オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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悪い試合では、ない

2016-05-02 00:50:04 | 千葉ロッテ

 

負けたのですから当然に悔しいのですが、しかし全試合に勝てるわけでもなく、そして悪い試合ではなかったと思います。
5月の初日にして同じ投手と三度目の対戦、しかもそれが大谷ともなれば巡り合わせを呪うしかないものの、本人が乗り切れないことがあるにせよ3戦1勝1敗、試合としては2勝1敗ですから昨年のCSからの流れそのままで、苦手とは言わずともイヤな雰囲気は植え付けられたでしょう。
いきなりの大量失点で一方的な試合になってもおかしくはなかったところでの怒濤の反撃、これまでと同じくワンチャンスしか活かせないのが限界ではあるものの、力押しのピッチングから変化球主体に組み立てを変えざるをえなかったわけで、ロッテを相手にこれではいずれにせよメジャーなどは時期尚早です。
そして2点ビハインドで益田らの投入、ではなくプロ初登板の東條の起用は結果的に試合を壊しはしましたが、長いペナントレースを考えれば正解だったと思います。

今日は千葉テレビ45周年記念のイベントデーで、解説者として仕事をしていることでの繋がりなのでしょう、久しぶりの藪田です。
始球式は2球目に岡田に右中間に運ばれて苦笑い、はお遊びが過ぎたような気がしないでもなく、連勝中に浮かれ気味かなと自戒もしています。
先日のラスボスのお相手に続いての里崎はこれがSAとしての仕事なのか、また講演や執筆なども忙しいようで、現場復帰はまだ遠いのかもしれません。

今日はサンデー祐太の乱調が全てでした。
決め球のフォークをカットされて攻め手を失い、琉球カーブもどこへやら、根負けをして甘く入ったところをこれでもかと言うほどに芯に捉えられての1回0/3で5失点のKOは自己最短とのこと、立ち上がりは逃げずの姿勢が見られましたが徐々に気持ちが弱まったのか、結局は四球が命取りとはいつものことです。
今日も2併殺に見逃し三振の中田にあそこまで運ばれたのですからボールに力も無かったのでしょう、ただ陽岱鋼の打球は岡田であれば捕って欲しかったのが本音、正面の打球は難しいのでしょうが逆方向に踏み出した出遅れからして岡田レベルであればエラーに近いのではないかと、レアードの打球も角中の反応が遅れましたし、どちらも痛烈な打球でしたから大嶺祐に帰結はするのですが、それでもたらればを語りたくもなります。
当然にこれで浦和行き、かと思えば伊東監督は次が最後、とコメントをしたようで、中14日ながらも浦和も含めた調整登板をさせなかったことへの後ろめたさでもあるのか、あるいは中3日で6番手の出番を無くすつもりなのか、個人的には中継ぎで腕をしっかりと振ることを意識させる起用がよいのではないかと思います。

二回からの継投はしんどいことになるかと危ぶまれましたが、各投手の頑張りとベンチの決断で落ち着きを取り戻しました。
藤岡は3回無失点、服部ばりにどこを見ているのかが気になりますが、ストレートに力があることで緩いボールが活きてきますので今季はこのまま中継ぎでいきましょう。
同じく6年目にしてようやくストレートに力が戻ってきた南には相手も面食らっているでしょう、昨年までとは完全に別人、学生時代を知っている身からすればフォークよりもカーブを有効に使えないかとも思うのですが、まだ上手く制御できていないようです。
そしてプロ初登板の東條は2イニング目に制球を乱して自滅となりましたが、テイクバックが深く、沈みながらの軌道は打者は見づらいのではないかと思います。
ただ140キロ台前半の数字が出ていたストレートが、その数字ほどには感じられませんでした。
そして香月良、こうして写真に撮ってみれば独特なフォームなのが分かりますし、東條などもそうなのでしょうが、工夫の跡なのでしょう。
よほどに背筋に力が無ければこのフォームは維持できないでしょうから、昨年にプチブレイクをした苦労人、一年で終わらないよう頑張ってもらいたいです。

打線は大谷を追い詰めはしましたが、追い詰めきれずに大魚を逃しました。
それでも150キロオーバーのストレートを力負けせずにはじき返したデスパイネ、ナバーロはさすが、あの一打席目にバットのグリップを主審、捕手の向こうずね辺りにコツン、とぶつける儀式が激しく気になりますが、これでまた変化球攻めになるのでしょう。
恐怖の九番打者になりつつある根元も変化球をもう少しでスタンドイン、まだまだ元気なところを見せてくれたのが喜ばしいです。
気になるのは角中のバットが下から出てポッピーには至らないまでも有利なカウントからのフライが目立つこと、結果が欲しいのは分かりますが吉田がボールを追いかけるスイングになっていること、また初回は中村に送らせるべきだったかなと、八回の前進守備も傷口を広げました。
昨日までの強風があればもっと大谷が四球病を発症してくれたのに、なんてのは他力本願、いずれにせよ満員のスタンドを前にしてなかなか勝てません。


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◆5月1日(日) 千葉ロッテ-日本ハム9回戦(ロッテ5勝4敗、13時、QVCマリン、29,672人)
▽勝 大谷 6試合1勝2敗
▽敗 大嶺祐 5試合1勝2敗

バッテリー
千葉ロッテ
 大嶺祐、藤岡、南、東條、香月良―吉田、田村
日本ハム 大谷―大野

 

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