港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


献立は…  
シネマ・ポップス…ときどきイラスト

『あれこれミニ・ミュージック』

2021-12-31 14:42:02 | あれこれ ミニ・ミュージック

一昨年及び昨年と弊ブログも開店休業状態であったにもかかわらず毎日多数の来訪をいただき
誠に申し訳なく存じます。
持病持ちの老体にさらなる衰えを感じる毎日で、何度もブログを閉鎖しようかと思ったりしていましたが、
気持ちを切り替えて、何とか『港町のカフェテリア』を継続して毎日の活力に変えてみようと思う次第です。
(ボケ防止も兼ねて)

つきましては、明日より『あれこれミニ・ミュージック』というコーナーを設けることにいたしました。
既出の洋楽になりますが小さな放送局になったつもりで、曜日ごとのジャンルで「あれ」と「これ」の
二曲を掲載する予定です。

土曜日 インストゥルメンタル
日曜日 映画音楽
月曜日 ノンジャンル(ジャズ・スタンダードなど)
火曜日 ラテン・ミュージック
水曜日 英米ポップス
木曜日 アルゼンチン・タンゴ
金曜日 ユーロ・ミュージック

いつ途切れるかもしれませんが、元気であれば日々更新するつもりですのでよろしくお願いいたします

 *****

今日は大晦(おおつもごり)、世間は何かとあわただしそう
珍しく、神戸も雪が舞っています…




さいとうたかをさんを偲んで…

2021-12-29 02:18:08 | 絵画・イラスト

いよいよ今年もあとわずか
今年も多くの巨星が失われたた年でした。

このブログでも
 4月23日 ミルヴァ(伊・歌手)
 7月20日 フランソワーズ・アルヌール(仏・女優)
 8月17日 笑福亭仁鶴(日・落語家)
 9月23日 ジュリエット・グレコ(仏・歌手)
などを取りあげましたが、記事にできなかった著名人として他にも
 1月21日 ナタリー・ドロン(仏・女優)
 2月5日 クリストファー・プラマー(英・男優)
 3月2日 クリス・バーバー(英・演奏家)
 5月29日 B・J・トーマス(米・歌手)
 9月2日 ミキス・テオドラキス(希・作曲家)
 9月6日 ニーノ・カステルヌオーヴォ(伊・男優)
 9月6日 ジャン・ポール・ベルモンド(仏・男優)
 9月24日 さいとうたかを(日・劇画家)
などが惜しまれながらこの世を去っています。

中でも、さいとうたかをさんは本来ならばこのブログで取りあげたかったのですが、
折悪しく、訃報記事が重なりすぎたこともあって記事にできませんでしたので
ここにあらためまして、さいとうたかをさんを追悼したく存じます。

  *****

『さいとうたかをさんを偲んで…』

★さいとうたかを (1936.11.3~2021.9.24)



本年9月24日、劇画家のさいとうたかをさんがお亡くなりになられました。
あらためまして心から哀悼の意を捧げさせていただきます。

思えば…
昭和50年代、男子向けの児童漫画は、手塚治虫、横山光輝の両巨頭の作品が主流で、
登場人物はたいてい三~四頭身でした。
しかし、その表現に異論を唱え、さらなるリアル感を追求すべく生まれたのが劇画です。
やがて同志が集まって『劇画工房』が誕生し、雑誌『影』や『街』を舞台として発展していきます。
メンバーは、さいとうたかを、佐藤まさあき、K元美津、山森ススム、辰巳ヨシヒロ、桜井昌一、
松本正彦、石川フミヤス(敬称略)  註・『劇画工房』の後期には水島新司も
当初は、漫画の域を出ない作品も多かったのですが、『影』や『街』で漫画と劇画の違いを詳しく
比較解説する作品も登場するなど、劇画の使命感を強く訴えはじめます。。
外国映画からかなりの影響を受けていたと思われるリアルな写実、コマ割り、光と影の対比など
斬新な語り口で劇画は貸本屋ブームに乗って一気に台頭し始めました。
中でも、優れたデッサン力のさいとうたかを作品はファンからも絶大な支持を得ていました。
さいとう作品の特徴は殺し屋を主人公にした殺伐としたハードボイルドの中にもきめ細やかな
情感を漂わせ、特に女性は美しく描き上げるという手法に、当時中学生だった私もそんな作品に
魅了され心の師として仰ぎ、夢中でさいとう作品の模写をしたものでした。
私が描く女性のイラストはさいとう先生の『女性は美しく描け』という無言の教えにより大いに
影響を受けたことは間違いあのません。
また、このブログの私のプロフィールのイラストもさいとうたかを作品の模写の一つでもあります。
 

ついでに当時、私が模写したイラストが何点か残っていますので、ここに貼っておきます。
     



その後、さいとうたかを作品は大人向けの劇画で絶大な人気を得て数々の作品を生み出しました。
特に『ゴルゴ13』はその筆頭格となりました。しかし、その『ゴルゴ13』は門下生やスタッフによって
描かれたプロダクションによる作品なので、本来のさいとう作品ではないように思えてなりません。
今思うに、さいとうたかを作品は劇画工房時代が最も輝いていたと思う次第です。

