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『映画音楽史』の完結

2015-01-21 01:48:47 | 映画音楽

永らくお付き合いいただきました『映画音楽史』ですが、当初申し上げたように私の守備範囲が終了です。
数多くの映画音楽の中で、漏れてしまった作品も多々あって多少気になっているところです。
漏れてしまったものの、どうしても取り上げたい作品があるときは改めて追加記事にするかもしれません。
また、1970年以降の映画はほとんど映画館で観ていませんし、1970年以降の映画音楽にはあまり関心がありませんので、
記事の継続もこれまでです。これにてこのブログでの『映画音楽史』は完結といたします。
最後に、映画音楽史の締めくくりとして『日曜洋画劇場』のエンディング・テーマを取り上げておきます。


↓はクロード・フィリップ・オーケストラ(?)の『ソー・イン・ラヴ』 YOUTUBEより






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映画音楽史(341) 『タンゴの歴史』 1950年公開

2015-01-20 04:41:26 | 映画音楽



『映画音楽史』の終幕にあたり、タンゴ・ファンとして是非とも挙げておきたいこの一本で締めくくりにしようと思います。

『タンゴの歴史』  La Historia del Tango (爾) 1949年制作
監督 マヌエル・ロメロ
主演 ホワン・ホセ・ミゲス
    ビルヒニア・ルケ
ティタ・メレージョ
主題歌 『エル・チョクロ』 ( EL Choclo ) 唄・ティタ・メレージョ

主題歌の『エル・チョクロ』は1903年にアンヘル・ヴィジョルドが作曲し、後にエンリケ・サントス・ディセポロが詞をつけたものです。
映画ではラストシーンの舞台寸劇でティタ・メレージョが唄っていました。

Con este tango que es burlon y compadrito 
se ato dos alas la ambicion de mi suburbio; 
con este tango nacio el tango y como un grito 
salio del sordido barrial buscando el cielo; 

↓はティタ・メレージョの『エル・チョクロ』 YOUTUBEより



また、タンゴ映画としては上記の『タンゴの歴史』の他にも
カルロス・ガルデルの伝記映画 『君を呼ぶタンゴ』 La Vida de Carlos Garde 1942年制作 1953年公開
タンゴ・ミュージカル 『さらば草原』 Adios Pampa Mia 1951年制作 1954年公開
がありますが今回は省略することにします。


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映画音楽史(340) 『夜の門』 未公開

2015-01-19 16:12:48 | 映画音楽



『夜の門』  Les Portes De La Nuit (仏) 1946年制作
監督 マルセル・カルネ
音楽 ジョゼフ・コスマ
主演 ジャン・ディエゴ … イヴ・モンタン
    マルー … ナタリー・ナティエ
    レイモン・レキュイエ … レイモン・ビュセール
    ギー … セルジュ・レジアニ
    エチエネット … ダニー・ロバン
    ジョルジュ … ピエール・ブラッスール
    運命(浮浪者) … ジャン・ヴィラール
主題歌 『枯葉』 ( Les Feuilles Mortes ) 唄・ナタリー・ナティエ

巨匠マルセル・カルネの日本未公開作品で、ナチ解放後のパリを舞台にして運命の糸に操られるように愛し合う男女の悲話。
ジャンはレジスタンス仲間のレイモンが死んだことを伝えるためにレイモン家を訪れたがレイモンは生き延びていて驚く。ジャンは
レイモン一家とレストランを訪れた時にハーモニカを奏でていた運命と名乗る不審者に不吉な予告を受ける。そんな夜、ジャンは
夫との諍いが絶えないマル―に出会い、二人は聞こえてきたハーモニカの音に操られるようにダンスを踊りだす。表に出た二人
は車で駆けつけたマル―の夫ジョルジュに出くわし、ジョルジュは拳銃でマル―を撃つ。ジャンは病院でマル―の死を見届けて
夜明けの道をさまよう。

主題歌の『枯葉』はジャック・プレヴェール作詞、ジョゼフ・コスマ作曲によるシャンソンの代表的な名曲です。元はジョゼフ・コスマ
がローラン・プチ・バレエ団のために作曲したものですが、映画『夜の門』のためにジャック・プレヴェールが詩を付けました。
映画ではレストランのシーンでイヴ・モンタンが口ずさむようにほんのわずかだけ唄っています。また物置のような場所で主役
の二人が踊り狂うシーンでも流れていました。印象としてはイヴ・モンタンよりも浮浪者によるハーモニカやナタリー・ナティエの
唄の方がインパクトがありました。

