オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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井口のタイムリーも実らず黒星スタート

2009-04-03 23:57:11 | 千葉ロッテ

 

待ちに待った2009年のシーズンが開幕をしました。
満員御礼が出るほどにファンで膨れあがった千葉マリンスタジアムでしたが、残念ながら逆転負けのスタートです。

今日は先週の木曜日に振替休日をもらってから連続8日目の勤務でしたので、午前中に上がらせてもらって千葉マリンスタジアムを目指しました。
しかしナイターですから当然のごとく時間が早すぎるので、いったん自宅に戻って着替えてからの、自転車での球場行きです。
先日のオープン戦を自転車で観に行ったことで道を覚えたので、前回より早く40分ちょっとで球場に着きましたし、帰りは40分を切りました。
どう考えても電車とバスを使うよりは時間が短くて済みますので、いい運動にもなりますし、今後は自転車通いが定番になります。
とは言え、ナイターの帰りは湾岸道路から千葉街道に出るまでは暗闇を走るだけに、調子に乗ると痛い目に遭いそうなので自重をすることを忘れてはなりません。

やはり開幕戦は特別な日のようで、平日にも関わらずファンが既に大挙して球場に押し寄せていました。
14時の段階で当日券を求める人の列は6冠モニュメントの辺りまで伸びていましたし、マリーンズストアは入場制限をする始末です。
また球団はとにかく今年はロッテ40周年で商売をするつもりらしく、記念グッズのオンパレード状態でした。

今年のロッテの注目は、やはり井口とバレンタイン監督です。
オーティズを切り、根元を控えに回してまで獲得をした井口がどういった結果を残すのか、井口には申し訳ないながらもチームの浮沈は井口にかかっていると言っても過言ではありませんので、トリプル3はともかくとしても昨年のオーティズと根元を足した以上の成績が求められます。
また去就問題がシーズン中にも再燃するであろうバレンタイン監督は、試合前のライトスタンドにやたらと増えたバレンタイン監督がらみの旗や横断幕、そして「BOBBY 2010」というロゴのついたトレーナーだかTシャツだかを着たファンを見て、いったい何を思うのでしょうか。

今日は運良くSS席のバックネット裏のほぼ正面、一塁側の1桁の席をゲットすることが出来たため、試合観戦にはもってこいでした。
ただネットがあるために試合中の写真撮影は封印をし、ロッテの1勝目をマークしたバッテリーである木樽正明と醍醐猛夫による始球式だけで我慢をしました。

肝心の試合ですが、悔しい逆転負けです。
試合展開を考えれば一方的な敗戦であってもおかしくはなかっただけに、逆に何とか勝って西武にダメージを与えたかったところですが、そうは都合よく事は運びません。
エースの清水が打たれての敗戦ですから、仕方がないと諦めることにします。

その清水ですが、5回途中で12安打を浴びての4失点ですから出来が良かったとは当然ながら言えませんが、かと言って数字ほど悪いとも思えませんでした。
ストレートには力がありましたし、ボールに押されるようなファールが目立ち、また6個の三振を奪っていることからも、私は悪いながらもまずまずのピッチングであったと見ています。
ただコントロールが今ひとつで、特にスライダーやカットボールの多くがボールになってしまったことが清水を苦しめ、そのせいかフォークを多投していたようです。
何にせよストライクを取るのに汲々としていた感があり、その分ボールが甘いところに入ってしまったこと、フォークの多投と球数を要したことで5回半ばで球威が落ちたことが、痛恨の細川への被弾に繋がったのではないかと思います。
ですからオープン戦での調子を見ても清水が一昨年のようなことになるとは考えていませんし、むしろ怖いのは今日の敗戦により清水の気持ちが沈んでしまうことです。
かなり気が早いかもしれませんが、次の登板が清水にとって今シーズンを占うのに大きな試合になるのではないか、そう感じた今日のピッチングでした。

