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ライブレポートとCD評

名曲全集 第173回

2022-02-07 08:52:30 | ライブレポート
2022年1月22日(土)

指揮:ユベール・スダーン
チェロ:上村文乃
オルガン:大木麻理
管弦楽:東京交響楽団
於:ミューザ川崎シンフォニーホール

曲目:
チェロ協奏曲第1番イ短調op.33(サン・サーンス)
交響曲第3番ハ短調op.78「オルガン付き」(サン・サーンス)


前日からまん延防止等重点措置が適用されたが、コンサートは予定通り行われた。
14時開演の約30分前に会場に入った。
当日券を発売しており、若干空席があったが、9割くらいは席が埋まっていた。
新型コロナのため、指揮者のピエール・ブリューズ、チェロ奏者のユリア・ハーゲンが来日出来なくなり、変更となった。
昨年はサン・サーンスの没後100年。2021年度シーズンなので、サン・サーンス特集のプログラムをお送りする、とプログラムに書いてあった。
オルガン交響曲は昔から大好きな曲だが、生で聴いた事がなかったので、楽しみにして来た。
チェロ協奏曲は知らない曲だったが、途中で少し眠ってしまった。
チェロ協奏曲の後にアンコールで短いチェロの独奏曲を演奏した。
ハーモニクスを多用した演奏だった。クラシックでチェロのハーモニクスは初めて聴いた。
3階席中央の席なので、パイプオルガンが正面に見える。
しかし、オルガン奏者がオルガンの前に見えないが音が聞こえる。
舞台をよく見ると右側端にオルガン奏者がいた。
2019年にみなとみらいホールで聴いた時はオルガン奏者はパイプオルガンの前にパイプオルガンの向かって座っていた。
あの時はトッカータとフーガでパイプオルガンの独奏なので、あの位置に座っていたのだと思う。
今回はオーケストラの一員で指揮者が見えるようにコントラバスの後ろにいたのだと思う。
トッカータとフーガの時はホール全体に響く音量で、今回もそれを期待したのだが、やはりオーケストラとの共演なので、そんなに大きな音量ではなかった。
ハモンド・オルガンみたいに感じる時もあった。
サン・サーンスは「動物の謝肉祭」が有名だが、他の曲を組み合わせた曲が何曲もあるというのを最近知った。
「化石」が「死の舞踏」と同じメロディだというのは気付いていたが。
「オルガン交響曲」はピアノの連弾もあるんだと今回気付かされた。
オーケストラにピアノ、オルガンと非常に贅沢な編成だ。
このコンサートの後、この曲が頭の中で鳴っている。
機会があったら、また聴きたいな。

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