 

1970年に流行った洋楽といえば (最終回)

2021-12-26 11:26:48 | ポップス

前回に1970年『ユア・ヒット・パレード』と『今週のベストテン』年間順位を紹介しましたが、
1970年には次のような楽曲も流行していました。

『ノックは3回』 ドーン 視聴
『マミー・ブルー』 ポップ・トップス 視聴
『愛のフィナーレ』 ミルヴァ 視聴
『雨を見たかい』 CCR 視聴


ちなみに、偏見に満ちた私のベストテンは以下の通りでした。

1970年私が選んだベストテン
①信じられない ミーナ・マッツィーニ

②二人の天使 サン・プルウ楽団とダニエル・リカーリ
③悲しみの兵士 シルヴィー・ヴァルタン
④哀愁のアダージヨ レイモン・ルフェーヴル楽団

⑤エーゲ海の真珠 ポール・モーリア楽団

⑥雪が降る サルヴァトーレ・アダモ

⑦ひまわり ヘンリー・マンシーニ楽団

⑧雨の訪問者のワルツ フランシス・レイ楽団
⑨あなたのとりこ シルヴィー・ヴァルタン 視聴
⑩カトリーヌ ダニエル・ヴィダル 視聴

   *****

手許の『ユア・ヒット・パレード』の年間ベストテンの資料に基づいて1960年前後に流行したポップスを
今一度振り返りながら検証いたしましたがこれで最終回です。
1955~1970年の間を振り返ってみますと、ポップス界の歴史もその間に大きく変動していました。
1955~1964年の10年間は映画音楽を中心とした大人のポップスにロカビリー、ロックンロールなどの
若い音楽が流行し、その後はエレキギターに明け暮れてビートルズやヴェンチャーズなどの無機質な
音楽が流行しました。
『60年代ポップス』という言葉がありますが、実質的には1964年を境目として全く異質であると感じて
しまいます。60年代ポップス・ファンを自負していた私ですが実際は『昭和30年代ポップス』ファンと
言った方が適切なのかもしれません。

ま、そんなこんなで偏見に満ちた検証も終了です。
お付き合いいただきましてありがとうございました。



1970年『ユア・ヒット・パレード』&『今週のベスト・テン』の年間順位

2021-12-25 13:20:03 | ポップス

1970年『ユア・ヒット・パレード』年間順位
①雨の訪問者 フランシス・レイ楽団

②ふたりの天使 サン・プルー楽団

③明日に架ける橋 サイモンとガーファンクル 視聴
④さらば夏の日 フランシス・レイ楽団 視聴
⑤サークル・ゲーム バフィー・セントメリー 視聴
⑥雨にぬれても B・J・トーマス 視聴
⑦雨のささやき ホセ・フェリシアーノ 視聴
⑧赤いテント サウンド・トラック 視聴
⑨コンドルは飛んでいく サイモンとガーファンクル
⑩マルタ島の砂 ハーブ・アルパートとティファナ・ブラス



1970年『今週のベスト・テン』年間順位
①コンドルは飛んでいく サイモンとガーファンクル

②恋のほのお エジソン・ライトハウス
③男の世界 ジェリー・ウォーレス 視聴
④イエロー・リヴァー クリスティー
⑤悲しき鉄道員 ショッキング・ブルー 視聴
⑥明日に架ける橋 サイモンとガーファンクル
⑦ヴィーナス ショッキング・ブルー
⑧ミスター・マンディ ザ・オリジナル・キャスト
⑨悲しみの兵士 シルヴィ・ヴァルタン

⑨レット・イット・ビー

このコーナーも次が最終回です。

1969年に流行った洋楽といえば

2021-12-24 10:02:56 | ポップス

前回に1969年『ユア・ヒット・パレード』と『今週のベストテン』年間順位を紹介しましたが、
1969年には次のような楽曲も流行していました。

『真夜中のカウボーイ』 ジョン・バリー楽団 視聴
『ハロードーリー』 ルイ・アームストロング 視聴
『ドラマー・マン』 ナンシー・シナトラ 視聴
『トレイン』 1910フルーツガム・カンパニー 視聴
『涙のくちづけ』 レターメン 視聴
『イン・ザ・ゲットー』 エルヴィス・プレスリー



ちなみに、偏見に満ちた私のベストテンは以下の通りでした。

1969年私が選んだベストテン
①シバの女王 レイモン・ルフェーヴル楽団

②雨 ジリオラ・チンクエッティ
③蒼いノクターン ポール・モーリア楽団

④ロミオとジュリエット サウンド・トラック

⑤天使のらくがき ダニエル・ヴィダル 視聴
⑥哀愁のアランフェス レイモン・ルフェーヴル楽団 視聴
⑦愛の聖書 クリス・モンテス 視聴
⑧サン・ホセへの道 ボサ・リオ

⑨マイ・ウエイ フランク・シナトラ 視聴
⑩しあわせの朝 クリフ・リチャード 視聴