ヴィンデミアトリックス・８７

馬鹿者よ
嘘でつくりあげた
最高の人生は
楽しいか

逃げることはできぬ
本当の自分を
陰に置き去りにして
黄金の聖者の仮面を
生きている
その自分がうれしいか

神に逆らい
愛を裏切り
すべての人間を
自分の幸せのための
餌にして
馬鹿どもに君臨している
おまえを
神がさげすんでいる

無知無明の翼を
蝙蝠のように広げ
恐怖で
すべてを支配しようとする
おまえを
神が憎んでいる

おまえは
神の敵になりさがった
神はもう
おまえを愛さない

裏切りの十字架を
背中に刻みながら
永遠の結末に向かって
落ちていくがよい

ルナ・８１

愛を
馬鹿にしてはいけない

愛を
愚か者の甘えだなどと言って
馬鹿にし
悪いことばかりしていれば
おまえはいつか
大事な自分を壊してしまう

なぜなら
おまえ自身も
愛なのだから

神は愛で
おまえを創ったのだ

愛が
愛を馬鹿にすれば
苦しい自己矛盾の
回転地獄が発生し
おまえはその中で
延々と苦しむのだ

ゆえに
愛を馬鹿にしてはいけない
愛には
素直に従い
よいことを
真面目にやっていきなさい

そうすればおまえは
すばらしい自分自身の
永遠の幸福を
知ることができる

神が創ってくださった
本当の自分の
真実の美しさを
知ることができる

アンタレス・６０

すばらしい自分自身の
真実を浴び
よみがえれ
人間の魂よ

無知無明の闇に甘え
人を食い　人を盗み
自分ばかりをいいことにする
愚かな生き方を
改めよ

黄金の糞でできた
くだらぬガラクタに埋もれ
幻の幸福に
酔いしびれている
愚かな自分と
決別せよ

神はもう
愚か者を愛することを
おやめになる
神が
その愛の目を
閉じる前に
一切の嘘を捨て
本当の自分に戻るのだ

逃げることはできない自分の
本当の姿を受け入れ
奥底の愛を発動させ
すべてを愛でやっていくと
誓うのだ

すべての人々の
本当の幸福のために
身をかけて働いていく
それこそが
本当の幸福なのだと
知れ
人間の魂よ

ケンタウルス・２２

清い志を立て
人々の幸福のために
一身を投げて働くものを
神は愛する

神が与えた自分を
正面から受け取り
奥底の愛に導かれるまま
世界を愛で照らそうとするものを
神は喜ぶ

無明に迷い
嘘と盗みで
自分を着飾り
この世に間違ったことを
言いふらす馬鹿者を
神は憎む

ゆえに人よ
自分を知り
神の心を学び
この世に流れる
悪しき嘘を断つために
戦え

愛の旗を振り
自分自身の歌を
高く歌い
地球上のすべての人々に
真実を教えよ

夢のような
愛の国を
この世に建てるために
すべてのことをやるのだ

ミネラウヴァ・６２

おまえの人生に
こびりついた糞を
丁寧にこそぎ取り
本当の自分の人生を
生きなおしなさい

おまえが
幸福のパンだと思って
食うているのは
臭い糞の塊なのだ
そんなものを
いつまでも食うていれば
たましいが馬鹿になる

動物的な感覚を酔わす
刺激的な幸せばかり追いかけて
神が下さる人生の
真の意味を見失ってはならない

愛を知り
愛を学び
自分を神の空に
高めていくことこそが
本当の幸せであり
本当の人生の目的なのだよ

嘘で作った
愚かな幸せを
いつまでも守っていれば
おまえは
最も大切なものを失う

神が作ってくださった自分の
美しい未来を失う

ゆえにもうやめなさい
嘘を生きるのは
糞で汚れた偽物の自分を
さなぎの皮のように脱ぎ捨て
本当の自分に
戻りなさい

アルタイル・４６

夢のような
愛の時代がやってくる

人々は
愛に目覚め
今まで逃げ続けてきた
本当の自分の中にこそ
すばらしい天国があることを
知った

過ちの沼に浸かりこみ
矛盾の回転地獄の中で
呻吟していた日々を脱し
人々は
高い空を飛んで行ける
自由の翼が自分にあることを
知った

自分たちが
愛に濡れ
すべてのよきことをやってゆく
美しいものであることを
知った

これからすべてが
始まる

人間よ
よきものよ
神の胸に飛び込み
神と心を一つにし
あらゆることをやってゆけ

逃げることはできない自分の
しびれるような幸せを浴び
世界中の
すべての魂を
天国に導け

フォマルハウト・３４

他人の美貌を盗み
他人の幸福を盗み
あきれるほど馬鹿をやってきた
あほうよ
すべてをやり直せ

逃げることはできない
自分の影を飲み込み
夢のような
幻の幸福を捨て
本当の自分の人生に
帰れ

愛を馬鹿にし
自分だけの幸福のために
多くの人を犠牲にしてきた
その自分の汚さを認め
神に謝れ

盗んだものはすべて返し
真裸の正直な自分となり
傷つけ続けてきた
すべての人々に
償っていくのだ

馬鹿なことは
もう二度としないと
誓え
それができなければ
おまえは永遠を失う

すべての愛に
背を向けられ
すべての恵みを
はぎとられ
遠い虚無の地平に
落とされる

エリダヌス・１２

人を恨み
人を憎み
汚れた心を
神に投げつけるでない

人は許せ
人は愛せ
どうしてもつらくて
それができないのなら
心を離し
神に預けよ

ひどい目にあわされて
恨みを晴らしたいと
思う心は苦しい
魂が憎悪にねじれて
人間を
暗い地獄に落とす

恨みや妬み
憎しみに
心を汚すでない
つらい目にあわされたのなら
神の前で泣け
神がともに泣いてやろう

恨みを超え
憎しみを超え
高い愛の光で
心を洗い
許しあう未来のために
勉強を始めよ

アークトゥルス・８２

世の中は
変わらないようでいて
奥底で
激変している

神が
方針を変えられたからだ

自分というものから
逃げ続け
愛ではないことにはまり込む
馬鹿者を
神はもうお許しにならない

それらは
狂った芋虫のように
この世を食い荒らし続け
悔いることもせず
いつまでも無知の闇に安住し
けして目覚めようとしないからだ

ゆえに神は
すべての馬鹿者を
排除なさる

永遠に
嘘で生きるつもりかという
問いを
人間の魂に投げかけ
それにNOと言わないものは
すべて切り捨てられる

今
すべての人間が
神に試されている
そのことを自覚し
自分の生き方を
見つめなおしなさい

ラーン・４３

忘れたい記憶の箱に
心を置き去りにして
仮面の自分を生きていく

あなたは
本当の自分の
良心に釘を刺し
嘘で作り上げた
幻の栄光をとった

闇を放つ
人工太陽の
まがまがしい明りに
照らされて
あなたの目は
堕落の闇に
吸い込まれてゆく

糞のしみ込んだ
汚いガラスで
人形のような自分を作り
それに黄金のドレスを着せて
嬉しそうに衒う
かわいそうな馬鹿者よ

もうあなたは終わるのか
永遠に
嘘で生きていくつもりだと
閉じた唇の中で
言い放つのか

偽りの
栄光のライトを浴びて
うれしそうに笑う
あなたの目から
闇のように黒い
涙が流れてくる

それは
あなたが殺した
あなた自身の
血の涙なのだ