今日は珍しくテーマを持って観戦しました。
先日の試合で話題となった西村コーチがきちんと仕事をしているかどうかを観察する、といったテーマです。
結論から言いますと、先日の書き込みでコメントいただいた方からご報告の通り、仕事はしているが判断は遅い、というものでした。
今日もホーム突入の場面が6回にありましたが、西村コーチはぎりぎりまで状況を見極めてから指示を出していました。
その行為自体を間違いとは言いませんが、ランナーはぎりぎりでストップをかけられると足腰に負担がかかりますし、もう少し早めの状況判断をしないとサードコーチャーの責務は果たせないと思います。
そう言えばバレンタイン第一次政権の1995年、既にレギュラーから外れていた西村が満塁のチャンスでフルカウントの場面からサヨナラスクイズを決めた試合がありました。
試合後のバレンタイン監督のコメントは「西村はベテランで経験豊富なので、ボールなら見逃してくれると思ってサインを出した」といったような感じのものでした。
一方でヒーローとなった西村のコメントは、そんな期待を裏切るかのような驚愕なものでした。
どんなボールでも飛びつくつもりだった。
とっさの場面で素早く正しい状況判断をすることができないタイプの人なのかもしれません(苦笑)
さて、今日の試合です。
立て続けにイヤな負け方をした後の大事な試合で先発は清水、重い気持ちで球場に向かいました。
そんな思いを知ってか知らずか、なんとも言い難い今日の清水の投球内容でした。
悪くはありませんでしたが、良くもありませんでした。
とにかく空振りをなかなか取れないというのが今年の清水の特徴で、これはボールにキレがないことが起因しているのでしょうが、粘られた挙げ句に根負けして甘い球を痛打されるのが悪い清水です。
しかし今日の清水は同様に空振りをとることができないまでも、粘り強くコーナーを突くことができていたために大怪我をせずに投げることができました。
後藤のホームランとラロッカのタイムリーは失投の類で、それ以外はまずまずのボールがいっていたと思います。
急にボールにキレが戻るとも思いませんので今年の清水はこういった投球が続くでしょうから、今日のような我慢のピッチングができるかどうかがポイントになりそうです。
その清水が9回途中まで投げてくれたことで、中継ぎ陣を休ませることができたのには助かりました。
ただ粘られたことで球数は相当いっていたはずなので、9回は暫く投げていない高木でいくものだと思っていました。
完投させることで自信をつけさせることが目的だったのかもしれませんが、帰ってから確認したら投球数は146球で投げさせすぎですし、得点を与えたことで明日の試合に微妙な影響がでそうな感じがします。
得点の割には試合時間が短かったのは、7点を取った回以外のロッテの攻撃時間の短さによるものでしょう。
序盤はデイビーのボール球にクルクル空振りを繰り返し、とても点を取れる雰囲気ではありませんでした。
ほとんどが芯に当てることすらできない弱々しい打球で、私の前の席に座っていた5~6人の学生風の集団は殺気だっていました。
それだけに6回の打者一巡の猛攻は意外で、これは今江とTSUYOSHIの2人のおかげだと思います。
まず今江は体を張ったホーム突入で、タイミング的にはアウトの場面でTSUYOSHIまでホームに迎え入れる体当たりスライディングを見せてくれました。
キャッチャーの立ち位置が悪かったのでランナーとしてはああいった突入しかできないとは言うものの、それなりに勇気のいる行為であったことは間違いありません。
実際に今江は衝突の勢いのままにかなり高い位置から左肩を下にして落下しましたので、怪我をしていないかが心配です。
その後もプレーを続けたので大丈夫だとは思いたいのですが、むち打ちなどは翌日に発症するケースがありますので、明日元気にスタメンに名を連ねてくれることを願っています。
またTSUYOSHIは味方がボール球に手を出して凡退する中で、1人だけじっくりと見極めていました。
6回の場面でも際どいコースをことごとく見送っての四球出塁、あれが今日のゲームの最大のポイントだったと思います。
手首痛とのことで昨日スタメン落ちしただけに心配していましたが、やはり彼がオーダーにいるのといないのとでは大違いです。
また、昨日に引き続きオーティズの激走には感動すら覚えました。
あれでデイビーをKOしましたので、途中で緩めることなく最初から最後まで全力で走り抜けた5点目が試合を決めたと言っても過言ではないでしょう。
録画したビデオをバレンタイン監督に送りつけたい左腕からヒットを放った大松の打席とともに、みんなに教えたいナイスプレーでした。
涌井で西武が星を落としましたので、今日の逆転勝利は非常に大きなものとなりました。
逆に言うと明日の小林宏で負けるわけにはいかないわけで、苦手の部類に入る川越をどう攻略するかが注目されます。
幸いにもズレータの調子が上がってきましたので、個人的には下位で第2のクリーンアップを構えて欲しいとは思いつつも、彼に5番を任せればオーティズ・里崎・大松と続く打線は破壊力抜群となります。
そのためにも右腕なのに欠場した福浦の復調が必須となりますので、何とか頑張って欲しいところです。
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清水はこんなものでしょう。9回はばてて打たれましたかこの粘りは次回に生かせるか見ておきたいところです。
明日は小林宏なので負けるわけにはいきません。川越を5回までにノックアウトしたいところです。
今のロッテで2000本安打できそうな人はいるでしょうか?
中継陣を休ませた事が何よりですよ。
あの突入が一気に流れを変えましたね。
暫く不振が続いていた今江の、気合いが見て取れました。
ロッテで2000本安打に近いのは福浦、今日までで1388本です。
今年で1400本まではいくでしょうが、それでも残りは600本弱です。
今年32歳ですから、あと5年レギュラーで130本程度のヒットを毎年打てば到達ですから、ちょっと厳しいかもしれません。
>スポーツ瓦版さん
一番ほっとしているのは川崎でしょうね。
若手投手が台頭すれば、清水や小野はもそろそろ中継ぎなんて話があってもおかしくない調子ですね。
文字通り大嶺が引導を渡す形になるかもしれません。