清水の後を受けたのは2点ビハインドながら伊藤で、現在の伊藤のポジションを考えれば「まだ諦めていない」ことをアピールするのに最適なリレーであったと思います。
伊藤はその期待に応えて力強いピッチングで、ストレートの四球はいただけませんでしたが、今年も充分に活躍をしてくれる手応えを感じました。
それだけに伊藤の次は松本を使ってもらいたかった、結果論になってしまいますが、あそこで高木が登板をしたことで試合は決まってしまったように思います。
これで最初に浦和行きの切符を切られるのが高木と決まったことを、それだけを前向きに捉えるしかありません。

今日の一番の収穫は中郷でした。
ボール自体にもキレがありましたが、それよりも向かっていく気持ちがマウンド上で見て取れたことが非常に嬉しいです。
気持ちで負けなければ中郷は充分に1軍でやっていける力があると思っていますので、今日のピッチングでバレンタイン監督も中郷を抹消することは出来なくなったでしょうし、小宮山枠との関係が非常に微妙になってきました。
これで小宮山が2軍に行くことになるのであれば今日の敗戦も意味があったと、そう思える日が来ることを祈っています。

打線は井口が真ん中に入ってくる甘い、多分スライダーだったと思うのですが、これを見逃すことなく左中間に移籍後初ヒットを放ち、初打点のおまけ付きでした。
今日は1安打2打点2四球とさすがのところを見せただけに、今後は井口と勝負をせずに次の打者での勝負となるケースが増えてくることが予想されます。
そういう意味では大松と里崎がノーヒットであったことが気がかりで、ただ打てなかっただけではなく考えて打席に入っているのかが疑問に思えるようなオーバースイング、このあたりは明日に向けて修正をしてもらわなければ困ります。
井口を生かすも殺すも大松と里崎次第だということを忘れずにと、電話でもしたい気分です。

ところで今日の敗戦よりも残念だったのは、昨日に突然発表になったマッチカードプログラムの廃刊です。
代わりに発行されることになったのはマリーンズマガジンですが、こちらは月刊ですのでマッチカードプログラムの30冊弱に対して6冊しか発行されません。
マッチカードプログラムは冊数が多いこともあって脇役プレーヤーまで取り上げてくれることが魅力的だっただけに、非常に残念です。
マリーンズマガジンは案の定、team26magazineの様に一部の主力選手のみを取り上げた構成となっており、もしかしたらteam26magazineに取って代わる存在にするつもりなのかもしれず、要は経費削減ということと受け止めるべきなのでしょう。
マッチカードプログラムは新発売のグッズ情報をタイムリーに知ることができるソースでもあったので、そういう意味でも私にとっては痛恨事です。
こうやって地味ながらもじわじわとファンサービスが減っていくのかと、やや気が重くなりながら自転車で帰ってきた今日一日でした。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
西武 0 0 0 0 1 3 0 1 0 5 14

0

千葉ロッテ 0 0 2 0 0 0 0 0 0 2 7 0


◆4月3日(金) 千葉ロッテ-西武1回戦(西武1勝、18時30分、千葉、30,041人)
▽勝 涌井 1試合1勝
▽S グラマン 1試合1S
▽敗 清水 1試合1敗
▽本塁打 ボカチカ1号(清水)、細川1号(清水)

▽バッテリー
千葉ロッテ 清水、伊藤、高木、中郷
―里崎
西武 涌井、岡本真、大沼、グラマン―細川

 

