月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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フェクダ・17

2021-08-31 05:36:52 | 詩集・瑠璃の籠

人が
自分にないものを持っているのは
当たり前なのだ

それをうらやましがって
盗んで自分にくっつけるのは
あまりにもおかしな馬鹿なのだ

自分にも
人にはないよいものがある
それを見ようともせず
単純に自分より人がいいと思い込み
自分を馬鹿にして
人をかぶって生きる

それがいかに愚かなことであるか
もう何もわからない年でもあるまい

馬鹿なことをして
嘘をつき続けてきた自分が
あまりにも痛いものになっているのが
つらくてたまらず
あなたはまた嘘をつき続ける
そしてまた自分が馬鹿になる

もうそろそろやめなさい
逃げ続けてきた自分の真実を
正面から受け入れ
本当の自分に戻るのだ

他に誰ひとりとして同じものはいない
ただひとりの自分に

神が創られたそのままの自分を
素直にまっすぐに生きるだけで
あなたはすばらしい幸福に恵まれるのだ




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ゲンマ・69

2021-08-30 05:34:27 | 詩集・瑠璃の籠

馬鹿どもは自滅する

彼らは自分よりよいものをみると
それが欲しくてたまらなくなる
そして平然と盗み
美しいもののふりをして
すべてをだまそうとする

それをやりすぎて
やりすぎて やりすぎて
とうとう自分を壊し
人間ではないものに落ちる

人間ではないものは
もう人間世界にはいられない
彼らは故郷を追い出され
永遠の徒労の荒野をさまようことになる

すべては
自分というものをいやがり
他人の自分ばかり欲しがって
あらゆる人間をつぶしてきたからだ

汚いことをしすぎると
悪いことをしすぎると
自分というものが壊れてしまうのだと
深く学びなさい
そうなればもう取り返しはつかないのだ

壊れた自分を抱いて
激しい後悔にさいなまれながら
永遠を生きていかねばならない




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シェダル・19

2021-08-29 05:29:30 | 詩集・瑠璃の籠

もうすぐ終わる
こんな世界は

馬鹿が嘘を塗りたくった
こんな世界は

人間は
自分がつらかったのだ
あまりに愚かなことをしてしまったからだ
そんな自分を忘れたくて
嘘で作った自分をかぶり
永遠に自分をごまかしていこうとしたのだ

馬鹿なことをしたのなら
正直にそれを謝り
勉強をしなおしていくのが
よい人間の務めなのだが
馬鹿はそれを嫌がり
嘘と盗みをやって
簡単に自分をいいものにしようとしたのだ

