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映画音楽史(21) 『巴里の空の下セーヌは流れる』 1952年公開

2014-01-09 00:17:36 | 映画音楽


『巴里の空の下セーヌは流れる』 Sous le Ciel de Paris Coule la Seine (仏) 1951年制作
監督 ジュリアン・デュヴィヴィエ
音楽 ジャン・ヴィネル
主演 ドニーズ … ブリジット・オーベール
    マリー … クリスティーヌ・レニエ
    マチアス … レイモン・エルマンティエ
    エルムノー … ジャン・ブロシャール
    バルタザール … マルセル・プランズ
    ジョルジュ … ダニエル・イヴェネル
    ペリエ夫人 … シルヴィー
    ミッシェル … ピエール・デタイユ
    コレット … マリー・フランス
    歌手 … ジャン・ブルトニエール
    狂言回し … フランソワ・ペリエ
主題歌 巴里の空の下 ( Sous le ciel de Paris ) 唄・ジャン・ブルトニエール

セーヌ河口区の巴里の街が主人公で、巴里200年祭を記念して作られた群像劇映画。
「巴里っ子はこの今も運命の歯車が回っている事を知らない。 さぁ見ていこう。すべては運命が決める」
という狂言回しの台詞で巴里の24時間の人生縮図が始まる。
モデルのマリーと恋人の落第医学生ジョルジュ、マリーを訪ねて巴里に来た娘ドニーズ、
占い師のバルタザール、殺人鬼の彫刻家マチアス、今日が誕生日の工員エルムノー、
猫好きの老婆ペリエ、勉強ができなくて樽男が怖い八百屋の少女コレットとその友達のミッシェル。
彼等を中心に、それぞれの悲喜こもごもの運命が展開していく。
そんな人々の一日の出来事を大都会巴里は何事もなかったように呑み込んでゆく。

主題歌の『巴里の空の下』はジャン・ドレジャックが作詞、ユベール・ジローが作曲。
言わずと知れたシャンソンの名曲中の名曲で、エディト・ピアフ、イヴ・モンタン、ジュリエット・グレコなどの
大御所の持ち歌となっており、一方でフランク・プウルセルやミシェル・ルグランの演奏も定盤です。
さらには、フレデイ・バルタのアコーデオンソロも捨てがたい名演と言えるでしょう。
映画では、ストライキ中の工場から仲間の許可を得て門外に抜け出した工員エルムノーの誕生パーティーで、
場を盛り上げるために呼ばれた歌手ジャン・ブルトニエールが唄っています。

Sous le ciel de Paris
S'envole une chanson
Hum Hum
Elle est née d'aujourd'hui
Dans le coeur d'un garçon

↓は映画『巴里の空の下セーヌは流れる』からジャン・ブルトニエールの唄 YOUTUBEより


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