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20 コメント

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Unknown (ウエノ)
2009-04-03 19:19:45
始まりましたね。
今年も鋭い指摘を楽しみにしています。
それにしてもサブローがひど過ぎるw
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さすがは井口♪ (Unknown)
2009-04-03 19:57:26
頼りになります。
ミスターマリーンズを継ぐ男になってください!
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Unknown (セイジン)
2009-04-03 20:18:00
愛媛にすんでるのでTwellvで見てます。
2番福浦もいいかもしれませんね。
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開幕 (Ken)
2009-04-03 23:06:57
今シーズンもよろしくお願いします。
開幕戦はロッテな野球炸裂。
中郷がよかったですね。
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開幕からロッテな野球… (放浪カモメ)
2009-04-04 00:39:48
いよいよ開幕しましたね。
思ったよりも、早川、福浦が元気でしたし、西岡、井口も頼りになりそうです。しかし、大松、サブ、里、将が大ブレーキ!しかもチャンスで返せず、残塁も多い。犠打も盗塁、エンドランも使わず、相変わらずの野球をしています。

守りでは、懸念していた里崎のスローイングがそこそこ良くなっており、肘の不安も大分解消されたようです。
清水直にはエースらしく、もう少し踏ん張ってもらいたかったですが、序盤からヨロヨロしており、結果的に掴まったという感じでしょうか。伊藤はまずまず、高木は簡単に走者を許し、中郷も簡単にバントで送られ、犠牲フライで返される…。まるで、オープン戦ですね。まぁ、それ以降の中郷がまずまずのピッチングをしてくれた事が唯一の収穫でしょうか。

今日は西武の強さとマリーンズの不安要素を見せつけられた試合でした。まさに、今シーズンを占うような展開でしたが、心機一転、明日から一戦一戦、また仕切り直して応援していきましょう。
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Unknown (ティック)
2009-04-04 00:59:02
清水投手は今日は本当に調子が悪かったとコメントしてました。調子が悪いなりに試合をつくり5回までは先発としての役目を完璧にこなしてただけに打線が援護してあげられなかったのが残念です。
ただそんな打線も、オープン戦にまったくあたりが出ていなかった早川選手とサブロー選手にあたりが出た事がが大きな収穫だと思います。そして毎年の課題である無策で終わり残塁の山を築く。投手陣がよほど好調でないかぎり、今年も取りこぼしの多いシーズンになるでしょうね。

今日の印象に残ったプレーは、去年あれだけ盗塁を決めていた片岡選手を刺したシーンですね。球界一の強肩は細川じゃねえ里崎だって感じで格好よかったです。
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さあ!開幕!! (なしもぎ)
2009-04-04 01:05:26
当方も一塁側での観戦でした。今日の井口の働きを見ると、シーズンの浮沈の鍵を握っていそうですね。早川の復調も垣間見れましたので、少々安心です。サブロー下での調整が必要に見えました。中郷はもう一試合押さえれもらえればシーズンでの目処立ちそうです。

あすのコバヒロがどうかな?楽しみです。

オリオンさんの仰るとおり、<2010ボビー>のTシャツ軍団は??です。それにしても寒かった(;_;)
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Unknown (YO)
2009-04-04 01:06:15
去年と似た野球してますね。チャンスであと一押しが足りなくて。
清水は何とか耐えていた感じですが、点が取れない流れで耐え切れなくなった感じですね。
今日の中継ぎ陣の内容を見てると高木が一番マズいですね。
オリオンさんが指摘されてる通りです。
ただ、この1試合で高木が即2軍行きとは限らないですよ。何しろ監督はいろんな意味で策士のボビーですから・・・。

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残念 (富山マリン)
2009-04-04 01:17:55
うーん。
今日はどんな形でも勝ちたかったなぁ…。
清水、細川への一球は完全に逆球でしたね。
結果論ですが、早めに伊藤にスイッチしても良かったかも‥まぁ今日の清水交代のタイミングは難しかったですね。
福浦、体調良さそうですね。今年はやってくれるような予感がしました。凡打の内容も良かったです。
連敗はしたくないですね。小林宏に期待です。
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大松 (king)
2009-04-04 01:39:53
大松の守備はよかったですよね。
4回に2塁を狙ったG・G・佐藤を刺したプレーは、クッションの処理も送球もすばらしかったと思います。
直行も待って出迎えていましたね。
バットでも貢献してくれればなおよかったんですが。
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