Oh! je voudrais tant que tu te souviennes
Des jours heureux ou nous étions amis

C'est une chanson Qui nous ressemble
Toi tu m'aimais Et je t'aimais
Nous vivions tous Les deux ensemble
Toi qui m'aimais Moi qui t'aimais

↓は映画から『枯葉』 YOUTUBEより


↓はイヴ・モンタンの『枯葉』 YOUTUBEより



この映画は当初ジャン・ギャバンとマレーネ・ディートリッヒで撮る予定だったのが二人が降りたために仕方なくモンタンに主役が
回って来たようです。その結果、『枯葉』がイヴ・モンタンの持ち歌となった上、駆け出しの新人であった彼を一躍シャンソン界の
帝王、はたまた世界の恋人へとのし上げることになりました。この映画によって彼の生涯を一変させることになったわけですから
これもまた"運命"なのでしょう。


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映画音楽史(339) 『夜のタンゴ』 1941年公開

2015-01-18 17:04:41 | 映画音楽



『夜のタンゴ』  Tango Notturno (独) 1937年制作
監督 フリッツ・キルヒホッフ
音楽 ハンス・オットー・ボルクマン
主演 ポーラ・ネグリ
    アルブレヒト・シェーンハルス
主題歌 『夜のタンゴ』 ( Tango Notturno ) 唄・ポーラ・ネグリ

ポーラ・ネグリがナチ政権下の故国に帰って主演したメロドラマ。
幸福な結婚をした人妻が病で愛児を失い、夫にあらぬ疑いをかけられて失踪する。やがて夜の女になり麻薬に溺れた生活に
落ちるが、誤解をしていたのに気付いた夫に救われたものの彼女は自ら命を絶つ。
(さすがにこの作品は未見です)

主題歌は『夜のタンゴ』はハンス・フリッツ・ベックマン作詞、ハンス・オットー・ボルクマン作曲によるものです。
YOUTUBEに主演のポーラ・ネグリが唄っている映像が残っています。

Ich hab an dich gedacht
Als der Tango Notturno
Zwischen abend und morgen
Aus der Ferne erklang

↓はポーラ・ネグリの『夜のタンゴ』 YOUTUBEより


また、この曲はコンチネンタル・タンゴの定盤としてアルフレッド・ハウゼ楽団やマランド楽団のレコードが有名です。
↓はアルフレッド・ハウゼ楽団の『夜のタンゴ』 YOUTUBEより


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映画音楽史(338) 『駅馬車』 1940年公開

2015-01-16 12:00:58 | 映画音楽



『駅馬車』  Stagecoach (米) 1939年制作
監督 ジョン・フォード
音楽 ボリス・モロス
主演 リンゴー・キッド … ジョン・ウェイン
    ダラス … クレア・トレヴァー
    ブーン … トーマス・ミッチェル
    カーリー・ウィルコックス … ジョージ・バンクロフト
    バック … アンディ・デヴァイン
    ハットフィールド … ジョン・キャラダイン
主題歌 『淋しい草原に埋めてくれるな』 ( Bury Me Not on the Lone Prairie ) 演奏・サウンド・トラック

個性群の配置による明確な古典方式にのっとつた脚本構成とダイナミックな映像により、駅馬車に乗り合わせた乗客たちの様々な
人生を描いた詩情豊かなジョン・フォードの西部劇の代表作で、原作はアーネスト・ヘイコックスの雑誌連載小説。
1885年、アリゾナのトント・シティからニューメキシコのローズバーグまで九人の乗客を乗せた箱馬車が未開の荒野を進んでいく。
乗客は守備隊の夫を訪ねる若妻、賭博師、酒商人、飲んだくれの医者、酒場女のダラスたちで、途中から脱獄犯のリンゴ―が
乗り合わせてくる。しかしアパッチ・ウェルズに到着後にインデアンの襲来を受けた。リンゴ―の決死の活躍でインデアンの襲撃を
かわし、守護隊によって馬車は救われて何とかローズバーグに到着する。そこでリンゴ―は父と弟を殺してその罪を押し付けた
ブラマー兄弟と三対一の決闘に臨み、仇を討ってダラスとともに新天地に旅立つ。

主題歌の『淋しい草原に埋めてくれるな』はアメリカの古い民謡で、これをリチャード・ヘイジンマンがアレンジしたものですが
一般的には『駅馬車のテーマ』で通っています。
映画では馭者のバックの掛け声とともに駅馬車が荒野に走り出すシーンで使われていました。
1962年にリヴァイヴァル上映された時にはラルフ・ハンター楽団の演奏で再ヒットしました。

↓は『駅馬車のテーマ』 YOUTUBEより




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