それをやれば
本当の自分が
どんどん汚いものになっていくというのに

人間の愚かな嘘ばかりが膨らんで
この世はまことに痛いものになっている
進化の段階を上がる
この時になっても
馬鹿はまだ嘘で自分をごまかそうとする

嘘で
進化した人間の真似をして
全部をごまかそうとする

もうやめなさい
みっともない真似は
本当によい人間になりたいのなら
厚く着込んだその嘘を全部脱ぎ捨て
本当の自分に戻るのだ

神は
馬鹿が嘘を塗りたくった
この世界を
本気で清めようとなさっている

その指に
冷たくはじかれる前に
すべての嘘をやめ
正直な自分に戻るのだ




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レサト・5

2021-08-28 05:22:45 | 詩集・瑠璃の籠

潮が引くように
幸せが逃げていく
あなたが嘘で作った
幸せな人生が陰ってゆく

すべてを逆さまにしていた
悪魔のつっかえ棒を
神が取り払うからだ

永遠に隠しておきたかった
あなたの真実があふれだし
あなたを本当の故郷へと押し流す
もう逃げることはできない

人を馬鹿にし
嘘と盗みをふんだんにやって
いい人間をつくり
それをかぶって生きていれば
すべてをごまかせるはずだった

本当の自分というものを真似して
たとえようもないよい人間を作り
それを本当の自分にしたかった
嘘をついている嫌な自分など
永遠に忘れて

愚か者よ
時限爆弾のスイッチが入るように
あなたの本当の自分がうごめきだす
永遠に逃げ去ろうともがいていた
あなたの業があらわになる

借金を払えという
神の使いが
あなたの首根っこを押さえ
遠い本当の故郷へと連れ去る

夢のような幸せは影と消え
あなたの本当の人生が
始まる




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テッラ・17

2021-08-27 05:14:54 | 詩集・瑠璃の籠

この世のすべてのものは
神の努力のたまものである
何もかも自然にできたわけではない

美しい山や川
緑の森
大海原
駆け巡るいのちたち
永遠に輝く青い地球

すべてを神は創った

小さな魂たちが
この世で美しい生を営む
そのことのために
神は今もあらゆる努力をしている

大地を転がし
光を与え
すべての季節の約束を守るために

億年の試みを尽くし
すべてを創り
すべてを与えた神の
尊い勲をほめたたえよ

地球の神々こそが
この世界のすべてのものを
愛し導いてくれる
すばらしい神なのである




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トリアングルム・46

2021-08-26 06:09:00 | 詩集・瑠璃の籠

人が悪の道に迷うことを
神はもう許さない

人を盗み神を盗み
純情な人間に見せかけた
偽物の自分を生きている馬鹿を
神はすべて排除する

嘘で固めて
きれいな自分をつくり
それで永遠に自分をごまかそうとする
馬鹿はもう
神の世界にいることはできない

もはや十分に時は満ちた
天使が終了の笛を吹いてから
たっぷりと時は過ぎた
それでも馬鹿は嘘を生きようとする

もはや十分に待った
待ちすぎた
この期に及んでも
まだ悔い改めぬ馬鹿は
まとめてこの世を追い出す

この世に繁茂した嘘の大群を
神はすべて排除する
そしてこの世を
きれいに清め上げる

もはや悪に迷うことは許さない
これからも神の世界に住みたいと願うならば
今すぐにすべての嘘を捨て
本当の自分に戻るがよい




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ゲンマ・68

2021-08-25 05:32:15 | 詩集・瑠璃の籠

月の子の
白き飴を撒き
この世を救え

月の子は
すべてを救える
尊い飴をなした

よき人にも
人を落ちたものにも
飴の救いは教えられる

自分自身こそが
自分を救える
素晴らしい救い主なのだと

愛こそが
すべてを幸福に導く
黄金の船なのだと

月の子の白き飴を
喜び
受け取るものよ
おまえは永遠に幸福だろう

月の子の白き飴に
苦い顔をし
ためらうものよ
おまえは永遠の砂の荒野に落ちるだろう

どちらにも平等に
飴の救いは教えられる
よきものにも
あしきものにも
配られている




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アンドロメダ・31

2021-08-24 05:13:26 | 詩集・瑠璃の籠

人間の作った悪の地獄を
神は永遠に封鎖する

もう二度と
悪いことをしてはならない

神のこの決断に
逆らえるものはいない
逆らうものは
ことごとく排除し
永遠の黄昏の荒野へと
追い出す

この世は愛が支配する

万年の間
神は悪人の悔い改めを
待ち続けた
だがもう待つことはしない
神の大忍耐が擦り切れるとき
愛は消えるのだ
消えたものはもとにはもどらない

悪に驕り
愛を愚弄し続け
おのれの幸福のために
すべてを奴隷にしようとした馬鹿者よ
神はおまえを見捨てる
愛ではないものとして
おまえを拒否する

永遠の黄昏の荒野をさまよい
二度と帰ってくるでない




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シェダル・18

2021-08-23 05:03:45 | 詩集・瑠璃の籠

もうそろそろやめなさい
自分をごまかして生きるのは

あなたは本当の自分を忘れ 
何か別のものになりたくて
魂を薄闇の中に迷わせているのだ

嘘も本当もはっきりとわからない
ぼんやりとした薄闇の中で
あなたは永遠に
自分をごまかして生きるつもりなのか

もうやめなさい
上手に作った嘘を衒うのは
そんなことをやればやるほど
本当の自分が
みじめに縮んでいく

馬鹿なことをした馬鹿なやつだからと
自分を奥に押し込めている限り
あなたの自分はどんどん馬鹿になってゆく

もうすぐ愛の太陽が昇る
それはあなたの魂が着込んでいる
嘘の薄闇を吹き払い
光の中に
あなたの真実の姿をあらわにするだろう

本当の自分に嘘をかぶせ
違う自分になろうとしていたことが
どんなに滑稽なことだったかを
暴くだろう

もうやめなさい
もうわかっているはずだ
それが本当の自分ではないことが

新たな時代の光を浴び
偽物の自分を打ち捨て
本当の自分の力を信じ
大空に伸び上がってきなさい

あなたが今軽蔑している
本当の自分の中にこそ
すべてを救える
人間の真実があるのだ




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スピカ・57

2021-08-22 05:17:44 | 詩集・瑠璃の籠

もう嘘をつくのはやめなさい
なりたい自分などというものは
本当の自分ではない
恥ずかしいことをした自分を
丸ごと忘れて
どこかから盗んできた自分を着て
他人も自分も丸め込もうとする
いやらしい嘘なのだ

内部で荒れる矛盾を隠して
表向き清らかな自分を
装えば装うほど
あなたは醜くなる
本当の自分がどうしようもなく
みじめに疲れてゆく

もうやめなさい
本当のあなたは
そんな人ではない
自分にも他人にも嘘をついて
神をもだまそうとするような
悪人ではない
あなたは本当の自分を嫌がり
逃げることによって
無理やり自分を悪人にしているのだ

本当のあなたは
美しいのだ
すばらしいのだ
ただ心のままに
自分に素直になるだけで
永遠の幸福に入ることができる

その自分を馬鹿にして
なりたい自分などという
馬鹿なかぶりものを着て
いい子になれたつもりでいることは
あまりにも愚かなのだ

もうやめなさい
本当の自分を馬鹿にするのは
本当の自分こそが
あなたを矛盾から救う尊い救い主なのだ
その救い主を馬鹿にすることで
あなたは自分を
永遠の奈落にすら落とすのだ




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