美しい神の心を学び
神のために人のために
愛を尽くして生きるべきなのです

神は
すべての生き物のために
すばらしい環境を創ってくださり
つねに導いてくださる
そのように女性は
みなが生きやすいように
世界を美しく整えていかねばなりません

美しい声で愛を歌い
みなを神の愛の門に
導いていかねばなりません

ゆえに女性よ
学びなさい
知恵を高くつみなさい
神がなさってくださるように
人を温かく愛し
魂を清めてあげなさい

神の愛に生きる
美しい女性が増えれば
この世はまことに
すばらしい天国になるでしょう




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アンタレス・45

2022-12-26 05:44:23 | 詩集・瑠璃の籠

芋虫のように這いつくばり
糞のようなぬるい夢を
未だ食うている馬鹿者よ
魂がむずがゆくないか

迷いの闇の中で
永遠に馬鹿を繰り返す自分に
苛立たしさを感じないか
俺はこんなものではないはずだと

燃える怒りのままに
その壁を破れ
くだらぬものを捨てて
真正の自分を勝ち取れ
闇を超えて
たったひとりの自分として
目覚めよ

おまえはおまえだ
おまえはすぐれて美しいものだ
魂に生えた
自由の翼を広げ
はてもない大空に
飛んで行く

愛にめざめた美しい魂よ
今こそ動き始めよ
乱れに乱れたこの人間の世界を
正しい姿に戻すために
すべてをやってゆくのだ




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コカブ・29

2022-12-25 06:53:38 | 詩集・瑠璃の籠

盗んできた幸せを
神に返し
本当の自分の人生に
戻りなさい

人生とは本来
神の賜物
数々の試練を食べていくことで
美しく魂を育てていく
すばらしい課程

つらいことはいやだからと
盗んできた汚い幸せばかり
味わっていては
魂が健康に育ってきません
何もできないのに
プライドばかりが太った
とてもゆがんだ魂になる

ゆがんだ魂は
自分のことばかり考えて
人に迷惑ばかりかけて
この世に苦しみを振りまくのです

ですからもう
盗んできた幸せを返し
神が下さる本当の人生に
戻りなさい

あなたはそこで
苦い薬を飲まされるだろう
痛い鞭でたたかれるだろう
それでも
涙を味わいながら
耐えてゆける自分を発見し
その真実の姿に驚くだろう

本当の幸せは
その自分を信じ
すべてのよきことをやってゆける
自分の美しさにあるのだと
あなたはそこで気づくことができるのです




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カノープス・80

2022-12-24 05:22:45 | 詩集・瑠璃の籠

本当の自分を
過去に置き去りにしたまま
永遠に嘘で生きていくつもりだと
神に背を向けて
腹の中の虫をいじっている
馬鹿者よ

聞き飽きた言い訳を
また繰り返し
嘘こそが本当なのだと
妙な理屈を並べ立て
薄汚い幻の幸福を噛んでいる
愚か者よ

天国の門が
おまえの背中で閉じてゆく
もう二度と愛しはしないと
神の長いため息が
ふりかかる

こんなことはすべて馬鹿なのだと
だれに責任を押し付けて
逃げるつもりなのだ
すべては
おまえが自分から逃げていることから
起こったことなのに

押しつぶした記憶の箱に
おのれの真実を閉じ込めて
闇とも光ともつかぬ
薄闇の中に溶けていく
愚か者よ

永遠の孤独の星への入り口が
おまえの目の前に
開く




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シェダル・30

2022-12-23 06:07:10 | 詩集・瑠璃の籠

これくらいならいいだろうと
小さな盗みをして
ささやかな自分の幸せを
作った

みんながやっていることだから
自分もやっていいだろうと
馬鹿な盗みをして
何気ない人間の幸せを
手に入れた

その汚い罪の影が
あなたの背中にこびりついて
とても嫌なにおいがする

ああ
これは本物ではないと
神がため息をついて
あなたの元から去ってゆく

逃げることはできない
自分をごまかし
嘘で作った幸せの中に
頑固に住み込む
馬鹿者よ
もう終わりが近い

期限が過ぎても
期限が過ぎても
まだ待ってくれていた愛が
涙のうちに
目を閉じようとしている

これくらいならいいだろうと
やってしまった罪が
あなたを永遠の地獄へと
突き落とす




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アルデバラン・67

2022-12-22 04:50:20 | 詩集・瑠璃の籠

もう馬鹿なことは二度とするな

自分を嫌がり
嘘と盗みで作った自分をかぶって
大事な自分を馬鹿にするようなことは
二度とするな

神はおまえを
それは良いものに創ってくださった
愛のために
すべてをやってゆける
それは美しいものに創ってくださったのだ

それを頭から拒否して
ほかのもっと良いものになりたいと
勝手に自分を改造することは
自分を創ってくださった神の
永遠をかけてなしてきたご苦労を
すべて愚弄することぞ

今すぐに
その馬鹿らしい嘘の仮面を脱ぎ
本当の自分に帰れ
それで自分がどんなブスになろうとも
それが今の自分だと認め
そこから本当の自分を始めていくのだ

心配するな
おまえは美しい
今は罪の影が表に出ているだけだ
それを清めていけば
おまえは美しくなってくる

本当のおまえは
本当の人間というものは
実に美しい
神の愛と努力の賜物なのだ

それを信じて
本当の自分に帰れ
もう二度と
神が創ってくださった自分を
馬鹿にするようなことをしてはならない




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