22 里崎智也 捕手 32歳 年俸1億4000万円
【2008年成績】 92試合 330打数 54得点 86安打 打率.261 8二塁打 0三塁打 15本塁打 45打点 1盗塁 47四死球 92三振 得点圏打率.233
怪我に泣かされたシーズンで、今年の里崎は右肘痛に背筋痛と故障が立て続けに発生し、まともな体調でのプレーがほとんど無いと言ってもいい悲惨なものでした。
そのおかげで決着がついたはずの捕手のレギュラー争いにおいて橋本の急激な台頭を許し、金澤も頭角を現すなど再び戦国時代の到来を予感させます。
開幕早々に右肘に違和感を覚えてマスクを橋本に譲り、暫くはDHで打撃での貢献のみとなった里崎ですが、右肘を痛めているのにまともなバッティングは望むべくもなく、ついには2軍での調整という屈辱を味わうことになりました。
怪我は仕方がないとは言え、何か予兆のようなものは無かったのか、治療に専念するタイミングは適切だったのか、いろいろと考えるところはあったと思います。
キャプテンとしてチームを引っぱらなければならない責任感と、思うようなプレーができない苛立ちと、里崎としては苦悩のシーズンであったでしょう。
だからこそ、里崎が北京五輪に出場したことがどうにも理解できません。
私がペナントレース重視という考えであるということもありますが、そうでなくともチームに貢献した選手が胸を張って日本代表に選ばれるべきであり、上原などもそうですが、チームに迷惑をかけてきた選手に金メダルを目指して頑張りますと言われても、何かしっくりこないところがあります。
里崎としては選ばれたからには万全を尽くしてとの思いで出場したのでしょうが、チームにおける自らの立場を考えればそんなことは言っていられなかったはずです。
プロ野球選手としての本分は何か、もう一度見つめ直して欲しいと思います。
それでも怪我を押してプレーする姿はキャプテンらしいものでしたが、痛いところをかばっての打撃では結果が出るわけもありません。
そのせいか一発狙いが顕著になり、ホームラン数こそ増えましたが二塁打が激減し、得点圏打率の急低下もあって打点も僅か45と昨年のチャンスに強い里崎の面影はどこへやら、やたら堂々と三振してベンチに戻る姿だけが強く印象に残っています。
ああいった強気の態度を私は評価していますが、私の希望する下位打線の里崎ならまだしも、主軸を任されても同じスタイルで臨む柔軟性の無さには困ったものです。
自らバントをする反骨心旺盛の里崎はさすがだと思うのですが、どうも今季は歯車がかみ合わないままシーズンが終わってしまいました。
無理を押して出場したと思われる北京五輪での冷遇や、思わしくない右肘などの状態を考えたのか、WBCには出場しないことを表明したと報道されています。
私にとってはウエルカムな里崎の判断ですが、それだけ里崎やチームが追い詰められた証左でもあります。
橋本が残留すれば里崎もレギュラーとして安穏としていられませんし、もし移籍してしまえば開幕前に金澤が投手陣をまとめるといった危うい状況になります。
出来うれば里崎と橋本が再び競い合って開幕前にチームを盛り上げるような展開になってくれること、来季はその勢いでスタートダッシュに成功してくれることを願っています。
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さすがにWBCの選出は本人から辞退といったことになりましたが、さすがに里崎本人の危機感が感じられますね。
里崎の魅力は、強気なリードに尽きると思いますがレベルの高い投手では通用するが、それ以下の投手の場合での能力の引き出させ方がまだまだでしょうか。
里崎は、ただでさえスター選手が少ない中で、その持ち前のキャラクターでファンにアピールする数少ない選手と思います。ロッテの選手で野球の実力度以上のメディア露出といった貢献度ではNO.1ですね。
プロ野球はお客さんが球場に足を運んでもらって何ぼの世界なので、里崎のようにファンに人気のある選手の評価は野球の評価と同等にに球団は査定に考慮してもらいたいなと思います。
里崎のようにファンとの接点を大事にするように、他の選手も我々との接点を増やしてもらうと嬉しいです。(そこは程ほどにですが・・・)
今度、里崎のディナーショーがあり、トークと歌の披露とありますが、1万2千円(!)君の本業は何なんだ(笑)→こういう感覚大好きです!!
