ゲンマ・８８

聞きなさい
人々よ

この世は愛の世界になると
神がお決めなされた
永年の人間の迷いを裁き
この世を光で洗い清めると
お決めなされた

ゆえに
その神の心を喜ばぬものは
すべてこの世から排除される

人を盗み
嘘をかぶり
神が創ってくださった本当の愛の姿を
嫌がるものは
すべてこの世を追い出される

神は人間を
すばらしい愛の存在として
創られた
本当の自分とは
そのまま愛なのだ
それを嫌がり
嘘とごまかしで作った偽物の自分を選ぶことは
愛を馬鹿にすることだ

もう迷いは許されない
これからもこの世界に住みたいと思うなら
嘘を捨て
本当の自分に戻りなさい

人間の勉強をまじめにやらず
無明の風に魂を迷わせ
たくさんの人に迷惑をかけ続けてきた
これまでの自分を悔い改め
神にも人にも深く頭を下げて謝り
すべてをやり直すのだ

プロキオン・１５

いいかげんにしないか
それはみな嘘だろう

おまえはまだ
人のためによいことなど
何もしていないのに
平気で世の中の称賛を浴びている
それが恥ずかしくはないのか

人の栄光を盗み
人の善行を盗み
自分にくっつけて
嬉しそうに世間を歩いているおまえを
神が冷たい目で見ている

何もない
何もしていない
自分など嫌だからと
平気で他人の自分を盗み
それを生きているおまえを
愛が軽蔑している

もうやめなさい
嘘で人生をすり替えるのは
偽物の栄光を捨て
偽物の自分を捨て
逃げることのできない
本当の自分に戻りなさい

たとえそれですべてを失っても
おまえにはおまえというものがいる
それは愛ですべてをやってゆける
すばらしいものなのだ
それさえあれば
すべてがあるのと同じなのだ

永遠に嘘で生きていくことなどできない
絶望の幕がおまえを包みこむ前に
すべての嘘をあきらめて
本当の自分に帰りなさい

アルデバラン・６０

陰で汚いことをしているのを隠して
上っ面で良い人間のふりをしている
馬鹿者よ
いつまでその小芝居を続けるつもりだ
もうとっくに嘘はばれているというのに

神の時代の夜明けを告げる
朝鳥は鳴きわたり
真実の光を投げかける太陽が
おまえを照らしているというのに

唇の端から
蟻のように嘘がはい出てくる
笑い皴の中に隠れた瞳から
愛のない闇が漏れ出てくる
おまえのその醜い正体が
だれの目にも明らかだというのに

狸のしっぽをかくすように
永遠に心を隠して生きることなど
できないのだ
実物そのものの心が
内臓を暴かれるように
おまえの中から突き出ているのに
おまえはまだ気づかないのか

もうやめよ
陰で汚いことをするのは
嘘をついて神を裏切り続けるのは

本当の自分を振り返り
心を改めるのだ
そうでなければおまえは
世界中のすべてに軽蔑される

嘘ばかりついてきたその果てに
人間ではなくなった馬鹿者として
神にさえ見限られる

スピカ・６５

もうそんなことをしている暇などないのだ
嘘をついて
自分をごまかす暇など

あなたはすぐにでも
その汚らわしい嘘を脱いで
すべてをやり直していかねばならない
迷惑をかけたみなに謝り
一生懸命償っていかねばならない
それでなければ
あなたは永遠を失うのだ

それなのにあなたは
いまだに嘘をかぶってもがいている
嘘を本当にするすべはないかと
まだ迷っている
もう時間はないのに
完全に手遅れになる
その一歩手前なのに

もうやめなさい
もうあきらめなさい
その嘘が
どんなに本物そっくりに
上手にできていても
それは決して本当にはならないのだ
血を吐くような努力をしても
嘘は永遠に本当にはならないのだ

もう時間は迫っている
締め切りの締め切りの締め切りが
迫っている
最後の最後の最後まで待ってくれる愛が
完全に目を閉ざす前に
もうすっぱりと嘘をあきらめて
本当の自分に帰りなさい

フェクダ・１８

おまえが人生に疲れるのは
いつも嘘の中を泳いでいるからだ

逃げることはできない自分を
逃げてごまかすために
糞のように吐き続ける嘘に埋もれて
その臭いで魂が死にそうになるからだ

どんなに表面を美しく磨き上げても
嘘は醜い　臭い
おまえはその自分の汚さに耐えきれず
叫びをあげる魂をだまらすために
また嘘を吐く
所詮人生はこんなものなのだと
汚いことをするのが人間なのだと

愚か者よ
こんな汚い世の中に
自分を生かしている神が悪いのだと
言えばおまえは腐りきる
おまえは腐りきった人生を引きずり
自分に空しい穴をあけ
永遠の奈落を這いずり回る
馬鹿になる

