嶋のリードにも助けられたデスパイネの先制タイムリーはお約束の初回無双、しかし立ち上がりからストレートに威力のあったスタンリッジはヒットを打たれながらも粘りのピッチングでしたが五回あたりからふらつくのもお約束、球数も多かったことで六回から継投になるかと思っていました。
自分であればそうしましたし、ただ中継ぎ陣が離脱者続出でそこまで踏み切れなかったのも当然と言えば当然、その懸案の六回は先頭打者の打球は痛烈ではありましたが体で止めるのではなくグラブだけで捕球をしようとした高濱の「エラー」に速攻でマウンドに向かった田村の慰撫も空しい炎上です。
それでも七回を投げさせたベンチの思いに応えたスタンリッジはQSの2失点、瞬間湯沸かし器はどうにかしたいですが、一義的には打線の問題でしょう。
お互い様ではありますが二桁安打で2得点は寂しい、先頭打者が出塁をしてのバントとベンチは何とかして得点を重ねようとの采配でしたが選手が踊らず、福浦の代打も実らずです。
田村が右方向にらしいヒットを久しぶりに放ったのが材料か、せっかく左腕にスタメンのチャンスだった高濱は次もと思わせるスイングではなく、ハードラックが続いた井口は気の毒ではありましたがいずれも差し込まれていたのもまた現実、やはり一朝一夕でどうこうなるものでもないのでしょう。
また藤田もそうですがペゲーロに打たれまくるなど同じ打者にやられるのはもう病気なのか、これまた分からないでもないですが南、益田はリードをしている展開に限定をしてもらいたく、秋口にトンボはまま見ますが珍しいセミの鳴き声だけが耳に残る逆転負けでした。
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◆8月9日（火） 千葉ロッテ−楽天17回戦（ロッテ10勝7敗、18時15分、QVCマリン、19,010人）
▽勝 西宮 26試合3勝
▽S 松井裕 43試合1勝3敗22S
▽敗 南 43試合2勝3敗
▽バッテリー
千葉ロッテ スタンリッジ、南、李大恩—田村
楽天 塩見、西宮、ミコライオ、松井裕—嶋
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