故障は選手の能力を削いでしまいます。
今季の里崎は期待していたので残念でした。
仰る通り北京五輪には出ない方がよかったと思いますが、新井や川崎、稲葉、GG佐藤などが故障をおして出場する中で辞退しづらい雰囲気だった思います。ま、星野のせいですけど…。
問題は右肘の状態がどの程度なのかということですね。サブローや西岡をわざわざ渡米させてメディカルチェックを受けさせるんなら、里崎も一緒に行かせてほしかったです。
それとも、それくらい深刻でもないということならいいですが…。
今季、追い込まれても、どんなに繋いで欲しい場面でも、とにかく引っ張った強引なスイングが目立ったのにはやはり怪我の影響が大きいのかなと思います。
橋本には悪いですが、今季の前半戦の低迷や投手陣の乱調は、調整不足もありますがやはり里崎の離脱が大きかったと感じます。来季は怪我を治し、パNO.1捕手の座を不動のものにしてほしいと思います。
怪我をかばっての出場のせいか、今年は外に落ちるスライダーやフォークに信じられないほど空振りしていましたね。それでも外角高めの速球をバックスクリーンにぶち込むバッティングは魅力です。
来年はWBCを辞退してチームのために戦ってくれるはずなのでキャプテンの奮起に期待します。
V奪回に最も必要なのは里崎です。インコースを大胆につく強気のリード、素早いスローイングなどなど、外角主体の淡白な、かつ盗塁フリーパスの橋本とはこと守りに関しては相当な開きがあると思います。
WBC辞退は大歓迎、肘を完全にして公式戦に臨んで欲しいと思います。ジュニアオールスターMVPの時からロッテのキーマンはサトしかいないと思っています。試合終了後、得意?のノドを披露してくれることを今から楽しみにしています。
トークショーいいですね。どんどんやればいいです。12000円! 内野自由席で約8回観戦できるな、などとセコイことを考えています。
これで里の尻にも火が付くでしょう。
「最終戦でライトスタンドに残ってくれというメッセージボードが出ていたのを見て、凄くうれしかった。
このファンのためにも来年、頑張りたいという思いが強かった。
来年はとにかく監督、そして野球人として尊敬するバレンタイン監督をもう一度胴上げするために結果を残したいと思います」とか。
ボビーの説得が効いたのか。いや家族かな?
競い合いがでて2人とも好成績&金澤などが下からプレッシャーをかけられたら尚更良いのではないでしょうか
なにより怪我しないことですよね
今のロッテに里崎を放出する余裕はないです。
そもそも頭数が足りませんし、人によって見方は違うでしょうが、まだまだリード面では里崎に一日の長があると思います。
里崎のリードも同じボールを続けて要求したり、無意味な高めのボールを投げさせたりと問題はありますが、橋本も外角一辺倒で臨機応変さのないリードは投手の持ち味を引き出せないと私は見ています。
また目立ちませんが、里崎のブロックの巧さは秀逸で、橋本のキャッチングの拙さも合わせて捕手としての総合面では里崎が一歩も二歩もリードしていると思います。
>なしもぎさん
ディナーショーはどうかと思いますが、積極的に試合後にファンに顔を見せるなど、ファンサービスが里崎の持ち味ですね。
ああいった動きをしてくれるとファンは当然ながら支持しますから、人気者になるのも当然です。
またキャプテンを任されるわけですから、チーム内でも積極的な言動ができる稀有な存在であると思われます。
福浦あたりが引っ込み思案なだけに、昨年の小林雅への発言など過激なところもありますが、そういう点でもチームには必要な人材だと思います。
>富山マリンさん
確かに何で西岡とサブローだけ米国でのメディカルチェックなんだろう、とは思います。
怪我をしている選手は里崎だけではなく、小林宏やシコースキーもそうですし、不公平感がチーム内に蔓延しないかが心配です。
他の選手はそれほどのこともない軽症であればいいのですが、仮にそうであってもいい気持ちはしないでしょう。
>伊予カモメさん
あの狙いが外れたときの気持ちがいいぐらいの空振り、見事としかいいようがありません。
ただああいったバッティングは下位なら恐怖感もあっていいのですが、クリーンアップでやられると目を覆いたくなります。
里崎の課題はこのあたり、打順に応じた打撃ができるかだと思います。
>takaさん
結果的にはDHで出場し続けたことが復帰を遅らせたのだと思いますが、開幕直後は打撃陣が超低空飛行でしたので、里崎を外せなかったのだと思います。
これは昨年の骨折したズレータも同じで、不調だった清水や小林宏らも同じ、ベンチの決断の鈍さで結局はチームに迷惑をかける選択となってしまったことが残念でなりません。
>タールさん
やはり冷静に見れば捕手としての能力は仰るように里崎の方が優れていると私も見ています。
ただその里崎をして不可解なリードもありますし、橋本の台頭という尻に火がついた状況は里崎にとっても貴重な成長のきっかけになると思います。
その成長を手助けするコーチに人がいないのが困りものですが、私の想定では再来年には古田ヘッドコーチが就任予定ですので、そこで一段の成長をしてもらいましょう。
>miyorinさん
冷めた見方ですが、残留すると決めたら来季にプレーしやすいコメントを残すのは当然だと思います(笑)
現実的には今日の記事に書いたような、橋本と球団の打算による決定の引き延ばしに過ぎないのではと、これまた冷めた見方をしています(苦笑)
>YUKIさん
仰るとおりで、橋本と里崎の正捕手争いに目を奪われるであろう来季ですが、金澤をきっちりと育てる起用をすることも重要だと思います。
金澤がマスク、里崎がDH、橋本がベンチというような試合が来季になければ、行く末は暗いでしょう。
逆に、怪我を治して万全のスタートをきれれば、
かなりのところまでいくと思います。
最初のパーカーを型落ちで購入したくらいですので
(苦笑)、期待してます。