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旅の友・ポップス編 (60) 『マンハッタンの哀愁』

2017-04-06 12:31:32 | 旅の友・ポップス編

『マンハッタンの哀愁』 モーリス・ルクレール楽団
”Trois Chambres A Manhattan” Maurice Leclerc 【YOUTUBEより】


フランスのマルセル・カルネ監督がニューヨークのマンハッタンを舞台に撮った同名の映画の主題歌です。
マルセル・カルネといえば『霧の波止場』『北ホテル』『夜の門』『天井桟敷の人々』『嘆きのテレーズ』などの
運命の皮肉をテーマにしたいわゆる知的ペシミズムに強烈な心理リアリズムを取り合わせた作風で私の最大に
リスペクトしている監督なのですが、この『マンハッタンの哀愁』に関してはこれまでの鋭さに欠けていて
カルネの終焉を思い知る一編となってしまいました。
映画での音楽はジャズの本場で活躍していたマル・ウォルドロンの作曲によるテーマが流れていましたが
私にとっては公開前に先行してリリースされたモーリス・ルクレール楽団のレコードの方に馴染みがあります。

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2014-10-24 映画音楽史(267)『マンハッタンの哀愁』 1966年公開

弊ブログの映画音楽史を記述した時にはモーリス・ルクレールの動画が見つかりませんでした。
これをアップされた方に感謝です。


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