オリオン村(跡地)

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2008年通信簿 51 植松優友

2008-12-07 03:20:38 | 千葉ロッテ

51 植松優友 投手 19歳 年俸600万円

【2008年成績】 E 7試合 0勝1敗0S 防御率10.66 12回2/3 22被安打 3被本塁打 11与四球 0与死球 12奪三振

唐川をライバルと宣言して臨んだルーキーイヤーでしたが、ものの見事にプロの壁に弾き返されてしまいました。
ライバルには大きく差をつけられてしまいましたが、しかしそんなことを気にする必要はありません。

球団の期待は大きく2軍でも開幕早々に起用された植松でしたが、そこで滅多打ちにあったことで今年が決まってしまったと言ってよいかもしれません。
自信を持っていた中でのKOでしょうから悩みもしたでしょうし、結果が出ない自分に苛立ちも感じたでしょうし、同期の唐川や阿部がチャンスを与えられて結果を残していく中で自分には出番すらないことに焦りもあったでしょう。
しかし長いプロ野球人生を考えれば2008年という1年間などは一瞬のことで、この1年間で何を学んだかを意識できれば充分であると思います。

ピッチングとしては被安打、与四球ともにイニングを考えれば多すぎますから、ボールの力もキレもコントロールも足りていなかったのでしょう。
しかし体つきなどは社会人ルーキーの服部よりもがっしりとしていますし、奪三振の数を見れば素質も魅力もたっぷりであることがわかります。
確か植松は高校に入ってから本格的に投手に転向したはずで、まだ投手としては4年ほどしか経っていません。
それでもプロに上位で指名されるわけですから伸びしろも伸び率も大したものであるわけで、プロ入り後の成長にも期待してよいと思います。
そのためには体つきだけではなく内面をも鍛え上げるとともに、来季は打たれても使い続けて経験を積ませることが重要です。
もちろん打たれることで精神的に参ることもあるでしょうからメンタルケアも欠かさずに、2軍としての主力の扱いをすれば、再来年には1軍でデビューできるぐらいの足がかりを掴む1年になると、来季の植松には期待をしています。


【オリオン村査定】 600万円 → 600万円 (±0%)

 

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6 コメント

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Unknown (taka)
2008-12-07 09:58:26
今年1年の結果なんて気にすることないですよね
高校時代に中田に強かったので将来の中田キラーとして期待です
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期待! (タール)
2008-12-07 11:46:12
植松、木村、坪井のうち2人出てきてくれればロッテの将来はバラ色ですけどね。来期後半には中田との対決が見たいものです。

先般、早大の試合を見る機会があったのですが、大石というのはいい投手と思いました。再来年のドラフトですが、マークですね。
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中田キラーから本格派左腕へ (放浪カモメ)
2008-12-07 15:37:30
植松ですか。
金光大阪高校時代に大阪桐蔭の中田を13打数無安打にした投手でしたね。確か、中学時代は一塁で、高校に入ってから投手に転向したはず。直球とスライダーはプロ級と言われていましたが、ものの見事にプロの壁に跳ね返されてしまいましたね。しかし、いい経験を積んだはずです。高校時代の華やかな活躍とプロの世界の厳しさのギャップを経験し、一回り精神的に成長できたのではないでしょうか。

課題は、直球、スライダーが主体の投手ですが、直球系以外のシンカー(スクリュー)やフォーク、チェンジアップなど緩急が付けられ、自信を持って投げられる球種を確実に一つは習得して欲しいものです。変化球の基本である(スロー)カーブでも構いません。
後は、心身共にスタミナ面でしょうね。一年を戦える体力、気力を充実させる事。これは、実戦を積まなければなかなか付きにくいものですから、まずは2軍できっちりと基礎体力・気力を身につけて欲しいと思っています。

すぐに大成するのは、なかなか難しいとは思いますが、本人は粘り強く、コーチは温かく見守ってあげて欲しいものです。
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お返事 (オリオン)
2008-12-07 21:45:10
>takaさん
まだ始まったばかりのプロ野球人生ですから、結果を気にするには早すぎます。
自分の思ったようなボールを1球でも多く投げられるようにすること、地味ですがそこから始めてもらいたいと思います。

>タールさん
むしろ斉藤よりも評価が高いともいわれている大石ですが、今年は怪我もあって不本意なシーズンだったみたいです。
でも150キロを越えるストレートで空振りを奪えるピッチングは魅力的で、今秋のように抑えでの起用が向いているのかもしれません。
ただ気になるのは低迷が続いている東京六大学の野球のレベルで、成績を額面どおりに受け取っていいかどうかは微妙に思います。
松本、上本、細山田あたりが1軍でどの程度の結果を残せるのかが、斉藤や大石らの力を計るいい材料になるのではないかと見ています。

>放浪カモメさん
相方の中田も果たして1軍で活躍できるのは何年後かという感じですから、植松には脱中田を目指してもらいたいと思います。
そんな話題よりも自らの足元を固めることが大事なのは仰るとおりで、何かこう植松ならこれみたいな武器を見つけて欲しいですし、相手よりも自分を見つめてのプレーをしてくれればと、そう願っています。
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再来年のドラフトなら (hiro)
2008-12-08 00:12:33
穴目で、中大の沢村がものすごい可能性を感じさせるのです。荒削りもいいとこなんですけど、とにかく、ストレートに力があるので、今は、抜く変化球をどこまでマスターできるかに取り組んでいるようですが。

来年は高校生に割りと評価の高い選手が多く、再来年は大学生投手という感じですかね。

そのころに植松も、そうしたバリバリに注目されて入ってくる選手にプロの違いを見せつけられるくらいになっていて欲しいものです。
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お返事 (オリオン)
2008-12-08 21:28:44
澤村ですか、見たことがないのでよくわからないのですが、確か大学野球選手権か何かで150キロぐらいのボールを投げた投手ですよね。
速いボールを投げられることは才能ですから、順調に成長してもらいたいものです。

仰るように再来年は大学生に目玉が多そうです。
中大では鮫島の人気が高いようで、世代的にもロッテとして指名してもよいと思います。
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