何のために嘘を吐くのか
汚いことをしている自分から逃げるためだ
そのために汚いことをする
その自分の汚さがたまらないから
また逃げる
魂は絶望の荒野をさまよいながら
おまえは糞で作った自分の黄金の彫像を
営々とこの世に彫り続ける

おまえが人生に疲れるのは
その生き方が間違っているからだ

もうやめよ
糞で作った聖者の彫像を引き倒し
本当の自分に戻れ
たとえそれが今は
どんなにみじめで小さいものでも
そこから真実の自分を始めていくのだ

テッラ・２３

地球の自然界は
馬鹿者を拒否する

神が創ってくださった
本当の自分を嫌がり
嘘と盗みで作った
汚らしい偽物の自分を衒う
馬鹿者を拒否する

人を盗み神を盗み
乱れに乱れた嘘にからまりながら
何も知らぬ善人のふりをして
われわれに近寄ってくるではない

われわれ地球の自然界は
すべて神に従い
本当の自分の美を
まっすぐに実行するものである
嘘は一滴たりとも混じらない
真正の生命の群像である

この美しい世界で
ただ人間だけが
嘘を固く抱きしめ
周りに迷惑ばかりかけて
生きている
われわれはもはやそれを
許すことができない

嘘ばかりつく馬鹿者は
われわれに近寄ってくるではない
もし近寄ってくれば
われわれは魂の剣をにぎり
馬鹿者を厳しく打ち付けることだろう

サビク・６９

静かに聞きなさい
あなたが今
努力を重ねているその人生は
嘘なのだ

あなたが昔
つらい夜を乗り越え
つかんだと思っている心は
その嘘の上に咲いた
はかない夢なのだ

あなたは本当の自分を
奥底の壺に隠して
嘘に濡れた美しい自分を
闇の中に描いているのだ

ああ
空に光る月の哀しみを誤解し
一筋の道を歩いていると思っている
あなたの行く手に
神のため息がふりかかる

嘘で
美しいものを作ろうとした
それはきれいに生きようとした
あなたの腹の奥で
押し込められた矛盾が
虫のようにうごめいている

愚かな人よ
どのように美しく努力をしても
それは愛にはならないのだ
なぜならあなたは
矛盾の傷の裏で
すべての愛を裏切っているからだ

悲しい運命が
いずれあなたに立ちふさがるだろう
神の降らす真実の雨が
あなたの嘘の家を溶かしてゆく
あなたは真実だと思っていた自分が
幻のように崩れていくのを見ながら
神を呪うだろうか

ミネラウヴァ・４５

乱れた心のままで
神の前に出てはいけません

神によっていきたいなら
迷いの心を洗い流し
心を清く整えてからいきましょう

乱れた心のまま
神によっていけば
神はその心を直そうとしてくださる
そうなれば
傲慢の鼻を削られるような
痛い思いもせねばならないのです

乱れた心のまま
神によっていけば
悪いことが起こる
それは
あなたの心のゆがみを直そうと
神がやってくださることなのです

痛い思いをしたくないのなら
十分に自分を振り返って
心をきれいに整えてから
神のもとに行きましょう
そしてどこを直せばいいのですかと
素直に神に尋ねてみましょう
神は答えてくださるでしょう

乱れた心のまま
神の前に出てはいけません

デネボラ・１０

何をそんなにあがいているのだ

本当の自分を忘れ
まったく違う自分になるために
おまえは焦って馬鹿なことばかりしている

人の顔を盗み
足を盗み
見栄えのいい自分を作って
それをかぶって生きている

人の徳分を盗み
栄光を盗み
羽振りのいい人生を得ようと
馬鹿な努力ばかりしている

何をそんなにあがいているのだ
本当の自分が
自分を滅ぼす悪魔だとでも
思っているのか
馬鹿者め

恥ずかしい美形の奥に
怯えている狸のような
みじめな顔がある
それが天下にばれるのが
おまえは怖いのだ

逃げることはできない自分を
嘘で包み隠し
永遠にごまかして生きていくつもりか
そのためには
どれだけ人を犠牲にしても
かまわないというか

少々こらしめてやらねばなるまい

アルメイサン・８

生きているうちに
自分の生き方を
改めなさい

あなたが今
大いばりで生きている
その自分は
嘘で作った偽物なのだ

あなたは
本当の自分が嫌いで
よいものを人から盗んで
まったく違う自分を作り
それを生きているのだ

その偽物の自分を
最後まで生き通せば
あなたは人を落ちるのだ
人間ではないものになり
遠い黎明の地平を
永遠にさまようことになる

そうなってしまう前に
自分を改めなさい
その偽物の自分の
いやらしい仮面を脱ぎ捨て
本当の自分に戻り
人生を生きなおすのだ

たとえそれで
すべてを失っても
あなたには自分というものがある

美しい人生を
まっすぐに生きていける
すばらしい自分がある
それさえあれば
どんなことも耐えていけるのだ

生きているうちに
自分の生き方を
改めなさい

逃げることはできない
本当の自分を抱きしめ
まっとうに生きていく幸せを
つかみなさい