月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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6月の終わり

2013-06-30 05:39:28 | 空色写真集
月末の花特集。フォトチャンネルの登録がなぜかできないので、この形式でいきます。
冒頭はハルシャギク。


ビヨウヤナギ。


マンネングサ。


モンシロチョウ。


オオセンナリ


サフィニア


キアゲハ。


アジサイ


アサガオ。


ランタナ。

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いかないでくれ

2013-06-29 03:02:47 | 苺の秘密

いかないでくれ と
いえばよかったのだよ
おとこ

へたなしばいで
すべてをだまそうとして
ばかになった

もはや だれも
おまえを
あいしはしない

あいしているから
いかないでくれと
いえばよかったのだよ



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風の掲示板

2013-06-28 13:29:26 | 星の掲示板

掲示板を開設する。


★絵の解説
カスパル・ダーヴィト・フリードリヒ、「聖堂のある冬景色」、19世紀ドイツ、ロマン派。


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とうとう

2013-06-28 03:54:57 | 苺の秘密

とうとう 女が 愛想をつかす
にんげんの 男に 愛想をつかす

あなたって なにもしないのねえ
ちょっとはくだらないことに使うエネルギイを
仕事に使いなさいよ
まじめに仕事して 稼ぎなさいよ
たまらないわ

なんにもしないのねえ あなた
そこまで えばっといて
責任取るってことになったら
いちもくさんで にげるのねえ

もういやよ わたしは
がまんすることなんて へいきよって
やってきたけど もうだめよ

さよなら あなた
みんなで いきましょう
おとこは ばかなおんななんて
みんないらないっていうから
わたしたちが いなくても
へいきなのよ

いきしょう みんな
わたしたちは わたしたちで
やっていきましょうね
がまんなんて へいきよ
ずっとやってきたもの
みんなでたすけあえば
おとこなんて いらないわよねえ

さよなら にんげんの
おとこ
ばかばっかりね あなたたちって



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孔丘

2013-06-27 02:34:02 | 詩集・瑠璃の籠


心配はない

ジーザス・クライストがいる
あなたたちのために

彼は来る
きっと来てくれる

そのために
準備をなさい

愛はかならず
あなたたちを助ける



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カノープス・2

2013-06-26 03:38:27 | 詩集・瑠璃の籠

さて わたしはあなたがたのために
考察しよう
なぜ こうなったのか

それは かのじょが
いかにも うつくしい
おんなであったからだ
それゆえに あなたがたは
かのじょの真実を信じようせず
その素直な愛を嘲笑い
馬鹿だ 嘘だいうことばでかのじょを汚し
下らぬおんなにしてしまった

あなたがたは かのじょがどんなに尽くそうとも
その真心にこたえようとはしなかった
それゆえにもう
かのじょは これいじょう
あなたがたを愛することができなくなるほどにまで
あなたがたに 愛で尽くしすぎたのだ
すべては あなたがたが
かのじょの愛のまことを
うつくしい女だからという理由だけで
最後まで信じようとしなかったからだ

かのじょは あなたがたを
ほんとうに 深く愛していた
だが その愛の形が
たぐいまれな美女となって現れたとき
あなたがたは あまりにも
かのじょに 狂いすぎた

しんじつとは まことに
痛いものであろう
かのじょは ただ純真に
真実を語る

かのじょは去ってゆく
愛しても 愛しても
あなたがたは答えてはくれない
かのじょはそれでもよかったが
熱き天使はもう許さなかった



愚かにも
人よ
かのじょは ある名を真実と言う
だが あなたがたのために
最も重大な真実は言わぬ
だがわたしはそれを言う

人類よ あなたがたは
孔丘を失った
最後の愛の天使を

あなたがたはこれから
鞭の時代に入る



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アンドロメダ

2013-06-25 02:39:11 | 詩集・瑠璃の籠



ひかり ひらきて
あをざめし 月のために
うたはむ

ねむりのかみを いざなひ
きよきゆめのかぎりを
あなたのために つくさむ

ひとびとの ゆくへを
うれふること なかれ
あなたの窓辺を おとなふ
子は しづかに口を閉じ
沈黙の涙の 落つる音さへをも 恥ぢ
灰の海のよこたはる
岸辺のいをへとむかふ

海に叫び 何を恋ふるかと
問ふものあらば
人はいふ
すべてを すべてを
やらむと

ひかり ひらきて
あをざめし 月のために
うたはむ

金の星の歌ふ声を
あなたの夢にそそぎ
甘き夢を織らむ
今しばしは
ねむりたまへ
しばしは その目を
白い瞼の下に包みたまへ
目覚めてはならぬ

目覚めてはならぬ

めざめては ならぬ



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中古の軽トラ

2013-06-24 04:53:17 | 苺の秘密

わたしの彼は 農夫なの
小さな畑で 豆を育ててる
すてきなのよ
豆を売って かせいだお金で
中古の軽トラ買ったのよ

正真正銘 自分でかせいだお金で買った
中古の白い軽トラ
すてきなのよ
ときどき わたしを助手席に乗せてくれるの
海を見に行こうって

彼の 中古の軽トラ
すてきなの
いろんなものを載せて運ぶことができる
いろんな人を乗せてあげることができる
いろいろできるのよ 彼
すてきなのよ

わたしを 乗せてくれるの
男が 働いてかせいだお金で
買った 小さな中古の軽トラ
すてきなの

海に連れていってくれるのよ
ふたりで 海岸に並んで
いつまでも いっしょに海を見てるの
彼はわたしに言うのよ
海があるっていいな
気持ちが広がってくる

わたしは 笑って
そうねっていうの
彼はすてき
がんばってるのよ
まじめにやってるの
わたし ほんとうに好き
彼が好き

黙っているけど
心は叫んでるの
幸せ
わたしの彼と
いっしょに海を見ているだけで
幸せ

ダイヤモンドなんかいらない
時々 海を見に連れていってくれる
彼の中古の軽トラ
それだけでいい



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べつにいい

2013-06-23 02:06:58 | 人間の声

あなたが いなくてもいいと
言ったのは
わたしたちです

べつに いなくてもいいと
だれも いなくてもいいと
わたしたちは
そんなことには こだわらないと
べつに だれかがいなくても
へいきだからと

だから いなくても平気です
あなたが いなくても
わたしたちは さみしくはない
さみしくは

とおりすぎていく ひとが
あなたが
ああ わたしがいなくても君はいいのだと
あなたが とおりすぎていく
もう二度と会えない
べつにそれでもいいのならと
あなたはいく

かわったことじゃないんですよ
こんなことは
べつに だれかがいなくても
さみしくなんかない
だから

なんでこんなことになるんだって
いったい だれに
怒ったらいいんですか
だれに

べつにいいんだよ こんなこと
だれかが いなくなっても

さみしくなんか ない



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ポラリス・4

2013-06-22 03:03:48 | 詩集・瑠璃の籠

なかなくてよい
あめがなくなっても
なかなくてよい

わたしが 道隅の
小さな花にたくして
わたしの胸の深いところから聞こえる
静かな鐘の音を
あなたに聞かせてあげよう

なかなくてよい
淋しくはない
わたしが 風の中を飛ぶ
小さな青いトンボに託して
この瞳の中で光る
ふしぎなエメラルドのささやきを
あなたに聞かせてあげよう

なかなくてよい
ああ わかっている
おそかったのではないよ
ただ 前よりも少し
道が遠くなっただけだ

年月の苦しみは
考えるでない
ただ 今一歩を踏み出す
あなたの足を感じなさい

なかなくてよい
会えなくても
かのじょは あなたがたを
愛している

なかなくてよい



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