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1964年 『月へ飛ぶ思い』と『想い出のタンゴ』 ブレンダ・リー

2015-07-19 03:05:33 | 続・60年代ポップス変遷史

”Fly me to the moon” & ”He's Sure To Remember Me” Brenda Lee




1964年9月にブレンダ・リーの『月へ飛ぶ思い(フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン)』がリリースされています。
『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』はバート・ハワードが ”In other words” というタイトルで作詞作曲したラヴバラードです。
当時、ケイ・バラードがレコーディンクしたのですが全くもって売れませんでした。その後、1962年にジョー・ハーネルが
ボサノヴァにアレンジし自らの楽団で演奏、タイトルも『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』に変更すると全米14位まで上昇し
一躍注目を集めました。
日本では本格的なボサノヴァブームに火が付いた1965年にアストラッド・ジルベルトが唄って爆発的ヒットになりました。
この曲も数多くの歌手たちが好んでレコーディングを競演しています。
主だったところでは、アストラッド・ジルベルト、ジュリー・ロンドン、フランク・シナトラ、ナンシー・ウィルソン、ヘレン・メリル、
トニー・ベネット、ジョニー・マティス、サラ・ヴォーン、ダイナ・ワシントン、パテイ・ペイジ…etc.
珍しいところでは、ナット・キング・コール、トム・ジョーンズ、ドリス・デイ、ジュディー・ガーランドなども参戦しています。


Fly me to the moon
and let me play among the stars.
Let me see what spring
is like on Jupiter and Mars.
In other words, hold my hand!
In other words, daring kiss me!

↓はブレンダ・リーの『月へ飛ぶ思い』 YOUTUBEより

今日ではタイトルを『月へ飛ぶ思い』という人は皆無になってしまいましたね。


ブレンダ・リーをもう一曲。


こちらも1964年の年末のリリースですがあまりヒットしなかったように覚えています。
それでも私としては好みの一曲でした。

Oh moon and stars above
Please come down
And let me give your to the one I love
Oh, rain and wind so free
If I could give you to him
He's sure to remember me.


↓はブレンダ・リーの『想い出のタンゴ』 YOUTUBEより