さすがロッテ投手陣の両輪の1人である小林宏、見事な無四球完封勝利でした。
しかも2試合連続完封の快挙で、これで8月は13連勝のまさに夏男です。
本人は序盤は調子が悪かったと言っていましたが、立ち上がりは落ちる球が有効で空振りを取れたために三振ラッシュで一巡目まではパーフェクトピッチングでした。
逆に後半はピンチもありましたが、本人いわく後半は調子が上がってきたとのことですので、プロの感覚と言うか本人の思いと、ファンの見た目はなかなか一致しないものです。
小林宏の投球スタイル、三振はおまけであり精緻なコントロールでポイントを外して打ち取るという意味からすると、確かに後半の方が彼本来の投球ができていたのかもしれません。
味方が失策したときは0点で抑えよう。
成瀬も同じコメントを先日の試合で残していましたが、今日のヒーローインタビューでのこのセリフは他の投手に毎日でも聞かせてやりたいです。
なぜ勝ち星が伸びるのか、なぜ味方打線の援護があるのか、これは試合に臨む姿勢、心構え、心意気と無関係ではないはずです。
この気持ちを忘れずにいれば間違いなく15勝はあげられるでしょうし、来年の開幕投手も確実なものとなるでしょう。
打線の方は福浦が1人で3安打3打点と頑張りましたが、他の打者はイマイチでした。
特に早川とTSUYOSHI、都合3度のバント失敗は猛反省してもらわなければなりません。
3度の失敗のうち2度はヒットを放ったので結果オーライですが、ベンチの戦術通りに動けなかったことはマイナスであることは間違いありません。
バレンタイン監督の采配に抗議の行動なら許します。
彼らへのバントの指示は間違いとは思いませんが、逆に4回の場面でベニーに送らせなかったのは理解できません。
ドミンゴのピッチングの前に初回に得点したものの以降は完璧に近い形で抑えられた展開で、久々の先頭打者の出塁で8番打者なら間違いなくバントさせるべきだったと思います。
次が塀内であること、打者がベニーであり前の打席でヒットを放っていることを前提に考えても、あそこは確実に送る場面であったはずです。
こういった、やるべきところでやらないことが、結果的に「あと1本がでなかった」などという戯言に繋がるのだと思います。
その他にも気になるプレーがありました。
TSUYOSHIの果敢な本塁突入は、あれは私は良かったと考えます。
ドミンゴの緩慢な動きを見てのとっさの判断だったはずで、今回は失敗だったとしても次に繋がるプレーだと思います。
逆に福浦の見事なグラブ捌きに助けられたファーストへの悪送球、これは高橋コーチあたりに雷を落としてもらわなければ困ります。
あとは激突の影響で明日は欠場、なんてことにならないことを願うばかりです。
小林宏のコメントにあった失策、オーティズの悪送球ですが、あれは投げるべきではなかったとの意見もあるでしょうが、私は投げるべきであったと思います。
そもそもあの打球にあのタイミングで捕球しただけでも素晴らしく、彼のスナップスローであれば間に合ったかもしれませんから、むしろ不安視していた守備でも充分いけることが証明できたプレーだったと思います。
今日は今江がスタメン落ち、最後に守備で出てきたので休養日だったのでしょう。
愛人の塀内を起用するにはもってこいの選手起用スタイルです。
明日こそはベストオーダーを期待しますが、バレンタイン監督が采配をとっている限りは期待薄かもしれません。
次期監督は小宮山が有力らしいので、本人は嫌がっても、直ぐにでもコーチ兼任にさせて来季への準備を始めて欲しいところです。
さあ明日は成瀬、負けられません。
いつも通りに鍵は打線の援護ですが、成瀬が投げる試合なら大丈夫でしょう。
気持ちよく千葉マリンに戻れるように、快勝といきたいところです。
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僕もオーティズの失策は痛いですが投げた方が良いですよね。